登録販売者 2022年 北海道・東北 問112
問題文
一般用医薬品の添付文書の「相談すること」の項目中に、「次の診断を受けた人」と記載される基礎疾患等と、主な成分・薬効群等の組み合わせの正誤のうち、正しいものはどれか。
基礎疾患等 成分・薬効群等
a 胃・十二指腸潰瘍 ― スクラルファート
b 甲状腺疾患 ― ポビドンヨード
c 高血圧 ― メチルエフェドリン塩酸塩
d 緑内障 ― パパベリン塩酸塩
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正、d:正
2:a:正、b:正、c:誤、d:誤
3:a:正、b:正、c:正、d:誤
4:a:誤、b:正、c:正、d:正(正解)
5:a:誤、b:誤、c:誤、d:正
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添付文書の基礎疾患と成分【登録販売者解説】
正解の理由
甲状腺疾患―ポビドンヨード、高血圧―メチルエフェドリン塩酸塩、緑内障―パパベリン塩酸塩は「相談すること」の対象です。
正しい組み合わせは4で、記述は a:誤、b:正、c:正、d:正 です。根拠は、手引きの**第5章「医薬品の適正使用・安全対策」**にある「基礎疾患等」の記載です。正式名は「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月)」です。
正しい組み合わせは4で、記述は a:誤、b:正、c:正、d:正 です。根拠は、手引きの**第5章「医薬品の適正使用・安全対策」**にある「基礎疾患等」の記載です。正式名は「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月)」です。
解法ステップ
- 「甲状腺疾患」と「ポビドンヨード」を見たら、ヨウ素を含む成分が甲状腺疾患の治療に影響する組み合わせだと確認します。
- 「高血圧」と「メチルエフェドリン塩酸塩」は、交感神経を刺激して血圧を上げるおそれがある組み合わせです。
- 「緑内障」と「パパベリン塩酸塩」は、眼圧を上げて緑内障を悪化させるおそれがある組み合わせです。ここまでで、b・c・dが正しい選択肢に絞れます。
- aの「胃・十二指腸潰瘍―スクラルファート」は、この設問で問われる組み合わせとしては誤りです。したがって、aだけが誤りの4を選びます。
選択肢別の誤答解説
記述 a:胃・十二指腸潰瘍―スクラルファート
**誤りです。**提示された「胃・十二指腸潰瘍」と「スクラルファート」の組み合わせは、手引きの該当する記載と一致しません。関連する記載には、胃潰瘍の人について、カフェインを含む成分を主薬とする眠気防止薬が挙げられています。ここでは、疾患名だけでなく成分・薬効群との組み合わせまで確認しましょう。
記述 b:甲状腺疾患―ポビドンヨード
**正しいです。**ポビドンヨードはヨウ素系の殺菌消毒成分です。ヨウ素の体内への取り込みが増える可能性があり、甲状腺疾患の治療に影響するおそれがあるため、「相談すること」の対象になります。
記述 c:高血圧―メチルエフェドリン塩酸塩
**正しいです。**メチルエフェドリン塩酸塩はアドレナリン作動成分です。交感神経を刺激して血圧を上げ、高血圧を悪化させるおそれがあるため、対象になります。
記述 d:緑内障―パパベリン塩酸塩
**正しいです。**パパベリン塩酸塩が配合された眼科用薬では、眼圧(眼球内の圧力)が上昇し、緑内障を悪化させるおそれがあります。
選択肢ごとの組み合わせ確認
- 選択肢1(a正・b誤・c正・d正):aとbが違います。aは誤り、bは正しい記述です。
- 選択肢2(a正・b正・c誤・d誤):a・c・dが違います。aは誤りですが、cとdは正しい記述です。
- 選択肢3(a正・b正・c正・d誤):aとdが違います。aは誤り、dは正しい記述です。
- 選択肢5(a誤・b誤・c誤・d正):bとcが違います。bとcはいずれも正しい記述です。
よくある誤解
- 疾患名だけを覚えて、成分との組み合わせを確認しないミスに注意しましょう。正誤問題では、疾患と成分の両方が合っている必要があります。
- 「高血圧なら、どの成分でも相談対象」と一括りにしないことが大切です。この問題では、血圧を上げる作用をもつメチルエフェドリン塩酸塩がポイントです。
- 「相談すること」を「使用してはいけないこと」と混同しないようにしましょう。添付文書の項目が違えば、注意の意味も異なります。
補足コラム
同じ基礎疾患でも、手引きには複数の成分・薬効群が挙げられています。高血圧では、メチルエフェドリン塩酸塩のほか、トリメトキノール塩酸塩水和物やフェニレフリン塩酸塩などのアドレナリン作動成分、マオウなども関連します。成分の作用と疾患への影響を結び付けて覚えると、別の成分名に置き換えられた問題にも対応しやすくなります。
FAQ
Q. 緑内障では、パパベリン塩酸塩以外の成分も注意対象になりますか?
A. 手引きには、抗コリン成分を含む鼻炎用内服薬や点鼻薬なども挙げられています。緑内障と成分の組み合わせを、成分名だけでなく薬効群も含めて確認しましょう。
A. 手引きには、抗コリン成分を含む鼻炎用内服薬や点鼻薬なども挙げられています。緑内障と成分の組み合わせを、成分名だけでなく薬効群も含めて確認しましょう。
Q. 「相談すること」は、添付文書でどのような意味を持つ項目ですか?
A. 使用前に、医師、薬剤師などへの相談が必要な人や状況を示す項目です。「使用してはいけないこと」とは区別して覚えましょう。
A. 使用前に、医師、薬剤師などへの相談が必要な人や状況を示す項目です。「使用してはいけないこと」とは区別して覚えましょう。
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