登録販売者 2022年 北海道・東北 問04
問題文
セルフメディケーションに関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
選択肢
1:地域住民の健康相談を受け、一般用医薬品の販売や必要な時に医療機関の受診を勧める業務は、セルフメディケーションの推進に欠かせない業務である。
2:適切な健康管理の下で医療用医薬品からの代替を進める観点から、セルフメディケーション税制が導入された。
3:セルフメディケーション税制は、条件を満たした場合に、税制の対象となるOTC医薬品の購入の対価について、一定の金額をその年分の総所得金額等から控除する制度である。
4:セルフメディケーション税制の対象となる一般用医薬品は、スイッチOTC医薬品のみである。(正解)
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セルフメディケーション税制【登録販売者解説】
正解の理由
セルフメディケーション税制の対象は、スイッチOTC医薬品だけではありません。
この設問では、4が誤りです。記述1〜3は正しく、記述4は誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(令和4年3月)第1章「セルフメディケーションへの積極的な貢献」です。
解法ステップ
- 「地域住民の健康相談」「必要な時は受診を勧める」は、セルフメディケーションを支援する業務かを確認します。
- 税制の説明では、「医療用医薬品からの代替」と「一定の金額を総所得金額等から控除」に注目します。
- 「スイッチOTC医薬品のみ」という限定表現を確認します。手引きには、スイッチOTC医薬品以外も対象になるとあります。
選択肢別の誤答解説
- 1:正しい記述です。 地域住民の健康相談を受け、一般用医薬品の販売や、必要に応じた医療機関の受診勧奨を行うことは、セルフメディケーションの推進に欠かせません。
- 2:正しい記述です。 手引きでは、適切な健康管理の下で医療用医薬品からの代替を進める観点から、セルフメディケーション税制が導入されたと説明されています。
- 3:正しい記述です。 条件を満たす場合、対象となるOTC医薬品の購入の対価について、一定の金額をその年分の総所得金額等から控除する制度です。
- 4:誤りです。 ×「スイッチOTC医薬品のみ」→ ○「スイッチOTC医薬品以外の一般用医薬品も対象となる場合がある」。令和4年1月の見直しにより、腰痛や肩こり、風邪やアレルギーの諸症状に対応する一般用医薬品も対象に加わっています。
よくある誤解
- 「スイッチOTC医薬品が対象」と覚えたまま、「のみ」を見落とすことがあります。
- 対象が広がったからといって、一般用医薬品がすべて対象になるわけではありません。対象となる医薬品は限られます。
- 「所得から控除」と「税額から直接差し引く」を混同しないようにしましょう。設問の記述3は、手引きに沿った説明です。
補足コラム
セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」です。登録販売者は、一般用医薬品の販売だけでなく、必要な場合に受診を勧めることも含めて、適切なセルフメディケーションを支援します。
FAQ
OTC医薬品とは何ですか?
カウンター越しに販売等される一般用医薬品を指します。OTCは「Over The Counter」の略です。
カウンター越しに販売等される一般用医薬品を指します。OTCは「Over The Counter」の略です。
スイッチOTC医薬品とは何ですか?
医師等の診断や処方箋に基づいて使われていた医療用医薬品を、薬局や店舗販売業などで購入できるように転用した医薬品です。
医師等の診断や処方箋に基づいて使われていた医療用医薬品を、薬局や店舗販売業などで購入できるように転用した医薬品です。
関連キーワード: セルフメディケーション、セルフメディケーション税制、スイッチOTC医薬品、受診勧奨、総所得金額等

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