戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2022年 中国・四国 問65


問題文

解熱鎮痛成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a アスピリンは、ピリン系と呼ばれる解熱鎮痛成分であり、ショック等の重篤な副作用のほか、ピリン疹とよばれる薬疹が現れることがある。 b エテンザミドは、痛みの発生を抑える働きが作用の中心となっている他の解熱鎮痛成分に比べ、痛みが神経を伝わっていくのを抑える働きが強い。 c アセトアミノフェンは、他の解熱鎮痛成分に比べ、胃腸障害を起こしやすく、空腹時には服用しないこととされている。 d イブプロフェンは、アスピリン等に比べて胃腸への悪影響が少なく、一般用医薬品においても15歳未満の小児に使用することができる。

選択肢

1:a:正、b:正、c:正、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:正
3:a:誤、b:正、c:誤、d:正
4:a:誤、b:誤、c:正、d:正
5:a:誤、b:正、c:誤、d:誤(正解)

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解熱鎮痛成分の分類と特徴【登録販売者解説】

正解の理由

アスピリンは非ピリン系、エテンザミドは痛みの伝わりを抑え、アセトアミノフェンは胃腸障害が少なく、イブプロフェンは15歳未満に使えません。
正解は5で、aは誤、bは正、cは誤、dは誤です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月)」第3章「主な医薬品とその作用」の解熱鎮痛成分に関する項目です。

解法ステップ

  1. aは「アスピリン」と「ピリン系」の組合せに注目します。成分名に「ピリン」が含まれていても、ピリン系とは限りません。
  2. bは、エテンザミドの特徴である「痛みが神経を伝わるのを抑える働き」を確認します。
  3. cは、アセトアミノフェンの胃腸障害の起こしやすさと、空腹時に服用できる製品があるかを確認します。
  4. dは、胃腸への影響と、15歳未満の使用制限を別々に判断します。胃腸への影響が少ないことは、小児に使えることを意味しません。

選択肢別の誤答解説

  • a
    ×「アスピリンはピリン系」→ ○「アスピリンは非ピリン系」です。一般用医薬品で唯一のピリン系解熱鎮痛成分は、イソプロピルアンチピリンです。ピリン系成分で薬疹(やくしん)などのアレルギー症状を起こしたことがある人は、使用しないこととされています。
  • b
    正しい記述です。 エテンザミドは、痛みの発生を抑える働きが中心となる他の解熱鎮痛成分と比べ、痛みが神経を伝わっていくのを抑える働きが強い成分です。その作用の違いを生かし、他の解熱鎮痛成分と組み合わせて配合されることがあります。
  • c
    ×「胃腸障害を起こしやすい」→ ○「他の解熱鎮痛成分に比べ、胃腸障害は少ない」です。また、空腹時に服用できる製品もあります。ただし、食後の服用が推奨されています。「食後が推奨」と「空腹時には服用できない」は同じ意味ではありません。
  • d
    ×「15歳未満の小児に使用できる」→ ○「一般用医薬品では、15歳未満の小児に使用してはならない」です。イブプロフェンはアスピリン等に比べて胃腸への悪影響が少ないとされていますが、小児への使用制限は別に覚えます。
組合せでは、選択肢1はa・c、選択肢2はa・b・c・d、選択肢3はd、選択肢4はb・c・dの正誤が、正しい組合せと異なります。

よくある誤解

  • 「アスピリン」の「ピリン」という名前だけで、ピリン系と判断しないようにします。成分名と分類は別です。
  • 「食後の服用が推奨される」を「空腹時には服用できない」と読み替えないようにします。
  • 「胃腸への悪影響が少ない」から「15歳未満にも使える」とは判断できません。成分ごとの年齢制限を確認します。

補足コラム

エテンザミドは、アセトアミノフェンやカフェインと組み合わせた「ACE処方」に含まれることがあります。成分ごとの作用の仕組みの違いを利用した組合せです。
また、アセトアミノフェンは主として中枢に作用し、末梢での抗炎症作用は期待できません。胃腸障害が比較的少ないこととあわせて覚えましょう。

FAQ

Q. アセトアミノフェンは、空腹時に服用するのがよいのですか?
A. 空腹時に服用できる製品もありますが、手引きでは食後の服用が推奨されています。
Q. イブプロフェンの胃腸への悪影響が少ないなら、アスピリンより安全と覚えてよいですか?
A. 一律に「安全」とは言えません。成分ごとに作用や注意事項が異なるため、胃腸への影響と年齢制限などを分けて整理します。

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