登録販売者 2022年 中国・四国 問81
問題文
痔の薬の配合成分とその配合目的に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
【配合成分】 【配合目的】
a アミノ安息香酸エチル ― 局所麻酔成分
b タンニン酸 ― 局所刺激成分
c セチルピリジニウム塩化物 ― 組織修復成分
d グリチルレチン酸 ― 抗炎症成分
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)
3:(a、d)(正解)
4:(b、d)
5:(c、d)
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痔の薬の配合成分と目的【登録販売者解説】
正解の理由
アミノ安息香酸エチルは局所麻酔成分、グリチルレチン酸は抗炎症成分です。
正しい組み合わせは 3(a、d)です。a・dが正しく、b・cは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の「痔の薬」です。
正しい組み合わせは 3(a、d)です。a・dが正しく、b・cは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の「痔の薬」です。
解法ステップ
- 「アミノ安息香酸エチル」は、痔に伴う痛みやかゆみを和らげる局所麻酔成分と判断します。
- 「タンニン酸」は、粘膜表面を保護し、止血する成分です。「局所刺激成分」という分類とは合いません。
- 「セチルピリジニウム塩化物」は、痔疾患に伴う局所の感染を防ぐ殺菌消毒成分です。
- 「グリチルレチン酸」は抗炎症成分です。a・dを含む組み合わせを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a アミノ安息香酸エチル ― 局所麻酔成分:正しい
局所麻酔成分は、局所の知覚神経に作用して刺激の伝わりを一時的に抑えます。痔に伴う痛みやかゆみを和らげる目的で用いられます。 -
b タンニン酸 ― 局所刺激成分:誤り
×「局所刺激成分」→ ○「収斂保護止血成分」
タンニン酸は、粘膜表面に膜をつくり、粘膜を保護して止血する目的で用いられます。 -
c セチルピリジニウム塩化物 ― 組織修復成分:誤り
×「組織修復成分」→ ○「殺菌消毒成分」
痔疾患に伴う局所の感染を防ぐ目的で用いられます。組織修復成分として挙げられるのは、アラントインなどです。 -
d グリチルレチン酸 ― 抗炎症成分:正しい
比較的緩和な抗炎症作用を示す成分です。痔による肛門部の炎症を和らげる目的で用いられます。
正しいa・dを組み合わせた 3 が答えです。ほかの組み合わせは、選択肢1(a、b)はbを含みdを含まず、選択肢2(a、c)はcを含みdを含みません。選択肢4(b、d)はbを含みaを含まず、選択肢5(c、d)はcを含みaを含みません。
よくある誤解
- 「タンニン酸は局所を刺激する成分」と考える
成分名から作用を推測せず、「粘膜表面に膜をつくる」という働きから、保護・止血の分類と結びつけます。 - 「セチルピリジニウム塩化物は、粘膜に使うので組織修復成分」と考える
使用部位ではなく、成分の目的で分類します。痔の薬では、感染防止を目的とする殺菌消毒成分です。 - 「抗炎症成分はステロイド成分だけ」と考える
グリチルレチン酸のように、ステロイド性ではない抗炎症成分もあります。
補足コラム
痔の薬では、成分名と目的を組み合わせて覚えると整理しやすくなります。
- 局所麻酔成分:リドカイン、アミノ安息香酸エチルなど。痛み・かゆみを和らげます。
- 組織修復成分:アラントインなど。創傷の治癒を促します。
- 収斂保護止血成分:タンニン酸、酸化亜鉛など。粘膜を保護し、止血します。
- 殺菌消毒成分:セチルピリジニウム塩化物など。局所の感染を防ぎます。
FAQ
Q. 坐剤や注入軟膏でも、成分の影響は局所だけですか?
A. 成分の一部が直腸粘膜から吸収され、循環血流中に入りやすい場合があります。そのため、配合成分によっては全身への影響にも注意が必要です。
A. 成分の一部が直腸粘膜から吸収され、循環血流中に入りやすい場合があります。そのため、配合成分によっては全身への影響にも注意が必要です。
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