登録販売者 2022年 中国・四国 問08
問題文
医薬品と食品との飲み合わせに関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 酒類(アルコール)をよく摂取する者では、肝臓の代謝機能が高まっていることが多く、その結果、アセトアミノフェンの薬効が増強することがある。
b 医薬品の代謝によって産生する物質(代謝産物)には薬効があるものがある。
c 食品として流通しているハーブ等の場合は、医薬品と一緒に摂取しても、医薬品の効き目に影響しない。
d 外用薬は、食品によってその作用に影響を受けることはない。
選択肢
1:a:誤、b:誤、c:正、d:正
2:a:正、b:正、c:正、d:誤
3:a:正、b:誤、c:誤、d:正
4:a:誤、b:正、c:誤、d:誤(正解)
5:a:誤、b:正、c:誤、d:正
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食品との相互作用【登録販売者解説】
正解の理由
酒類や食品は、医薬品の代謝や作用に影響することがあり、代謝産物にも薬効がある場合があります。
4は、aが誤、bが正、cが誤、dが誤の組み合わせです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の「他の医薬品や食品との相互作用、飲み合わせ」です。
4は、aが誤、bが正、cが誤、dが誤の組み合わせです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の「他の医薬品や食品との相互作用、飲み合わせ」です。
解法ステップ
- aの「薬効が増強」に注目します。酒類をよく摂取する人では、アセトアミノフェンが通常より速く代謝されることがあります。
- bの「代謝産物には薬効があるものがある」は、薬の代謝で生じた物質にも作用があるかを確認します。
- cの「食品として流通しているハーブ等」と、dの「外用薬」を見ます。食品や外用薬も、医薬品との相互作用から除外されるとは限りません。
- a誤・b正・c誤・d誤に一致する組み合わせを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a:誤りです。
×「アセトアミノフェンの薬効が増強」→ ○「通常よりも代謝されやすくなり、体内から速く消失して十分な薬効が得られなくなることがある」
酒類をよく摂取する人では、肝臓の代謝機能が高まっていることが多いとされます。薬が速く代謝されると、体内にとどまる時間が短くなることがあります。 -
b:正しいです。
代謝産物とは、医薬品が体内で変化してできる物質です。代謝産物に薬効がある場合、作用が強く出過ぎることがあります。また、代謝産物が人体に悪影響を及ぼす場合には、副作用が現れやすくなることもあります。 -
c:誤りです。
×「医薬品の効き目に影響しない」→ ○「医薬品の効き目や副作用を増強させることがある」
食品として流通しているハーブ等でも、医薬品と一緒に摂取すると、医薬品の効き目や副作用に影響する場合があります。 -
d:誤りです。
×「食品によってその作用に影響を受けることはない」→ ○「食品によって医薬品の作用や代謝に影響を受ける可能性がある」
食品との相互作用は、飲み薬だけに限られません。手引きでは、外用薬や注射薬も食品の影響を受ける可能性が示されています。
選択肢ごとの組み合わせを確認すると、1はb・c・d、2はa・c、3はa・b・d、5はdの正誤が正しい組合せと異なります。a誤・b正・c誤・d誤に一致するのは4です。
よくある誤解
- 「食品として売られているものなら、医薬品に影響しない」と考えがちです。ハーブ等の食品でも、相互作用が起こることがあります。
- 「外用薬は体内に飲み込まないから、食品の影響を受けない」と決めつけないようにしましょう。外用薬でも影響を受ける可能性があります。
- 「代謝されると薬の作用は弱くなる」と一律に覚えるのは誤りです。代謝産物に薬効がある場合や、人体に悪影響を及ぼす場合もあります。
補足コラム
食品と医薬品の相互作用では、薬の作用が強まり過ぎたり、弱まったりすることがあります。また、食品中に医薬品の成分と同じ物質が含まれ、医薬品と合わせて摂ることで過剰摂取になる場合もあります。手引きでは、カフェインを含む医薬品とコーヒーの組み合わせなどが例として挙げられています。
FAQ
Q. 医薬品と食品の相互作用は、体のどのような過程で起こりますか?
A. 医薬品の吸収・分布・代謝・排泄の過程や、薬が作用する部位で起こることがあります。
A. 医薬品の吸収・分布・代謝・排泄の過程や、薬が作用する部位で起こることがあります。
Q. 相互作用があると、必ず薬の効き目が強くなりますか?
A. いいえ。効き目が強くなる場合だけでなく、弱くなる場合や、副作用が現れやすくなる場合もあります。
A. いいえ。効き目が強くなる場合だけでなく、弱くなる場合や、副作用が現れやすくなる場合もあります。
関連キーワード: 食品との飲み合わせ、相互作用、代謝産物、アセトアミノフェン、ハーブ、生薬成分

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