登録販売者 2022年 北海道・東北 問22
問題文
この一般用医薬品に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
次の表は、あるかぜ薬に含まれている成分の一覧である。
9錠中
アセトアミノフェン 900mg
クレマスチンフマル酸塩 1.34mg
ジヒドロコデインリン酸塩 24mg
ノスカピン 48mg
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 60mg
グアヤコールスルホン酸カリウム 240mg
無水カフェイン 75mg
ベンフォチアミン 24mg
a クレマスチンフマル酸塩は、抗アドレナリン作用によって鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として配合されている。
b ノスカピンは、鎮咳作用を目的として配合されている。
c グアヤコールスルホン酸カリウムは、去痰作用を目的として配合されている。
d ベンフォチアミンには疲労回復の作用がある。
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正、d:正
2:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
3:a:正、b:正、c:正、d:誤
4:a:誤、b:正、c:誤、d:正
5:a:誤、b:正、c:正、d:正(正解)
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かぜ薬の配合成分の作用【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:クレマスチンは抗ヒスタミン成分、ノスカピンは鎮咳成分、グアヤコールスルホン酸カリウムは去痰成分です。
正しい組み合わせは5です。aは誤り、b・c・dは正しい記述です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の「かぜ薬の配合成分」です。
解法ステップ
- aは「クレマスチンフマル酸塩」と「抗アドレナリン作用」の組み合わせに注目します。クレマスチンの成分分類と作用の説明が合っているかを確認します。
- bは「ノスカピン」が咳を鎮める成分かを確認します。
- cは「グアヤコールスルホン酸カリウム」が痰を出しやすくする成分かを確認します。
- dは「ベンフォチアミン」の配合目的を確認し、a〜dの正誤と一致する組み合わせを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 誤り
×「抗アドレナリン作用」→ ○「抗ヒスタミン成分」
クレマスチンフマル酸塩は抗ヒスタミン成分です。鼻汁やくしゃみを抑える成分ではありますが、問題文の「抗アドレナリン作用によって」という説明は誤りです。 -
b 正しい
ノスカピンは、咳を鎮める鎮咳成分です。手引きでは、咳を抑える成分の一つとして挙げられています。 -
c 正しい
グアヤコールスルホン酸カリウムは去痰成分です。気道の粘液の分泌を促し、痰を出しやすくする作用があります。 -
d 正しい
ベンフォチアミンはビタミンB₁に関係する成分です。ビタミン成分は、発熱などで消耗されやすいビタミンの補給を目的に配合されます。疲労回復を目的とする記述は正しいです。
選択肢ごとの違いも確認しましょう。
- 1:aを正、bを誤としており、a・bが正解の組み合わせと異なります。
- 2:aを正、b・c・dを誤としており、4つすべてが正解の組み合わせと異なります。
- 3:aを正、dを誤としており、a・dが正解の組み合わせと異なります。
- 4:cを誤としており、cが正解の組み合わせと異なります。
よくある誤解
- 鼻汁やくしゃみを抑える作用があれば、どの成分も同じ分類だと思う
成分の分類と作用の説明は別々に確認します。この問題では、クレマスチンの配合目的は近い説明でも、「抗アドレナリン作用」という作用の部分が誤りです。 - 鎮咳と去痰を同じ作用だと思う
鎮咳成分は咳を鎮め、去痰成分は痰を出しやすくします。目的を入れ替えた記述に注意してください。 - ビタミン成分は、かぜ薬では疲労回復に関係しないと思う
かぜ薬では、発熱などで消耗されやすいビタミンの補給を目的に配合されることがあります。
補足コラム
「鎮咳」は咳を抑えること、「去痰」は痰の切れを良くして出しやすくすることです。ノスカピンは前者、グアヤコールスルホン酸カリウムは後者、と働きを分けて覚えると整理しやすくなります。
FAQ
抗ヒスタミン成分は、どのようにヒスタミンの働きを抑えるのですか?
ヒスタミンが体内の受容体と反応するのを妨げ、ヒスタミンの働きを抑えます。
ヒスタミンが体内の受容体と反応するのを妨げ、ヒスタミンの働きを抑えます。
ノスカピンとジヒドロコデインリン酸塩は、どちらも鎮咳成分ですか?
はい、どちらも鎮咳成分です。ただし、手引きではジヒドロコデインリン酸塩は依存性のある成分としても説明されています。
はい、どちらも鎮咳成分です。ただし、手引きではジヒドロコデインリン酸塩は依存性のある成分としても説明されています。
関連キーワード: かぜ薬、抗ヒスタミン成分、鎮咳成分、去痰成分、ビタミン成分

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