登録販売者 2022年 中国・四国 問108
問題文
一般用医薬品の添付文書の使用上の注意において、含有する成分によらず、「してはいけないこと」の項目中に、「長期連用しないこと」と記載することとされている薬効群として、正しいものの組み合わせはどれか。
a 胃腸薬
b 鼻炎用点鼻薬
c 解熱鎮痛薬
d ビタミン主薬製剤(いわゆるビタミン剤)
選択肢
1:(a、b)
2:(a、d)
3:(b、c)(正解)
4:(b、d)
5:(c、d)
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長期連用の注意対象薬効群【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:成分を問わず「長期連用しないこと」と記載する薬効群は、鼻炎用点鼻薬と解熱鎮痛薬です。
3の組み合わせは(b、c)です。記述では、aは対象外、bは対象、cは対象、dは対象外です。根拠は、第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の「連用に関する注意」です。『試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月)』では、鼻炎用点鼻薬は成分によらず、薬効群として「長期連用しないこと」と記載する扱いです。
解法ステップ
- 問われているのは、特定の成分ではなく「含有する成分によらず」注意が必要な薬効群です。
- 「長期連用しないこと」という注意の対象として、鼻炎用点鼻薬のbを確認します。
- 解熱鎮痛薬のcも対象です。胃腸薬のa、ビタミン主薬製剤のdは対象に含めず、組み合わせを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 胃腸薬:対象外です。
「長期連用しないこと」を成分によらず薬効群全体に記載する対象として、ここでは扱われません。 -
b 鼻炎用点鼻薬:対象です。
成分によらず、「長期連用しないこと」と記載します。長く使うことで、鼻づまりなどがかえって生じる(二次充血)おそれがあります。 -
c 解熱鎮痛薬:対象です。
含有成分を問わず、薬効群として「長期連用しないこと」の注意が必要です。なお、手引きには、一定期間または一定回数使用しても症状が改善しない場合の注意も示されています。 -
d ビタミン主薬製剤:対象外です。
この問題で問われている「長期連用しないこと」を、成分によらず薬効群全体に記載する対象ではありません。ビタミン成分は、多く摂取すれば症状の改善が早まるものではなく、脂溶性ビタミンは過剰摂取による過剰症にも注意が必要です。
組み合わせの確認
- 1(a、b):対象外のaを含み、対象のcを含みません。
- 2(a、d):対象外のa・dを含み、対象のb・cを含みません。
- 4(b、d):対象外のdを含み、対象のcを含みません。
- 5(c、d):対象外のdを含み、対象のbを含みません。
- 3(b、c):対象となる2つの薬効群の組み合わせです。
よくある誤解
- 「含有する成分によらず」を見落とし、特定の成分が入った製品だけの注意だと思ってしまうことがあります。
- 鼻炎用点鼻薬と鼻炎用内服薬を混同しないようにしましょう。問われているのは点鼻薬です。
- 「一定期間使っても改善しない場合」と「長期連用しないこと」は、同じ注意文ではありません。文言と対象を分けて覚えましょう。
補足コラム
鼻炎用点鼻薬は、長く使用すると二次充血や鼻づまりなどが生じるおそれがあります。「鼻づまりを抑える薬だから、長く使ってもよい」とは限らない点が、ひっかけになりやすいところです。
FAQ
Q. 「長期連用しないこと」と「一定期間使っても改善しない場合」は、どう区別すればよいですか?
A. 前者は使用を長く続けないための注意です。後者は、決められた期間や回数使っても改善がない場合の注意です。問題文に示された表現を手がかりに、対象となる薬効群を確認します。
A. 前者は使用を長く続けないための注意です。後者は、決められた期間や回数使っても改善がない場合の注意です。問題文に示された表現を手がかりに、対象となる薬効群を確認します。
Q. 鼻炎用点鼻薬の「二次充血」とは何ですか?
A. 鼻づまりなどがかえって生じることです。点鼻薬の連用に関する注意と結び付けて覚えましょう。
A. 鼻づまりなどがかえって生じることです。点鼻薬の連用に関する注意と結び付けて覚えましょう。
関連キーワード: 長期連用、鼻炎用点鼻薬、解熱鎮痛薬、二次充血、使用上の注意

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