登録販売者 2022年 北海道・東北 問24
問題文
解熱鎮痛薬の配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a アセトアミノフェンは、主として中枢作用によって解熱・鎮痛をもたらすため、末梢における抗炎症作用は期待できない。
b エテンザミドは、作用の仕組みの違いによる相乗効果を期待して、他の解熱鎮痛成分と組み合わせて配合されることが多い。
c シャクヤクは、発汗を促して解熱を助ける作用を期待して配合される。
d ブロモバレリル尿素は、解熱鎮痛成分の鎮痛作用を助ける目的で配合されている場合がある。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:正
2:a:正、b:正、c:正、d:誤
3:a:正、b:正、c:誤、d:正(正解)
4:a:正、b:誤、c:正、d:正
5:a:誤、b:正、c:正、d:正
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解熱鎮痛薬の配合成分【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:シャクヤクは鎮痛・鎮痙など、発汗を促すのはショウキョウ・ケイヒなどです。
3の組合せが正解です。a・b・dは正しく、cは誤りです。第3章「主な医薬品とその作用」の解熱鎮痛成分と配合成分に関する内容です。根拠となる「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月)」では、シャクヤクは鎮痛・鎮痙(ちんけい:けいれんを鎮めること)作用などを示す生薬とされています。一方、発汗を促して解熱を助ける目的で配合されるのは、ショウキョウ、ケイヒなどです。
解法ステップ
- アセトアミノフェンは、中枢(脳や脊髄など)に主に作用し、末梢(体の各部)での抗炎症作用は期待できないと確認します。
- エテンザミドは、作用の仕組みが異なる解熱鎮痛成分と組み合わせ、相乗効果を期待して配合されることが多い成分です。
- シャクヤクと、発汗を促すショウキョウ・ケイヒを区別します。ここがcの判断ポイントです。
- ブロモバレリル尿素は鎮静成分で、解熱鎮痛成分の鎮痛作用を補助する目的で配合される場合があります。
選択肢別の誤答解説
記述ごとの確認
-
a:正しいです。
アセトアミノフェンは主として中枢作用によって解熱・鎮痛をもたらします。末梢での抗炎症作用は期待できません。 -
b:正しいです。
エテンザミドは、作用の仕組みの違いによる相乗効果を期待して、ほかの解熱鎮痛成分と組み合わせて配合されることが多い成分です。 -
c:誤りです。
×「シャクヤクは、発汗を促して解熱を助ける」→ ○「ショウキョウ、ケイヒ等が、発汗を促して解熱を助ける」
シャクヤクは、鎮痛・鎮痙作用や鎮静作用を示し、内臓の痛みにも用いられる生薬です。 -
d:正しいです。
ブロモバレリル尿素は鎮静成分で、解熱鎮痛成分の鎮痛作用を補助する目的で配合される場合があります。鎮静成分には依存性がある点にも注意します。
組合せの照合
- 1:誤りです。 a・b・dは正しいですが、cを「正」としている点が違います。
- 2:誤りです。 cを「正」、dを「誤」としている点が違います。cは誤り、dは正しい記述です。
- 3:正しい組合せです。 a・b・dが正しく、cが誤りです。
- 4:誤りです。 bを「誤」、cを「正」としている点が違います。bは正しく、cは誤りです。
- 5:誤りです。 aを「誤」、cを「正」としている点が違います。aは正しく、cは誤りです。
よくある誤解
- 生薬名と作用の入れ替えに注意します。シャクヤクの鎮痛・鎮痙作用と、ショウキョウ・ケイヒの発汗を促す作用を混同しないようにしましょう。
- **「鎮痛作用を助ける」と「発汗を促して解熱を助ける」**は別の働きです。前者はブロモバレリル尿素などの鎮静成分、後者はショウキョウ・ケイヒなどがポイントです。
- アセトアミノフェンの作用部位を取り違えないようにします。主に中枢に作用し、末梢での抗炎症作用は期待できません。
補足コラム
アセトアミノフェン、カフェイン、エテンザミドの組合せは、それぞれの頭文字から**「ACE処方」**と呼ばれます。配合成分の問題では、成分名だけでなく「どの作用を補うための配合か」も合わせて覚えると、入れ替え問題を見抜きやすくなります。
FAQ
Q. シャクヤクは、解熱鎮痛薬には配合されない生薬ですか?
A. いいえ。解熱鎮痛薬に配合される場合があります。ただし、手引きで示されている主な働きは鎮痛・鎮痙作用などであり、発汗を促して解熱を助ける働きとは区別します。
A. いいえ。解熱鎮痛薬に配合される場合があります。ただし、手引きで示されている主な働きは鎮痛・鎮痙作用などであり、発汗を促して解熱を助ける働きとは区別します。
Q. ブロモバレリル尿素は、解熱鎮痛成分そのものですか?
A. いいえ。鎮静成分です。解熱鎮痛成分の鎮痛作用を補助する目的で配合される場合があります。
A. いいえ。鎮静成分です。解熱鎮痛成分の鎮痛作用を補助する目的で配合される場合があります。
関連キーワード: アセトアミノフェン、エテンザミド、シャクヤク、ショウキョウ、ケイヒ、ブロモバレリル尿素、ACE処方

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