登録販売者 2022年 中国・四国 問32
問題文
交感神経系が活発になっているとき、効果器とその効果器に及ぼす作用について、正しいものの組み合わせはどれか。
【効果器】 【作用】
a 目 - 瞳孔収縮
b 気管、気管支 - 拡張
c 肝臓 - グリコーゲンの合成
d 汗腺 - 発汗亢進
選択肢
1:(a、b)
2:(a、d)
3:(b、c)
4:(b、d)(正解)
5:(c、d)
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交感神経系の効果器作用【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:交感神経が活発なときは、気管支が拡張し、肝臓ではグリコーゲンが分解され、汗腺では発汗が亢進します。
正しい組み合わせは4です。記述は、aが誤り、bが正しい、cが誤り、dが正しいため、正しい組み合わせは(b、d)です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月)』第2章「人体の働きと医薬品」の自律神経系の作用です。
解法ステップ
- 目の「瞳孔収縮」に注目します。交感神経系が活発なとき、目では瞳孔が散大します。
- 気管・気管支は、交感神経系の作用で拡張します。これでbは正しいと判断できます。
- 肝臓の「グリコーゲンの合成」は、交感神経系の作用と逆です。汗腺は発汗亢進なので、正しい組み合わせは(b、d)に絞れます。
選択肢別の誤答解説
-
a 目-瞳孔収縮
× 瞳孔収縮 → ○ 瞳孔散大
交感神経系が活発なときは、目の瞳孔(どうこう)が散大します。瞳孔収縮は、副交感神経系の作用です。 -
b 気管、気管支-拡張
交感神経系の作用で気管・気管支は拡張します。空気の通り道を広げる作用です。 -
c 肝臓-グリコーゲンの合成
× グリコーゲンの合成 → ○ グリコーゲンの分解
交感神経系が活発なとき、肝臓ではグリコーゲンが分解され、ブドウ糖が放出されます。 -
d 汗腺-発汗亢進
交感神経系の作用で汗腺(かんせん)からの発汗が亢進(こうしん)します。
誤った組み合わせも、含まれる記述を確認すると整理できます。
- 1(a、b):aを含み、正しいdを含まないため誤りです。
- 2(a、d):aを含み、正しいbを含まないため誤りです。
- 3(b、c):cを含み、正しいdを含まないため誤りです。
- 5(c、d):cを含み、正しいbを含まないため誤りです。
よくある誤解
- 「瞳孔」と「気管支」は、どちらも交感神経系で拡張・散大する方向に働きます。「目は収縮」と逆に覚えないようにしましょう。
- 肝臓は、交感神経系が活発なときにグリコーゲンを「合成」するのではなく、「分解」してブドウ糖を放出します。合成と分解の入れ替えに注意してください。
補足コラム
交感神経系と副交感神経系は、多くの効果器で反対方向に働きます。目では交感神経系が瞳孔散大、副交感神経系が瞳孔収縮。気管・気管支では交感神経系が拡張、副交感神経系が収縮です。比較して覚えると、作用の取り違えを防げます。
FAQ
汗腺も、交感神経系に支配されているのですか?
はい。汗腺は交感神経系に支配されています。なお、汗腺を支配する交感神経線維の末端では、例外的に神経伝達物質としてアセチルコリンが放出されます。
はい。汗腺は交感神経系に支配されています。なお、汗腺を支配する交感神経線維の末端では、例外的に神経伝達物質としてアセチルコリンが放出されます。
関連キーワード: 交感神経系、副交感神経系、効果器、瞳孔散大、グリコーゲンの分解、発汗亢進

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