登録販売者 2022年 中国・四国 問100
問題文
尿糖・尿タンパク検査薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 検査結果に影響を与える要因として、採尿のタイミングがあり、原則として、尿糖検査は食直前の尿を、尿タンパクの検査は早朝尿(起床直後の尿)を検体とする。
b 尿糖値に異常を生じる要因は、一般に高血糖と結びつけて捉えられることが多いが、腎性糖尿等のように高血糖を伴わない場合もある。
c 採尿は、尿道や外陰部等に付着した細菌や分泌物を含めて検査するため、出始めの尿を採取する。
d 通常、尿は弱アルカリ性であるが、食事その他の影響で中性~弱酸性に傾くと、正確な検査結果が得られなくなることがある。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:正
3:a:誤、b:正、c:誤、d:正
4:a:誤、b:正、c:誤、d:誤(正解)
5:a:正、b:誤、c:誤、d:正
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尿糖・尿タンパク検査薬【登録販売者解説】
正解の理由
尿糖は食後の採尿、尿タンパクは原則として早朝尿。尿は通常、弱酸性です。
正しい組み合わせは4です。各記述は、aが誤り、bが正しく、cとdが誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の尿糖・尿タンパク検査薬に関する項目です。
解法ステップ
- aは「尿糖検査の採尿時期」に注目します。食直前ではなく、食後1~2時間など、検査薬の使用方法に従います。
- bは「高血糖を伴わない場合もある」という部分を確認します。腎性糖尿(じんせいとうにょう)などがあるため、この記述は正しい内容です。
- cは「出始めの尿を採取する」という説明が適切かを見ます。汚れや分泌物を含めるために、出始めの尿を採るという考え方は誤りです。
- dは尿の性質と、検査に影響するpHの変化を確認します。問題文は、どちらも手引きと反対にしています。
選択肢別の誤答解説
a 誤り
尿糖検査では、食直前ではなく、食後1~2時間など検査薬の使用方法に従って採尿します。一方、尿タンパク検査は、原則として早朝尿(起床直後の尿)を検体とします。
尿糖検査では、食直前ではなく、食後1~2時間など検査薬の使用方法に従って採尿します。一方、尿タンパク検査は、原則として早朝尿(起床直後の尿)を検体とします。
b 正しい
尿糖値の異常は高血糖と結びつけて考えられることが多いものの、腎性糖尿のように高血糖を伴わない場合もあります。「尿糖値の異常は、必ず高血糖による」と決めつけないことが大切です。
尿糖値の異常は高血糖と結びつけて考えられることが多いものの、腎性糖尿のように高血糖を伴わない場合もあります。「尿糖値の異常は、必ず高血糖による」と決めつけないことが大切です。
c 誤り
採尿時に、尿道(にょうどう)や外陰部(がいいんぶ)などに付着した細菌や分泌物を含めることを目的として、出始めの尿を採るわけではありません。汚れなどが検査結果に影響することがあるため、採尿の仕方にも注意が必要です。
採尿時に、尿道(にょうどう)や外陰部(がいいんぶ)などに付着した細菌や分泌物を含めることを目的として、出始めの尿を採るわけではありません。汚れなどが検査結果に影響することがあるため、採尿の仕方にも注意が必要です。
d 誤り
×(通常は弱アルカリ性)→ ○(通常は弱酸性)
×(中性~弱酸性に傾く)→ ○(中性~弱アルカリ性に傾く)
尿の性質と、検査結果に影響するpHの変化が、問題文では逆にされています。
×(通常は弱アルカリ性)→ ○(通常は弱酸性)
×(中性~弱酸性に傾く)→ ○(中性~弱アルカリ性に傾く)
尿の性質と、検査結果に影響するpHの変化が、問題文では逆にされています。
- 選択肢1:aとcを正しいとしている点が、正しい組合せと異なります。
- 選択肢2:a・cを正しい、b・dを誤りとしている点が、すべて正しい組合せと異なります。
- 選択肢3:dを正しいとしている点が、正しい組合せと異なります。
- 選択肢5:a・dを正しい、bを誤りとしている点が、正しい組合せと異なります。
よくある誤解
- 「尿糖は食事の直前に調べる」と取り違える:尿糖検査は、食後1~2時間など、検査薬の使用方法に従うのが基本です。
- 「尿は弱アルカリ性」と覚えてしまう:通常は弱酸性です。検査結果に影響する変化は、中性~弱アルカリ性への傾きです。
- 「検体に混ぜるため、出始めの尿を採る」と考える:細菌や分泌物を含めることが採尿の目的ではありません。
補足コラム
採尿のタイミング以外にも、容器の汚れ、検査薬の検出部分を直接手で触れること、検査薬を長時間尿に浸すことなどが、正確な検査結果を妨げる場合があります。検査薬の説明に従い、清浄な容器を使って適切に扱うことも重要です。
FAQ
Q. 尿糖・尿タンパクが陽性なら、病気が確定しますか?
A. いいえ。検査結果だけで疾患の有無や種類を直ちに判断することはできません。陽性の場合は、医師の診断につなげる必要があります。
A. いいえ。検査結果だけで疾患の有無や種類を直ちに判断することはできません。陽性の場合は、医師の診断につなげる必要があります。
Q. 尿糖と尿タンパクを同時に調べる場合も、採尿時期は同じですか?
A. 手引きでは、同時検査の場合は早朝尿を検体とします。尿糖が検出された場合は、食後の尿について改めて確認します。
A. 手引きでは、同時検査の場合は早朝尿を検体とします。尿糖が検出された場合は、食後の尿について改めて確認します。
関連キーワード: 尿糖検査、尿タンパク検査、早朝尿、腎性糖尿、採尿のタイミング、尿のpH

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