登録販売者 2022年 中国・四国 問94
問題文
禁煙補助剤に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
禁煙補助剤は、ニコチン置換療法に使用される、ニコチンを有効成分とする医薬品であり、咀嚼剤とパッチ製剤がある。
禁煙補助剤は口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が低下するため、( a )などを摂取した後しばらくは使用を避ける必要がある。
また、( b )系を興奮させる作用を示すため、( c )が配合された医薬品(鎮咳去痰薬、痔疾用薬等)との併用により、その作用を増強させるおそれがある。
選択肢
1:コーヒー、交感神経、アドレナリン作動成分(正解)
2:炭酸飲料、副交感神経、アドレナリン作動成分
3:牛乳、交感神経、抗コリン成分
4:コーヒー、副交感神経、抗コリン成分
5:炭酸飲料、交感神経、抗コリン成分
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禁煙補助剤の相互作用【登録販売者解説】
正解の理由
ニコチンは交感神経系を興奮させ、口腔内が酸性になると吸収が低下します。
正しい組み合わせは1です。(a)はコーヒー、(b)は交感神経、(c)はアドレナリン作動成分です。根拠は、第3章「主な医薬品とその作用」の禁煙補助剤の相互作用です。『試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月)』では、コーヒーや炭酸飲料などを摂取した後は、しばらく使用を避けること、また、ニコチンとアドレナリン作動成分の併用で作用が強まるおそれがあることが示されています。
解法ステップ
- (a)は、口腔内を酸性にする食品を選びます。手引きに挙げられているのは、コーヒーや炭酸飲料です。
- (b)は、ニコチンが興奮させる神経系を選びます。ここは交感神経系です。
- (c)は、ニコチンとの併用で作用が増強される成分です。アドレナリン作動成分を選びます。
- 3つがそろう組み合わせは1です。
選択肢別の誤答解説
- 1:コーヒー・交感神経・アドレナリン作動成分の組み合わせです。3つとも手引きの記述に合っています。
- 2:炭酸飲料は合っていますが、(b)の「副交感神経」が誤りです。ニコチンが興奮させるのは交感神経系です。(c)のアドレナリン作動成分は合っています。
- 3:(b)の交感神経は合っていますが、(a)の牛乳と(c)の抗コリン成分が誤りです。手引きが口腔内を酸性にする食品として挙げるのはコーヒーや炭酸飲料などで、併用により作用を増強させるおそれがある成分はアドレナリン作動成分です。
- 4:(a)のコーヒーは合っていますが、(b)の副交感神経と(c)の抗コリン成分が誤りです。ニコチンは交感神経系を興奮させ、注意が必要な併用成分はアドレナリン作動成分です。
- 5:(a)の炭酸飲料と(b)の交感神経は合っていますが、(c)の抗コリン成分が誤りです。(c)にはアドレナリン作動成分が入ります。
よくある誤解
- 「交感神経」と「副交感神経」を入れ替えるひっかけに注意してください。ニコチンは交感神経系を興奮させます。
- 「抗コリン成分」と「アドレナリン作動成分」は、どちらも自律神経に関係する成分ですが、ここで問われているのはアドレナリン作動成分です。
- (a)は食品の名前だけで判断せず、「口腔内を酸性にするもの」という条件とセットで覚えましょう。
補足コラム
禁煙補助剤には、口腔粘膜からニコチンを吸収する咀嚼剤と、皮膚から吸収するパッチ製剤があります。ニコチンを含むため、使用中や使用直後の喫煙、ほかのニコチン含有製剤との併用は、ニコチンの過剰摂取につながるおそれがあります。
FAQ
炭酸飲料も(a)に当たるのですか?
はい。手引きでは、コーヒーとともに、炭酸飲料も口腔内を酸性にする食品の例として挙げられています。
はい。手引きでは、コーヒーとともに、炭酸飲料も口腔内を酸性にする食品の例として挙げられています。
禁煙補助剤を多く使えば、禁煙が早く進みますか?
いいえ。使用量を増やしても禁煙達成が早まるものではなく、ニコチンの過剰摂取につながるおそれがあります。
いいえ。使用量を増やしても禁煙達成が早まるものではなく、ニコチンの過剰摂取につながるおそれがあります。
関連キーワード: 禁煙補助剤、ニコチン置換療法、交感神経、アドレナリン作動成分、ニコチンの吸収、相互作用

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