戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2022年 北海道・東北 問09


問題文

高齢者とその医薬品使用に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

選択肢

1:基礎体力や生理機能の衰えの度合いの個人差はほとんどない。(正解)
2:一般に生理機能が衰えつつあり、若年時と比べて副作用を生じるリスクが高くなる。
3:医薬品の説明を理解するのに時間がかかる場合や、添付文書や製品表示の記載を読み取るのが難しい場合があり、情報提供や相談対応において特段の配慮が必要となる。
4:医薬品の副作用で口渇を生じることがあり、誤嚥を誘発しやすくなるので注意が必要である。

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高齢者の医薬品使用【登録販売者解説】

正解の理由

ひと言まとめ:高齢者の基礎体力や生理機能の衰え方には、大きな個人差があります。
誤っているのは 1 です。1は誤り、2〜4は正しい記述です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の高齢者に関する項目です。

解法ステップ

  1. 1の「個人差はほとんどない」に注目します。
  2. 手引きでは、基礎体力や生理機能の衰えの程度は「個人差が大きい」とされています。ここが反対の内容です。
  3. 2〜4は、高齢者に起こりやすい副作用や、情報提供時の配慮について述べた内容です。誤りを選ぶ問題なので、これらと区別します。

選択肢別の誤答解説

  • 1:× 個人差はほとんどない → ○ 個人差が大きい
    基礎体力や生理機能(体の働き)の衰え方は、高齢者によって異なります。年齢だけで、医薬品によるリスクの程度を一律に判断することはできません。このため、1が誤りです。
  • 2:正しい記述です。高齢者は一般に生理機能が衰えつつあり、若年時に比べて副作用のリスクが高くなる傾向があります。
  • 3:正しい記述です。説明の理解や細かい文字の読み取りに時間がかかる場合があるため、情報提供や相談対応では、個々の状況に応じた配慮が必要です。
  • 4:正しい記述です。医薬品の副作用で口渇(口の渇き)が起こると、誤嚥(ごえん:食べ物などが誤って気管に入ること)を誘発しやすくなる場合があります。

よくある誤解

  • 「高齢者は一律に機能が衰えている」と考え、個人差を見落とすことがあります。手引きでは、衰えの程度には個人差が大きいとされています。
  • 「副作用のリスクが高くなる」という正しい内容に引っ張られ、1も正しいと思ってしまうことがあります。リスクの傾向と、個人差の大きさは分けて確認しましょう。

補足コラム

高齢者では、肝臓や腎臓の機能が低下すると、医薬品の作用が強く現れやすくなることがあります。また、複数の医薬品を長期間使う場合にも、副作用のリスクが高くなることがあります。年齢だけで決めつけず、実際に使う人の状況に応じた情報提供が大切です。

FAQ

Q. 使用上の注意にある「高齢者」は、何歳くらいを指しますか?
A. 手引きでは、およその目安として65歳以上を指します。ただし、年齢だけでリスクの程度を一概に判断することは難しいとされています。
Q. 高齢者への情報提供で、読みやすさ以外に配慮する点はありますか?
A. 医薬品を容器や包装から取り出しにくい場合や、取り違え・飲み忘れが起こりやすい場合もあります。必要に応じて、家族や介護関係者など周囲の人の理解や協力も大切です。

関連キーワード: 高齢者、個人差、生理機能、副作用、口渇、誤嚥、情報提供
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