登録販売者 2022年 中国・四国 問104
問題文
ある一般用医薬品を薬局で購入し、使用した者が、以下の症状を訴えている。この者が購入した一般用医薬品に含まれていたと考えられる医薬品の成分として正しいものはどれか。
【症状】
肘が痛かったので、この貼付剤を使っていたが、貼付した部位に沿って、かぶれ症状が現れた。購入する際に登録販売者の方に、「使用中と貼付後も当分の間は、貼付部を紫外線に当てないように」と言われていたが、暑かったので半袖になって、貼付部をサポーター等で覆わずに一日外出していた。
選択肢
1:ロペラミド
2:アセトアミノフェン
3:ケトプロフェン(正解)
4:メキタジン
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ケトプロフェンと光線過敏症【登録販売者解説】
正解の理由
ケトプロフェン配合の貼付剤は、使用中や使用後しばらくの間、紫外線を避ける必要があります。
この問題の手がかりは、「貼付部を紫外線に当てないように」と説明されていたのに、覆わずに外出した点です。ケトプロフェン配合の外用薬では、紫外線によって光線過敏症(こうせんかびんしょう)が起こることがあり、貼付した部位のかぶれもその手がかりになります。したがって、成分として考えられるのは3のケトプロフェンです。
根拠は、厚生労働省『試験問題の作成に関する手引き』第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の、ケトプロフェン配合外用鎮痛消炎薬の使用上の注意です。
解法ステップ
- 「貼付剤」と「紫外線を避けるよう説明された」という情報に注目します。
- 「使用中だけでなく、使用後もしばらく紫外線を避ける」とされる成分を探します。
- 選択肢の中では、ケトプロフェンがこの注意に当てはまります。
選択肢別の誤答解説
-
1:ロペラミド
ロペラミド塩酸塩は、下痢に用いられる成分です。貼付部を紫外線から守るよう注意が示される成分ではありません。 -
2:アセトアミノフェン
アセトアミノフェンは、解熱鎮痛成分です。問題文の「貼付剤」「紫外線を避ける」という注意には結び付きません。 -
3:ケトプロフェン
外用鎮痛消炎薬に配合される成分です。使用中と使用後しばらくの間、紫外線を避ける必要があり、問題文の注意と一致します。 -
4:メキタジン
メキタジンは、鼻炎用内服薬などに用いられる抗ヒスタミン成分です。ケトプロフェンのように、貼付部への紫外線を避ける注意が問われている成分ではありません。
よくある誤解
-
「貼付した部位に沿ったかぶれなら、紫外線は関係ない」と考えること
ケトプロフェンでは、紫外線が関わる光線過敏症にも注意が必要です。問題文の紫外線に関する説明を見落とさないようにします。 -
「貼付剤を剥がせば、すぐ紫外線を浴びてもよい」と考えること
注意が必要なのは使用中だけではありません。使用後もしばらく紫外線を避ける、とされています。 -
「曇りの日なら紫外線対策は不要」と考えること
手引きでは、天候にかかわらず紫外線を避けるよう示されています。
補足コラム
ケトプロフェン配合の外用薬では、戸外活動を避けるだけでなく、外出時は塗布部を衣服やサポーターなどで覆い、紫外線に当たらないようにします。ただし、ラップフィルムのような通気性の悪いもので覆うのは適当ではありません。
また、接触皮膚炎(せっしょくひふえん)は、医薬品が触れた部分に生じる皮膚の炎症です。一方、光線過敏症は紫外線が関わって起こり、症状が医薬品の接触部位だけにとどまらない場合もあります。
FAQ
ケトプロフェンで注意が必要な紫外線は、晴れた日の直射日光だけですか?
いいえ。手引きでは、天候にかかわらず戸外活動を避け、外出時も塗布部を覆うよう示されています。
いいえ。手引きでは、天候にかかわらず戸外活動を避け、外出時も塗布部を覆うよう示されています。
関連キーワード: ケトプロフェン、光線過敏症、紫外線、外用鎮痛消炎薬、貼付剤

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