登録販売者 2022年 中国・四国 問88
問題文
眼科用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 眼科用薬は、目の疲れやかすみ、痒みなど一般的に自覚される症状の緩和を目的として、角膜に適用する外用薬である。
b 一般用医薬品の点眼薬は、その主たる配合成分から、人工涙液、一般点眼薬、抗菌性点眼薬、アレルギー用点眼薬に大別される。
c 洗眼薬は、目の洗浄、眼病予防に用いられるもので、主な配合成分として涙液成分のほか、抗炎症成分、抗ヒスタミン成分等が用いられる。
d 目の症状には視力の異常、目(眼球、眼瞼等)の外観の変化、目の感覚の変化等があり、これらの症状が現れた時、目以外の病気による可能性もあり、その場合には特に脳が原因であることが多く知られている。
選択肢
1:a:誤、b:正、c:正、d:正(正解)
2:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
3:a:正、b:正、c:正、d:誤
4:a:正、b:誤、c:誤、d:正
5:a:誤、b:正、c:誤、d:正
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眼科用薬の適用部位と分類【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:眼科用薬は角膜ではなく結膜嚢(けつまくのう)に適用し、点眼薬の分類と洗眼薬の成分を区別します。
正しい組合せは 1 です。aは誤り、b・c・dは正しい記述です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の「眼科用薬」「受診勧奨」です。
解法ステップ
- aの「角膜に適用」に注目します。眼科用薬の適用部位は、手引きでは「結膜嚢」です。
- bは、点眼薬の4分類が「人工涙液・一般点眼薬・抗菌性点眼薬・アレルギー用点眼薬」かを確認します。
- cは、洗眼薬の目的と成分を見ます。「目の洗浄・眼病予防」と「涙液成分・抗炎症成分・抗ヒスタミン成分等」の組合せは正しい記述です。
- dは、目以外の病気が原因となる可能性、特に脳が原因となることが多いという記述を確認します。
選択肢別の誤答解説
記述 a
× 角膜に適用 → ○ 結膜嚢に適用
眼科用薬は、目の疲れやかすみ、痒み(かゆみ)などの症状の緩和を目的とする外用薬です。ただし、適用部位は角膜ではなく、結膜で覆われたまぶたの内側と眼球の間にある結膜嚢です。
記述 b
一般用医薬品の点眼薬は、主な配合成分から人工涙液、一般点眼薬、抗菌性点眼薬、アレルギー用点眼薬に大別されます。4つの分類が正確に並んでいるため、正しい記述です。
記述 c
洗眼薬は、目の洗浄や眼病予防に用いられます。主な配合成分として、涙液成分のほか、抗炎症成分や抗ヒスタミン成分等が用いられるため、正しい記述です。
記述 d
視力の異常、眼球や眼瞼(がんけん)などの外観の変化、目の感覚の変化は、目以外の病気が原因となることもあります。手引きには、特に脳が原因であることが多く知られていると記載されているため、正しい記述です。
選択肢の組合せ
- 1:a誤・b正・c正・d正で、各記述の正誤が一致します。
- 2:a正・b誤・c誤・d誤です。a・b・c・dのすべてが、正しい正誤と異なります。
- 3:a正・b正・c正・d誤です。aとdの正誤が異なります。
- 4:a正・b誤・c誤・d正です。a・b・cの正誤が異なります。
- 5:a誤・b正・c誤・d正です。cの正誤が異なります。
よくある誤解
- 「目に使う薬だから、角膜に適用する」と考えないようにしましょう。この問題では、適用部位の「角膜」と「結膜嚢」の入れ替えが誤りのポイントです。
- 点眼薬の分類と、眼科用薬全体の種類を混同しないようにしましょう。bは点眼薬の分類を問う記述です。
- dの「目以外の病気が原因」という部分だけを見て誤りと判断しないようにしましょう。目以外の原因、特に脳が原因となることが多いという記述は手引きに沿っています。
補足コラム
眼科用薬には、点眼薬のほか、洗眼薬やコンタクトレンズ装着液があります。一般用医薬品の点眼薬の分類を問われたときは、人工涙液・一般点眼薬・抗菌性点眼薬・アレルギー用点眼薬の4つを押さえましょう。
FAQ
眼科用薬は点眼薬だけですか?
いいえ。手引きでは、点眼薬のほかに洗眼薬やコンタクトレンズ装着液も眼科用薬として挙げられています。
いいえ。手引きでは、点眼薬のほかに洗眼薬やコンタクトレンズ装着液も眼科用薬として挙げられています。
人工涙液は洗眼薬の一種ですか?
人工涙液は、一般用医薬品の点眼薬の分類の一つです。洗眼薬とは分けて整理しましょう。
人工涙液は、一般用医薬品の点眼薬の分類の一つです。洗眼薬とは分けて整理しましょう。
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