登録販売者 2022年 中国・四国 問71
問題文
胃に作用する薬の配合成分とその配合目的に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。
【配合成分】 【配合目的】
a テプレノン ― 胃酸を中和する
b リパーゼ ― 脂質の分解に働く酵素を補う
c ロートエキス ― 過剰な胃液の分泌を抑える
d センブリ ― 胃粘膜の炎症を和らげる
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)
3:(b、c)(正解)
4:(b、d)
5:(c、d)
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胃に作用する成分の配合目的【登録販売者解説】
正解の理由
リパーゼは脂質を分解する酵素、ロートエキスは胃液の分泌を抑える成分です。
3の(b、c)が正しい組み合わせです。記述a、dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月)」第3章「主な医薬品とその作用」の胃に作用する薬の項目です。
解法ステップ
- 「脂質の分解に働く酵素を補う」という目的に注目します。リパーゼは脂質を分解する酵素なので、bは正しいと判断できます。
- 「過剰な胃液の分泌を抑える」という目的に注目します。ロートエキスは胃液の分泌を抑える成分なので、cも正しいと判断できます。
- bとcを両方含む組み合わせを探すと、3に絞れます。
選択肢別の誤答解説
-
a テプレノン ― 胃酸を中和する
胃酸を中和する目的の成分と、テプレノンを結びつけている点が誤りです。胃酸の働きを弱める制酸薬と、テプレノンを混同しないようにしましょう。 -
b リパーゼ ― 脂質の分解に働く酵素を補う
正しい記述です。手引きでは、リパーゼなどの消化酵素が、脂質などの分解に働く酵素を補う目的で配合されるとされています。 -
c ロートエキス ― 過剰な胃液の分泌を抑える
正しい記述です。ロートエキスは、胃液の分泌を抑える目的で配合されることがあります。 -
d センブリ ― 胃粘膜の炎症を和らげる
センブリと「胃粘膜の炎症を和らげる」という目的の結びつけが誤りです。手引きで胃粘膜の炎症を和らげる成分として挙げられているのは、グリチルリチン酸を含む成分やカンゾウです。
よくある誤解
- 胃に作用する成分なら、どれも「胃酸を中和する」と考えてしまう誤りです。胃酸の働きを弱める成分、胃液の分泌を抑える成分、消化を助ける成分は、目的が異なります。
- 「胃粘膜を守ること」と「胃粘膜の炎症を和らげること」を同じ目的として扱う誤りです。配合成分の分類と目的をセットで覚えましょう。
- リパーゼを「胃液の分泌を促す成分」と取り違える誤りです。問題文では「脂質の分解に働く酵素」という手がかりが決め手です。
補足コラム
胃に作用する薬は、配合目的で整理すると見分けやすくなります。
- 制酸薬:胃酸の働きを弱めます。
- 胃液分泌抑制成分:ロートエキスなどが、胃液の分泌を抑えます。
- 消化成分:リパーゼなどが、脂質などの分解に働く酵素を補います。
- 胃粘膜の抗炎症成分:グリチルリチン酸を含む成分やカンゾウが用いられることがあります。
FAQ
Q. リパーゼは、脂質を吸収しやすくする成分ですか?
A. リパーゼは、脂質の分解に働く酵素です。試験では「脂質の分解」と結びつけて覚えましょう。
A. リパーゼは、脂質の分解に働く酵素です。試験では「脂質の分解」と結びつけて覚えましょう。
Q. ロートエキスとピレンゼピン塩酸塩は、どちらも胃液の分泌を抑えますか?
A. はい。どちらも胃液の分泌を抑える目的で配合されることがあります。ピレンゼピン塩酸塩は、消化管の運動にはほとんど影響を与えずに胃液の分泌を抑えるとされています。
A. はい。どちらも胃液の分泌を抑える目的で配合されることがあります。ピレンゼピン塩酸塩は、消化管の運動にはほとんど影響を与えずに胃液の分泌を抑えるとされています。
関連キーワード: リパーゼ、消化成分、ロートエキス、胃液分泌抑制成分、制酸薬、胃粘膜の抗炎症成分

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