登録販売者 2022年 北海道・東北 問40
問題文
次のうち、循環器用薬に含まれる成分とその主な作用として、正しいものの組み合わせはどれか。
成分 主な作用
a ヘプロニカート ― 高血圧等における毛細血管の補強、強化
b ルチン ― 遊離したニコチン酸による、末梢の血液循環の改善
c コウカ ― 末梢の血行を促してうっ血を除く
d ユビデカレノン ― 心筋の酸素利用効率を高めて、収縮力を高める
選択肢
1:(a、b)
2:(a、d)
3:(b、c)
4:(c、d)(正解)
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循環器用薬の成分と作用【登録販売者解説】
正解の理由
ヘプロニカートは末梢の血液循環を改善し、ルチンは毛細血管を補強・強化します。
正しい組み合わせは4(c、d)です。記述は、a:誤り、b:誤り、c:正しい、d:正しいです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月)」第3章「主な医薬品とその作用」の「その他の循環器用薬」です。
解法ステップ
- 「高血圧等」「毛細血管の補強・強化」という語句を見つけたら、ルチンの作用と結び付けます。
- 「遊離したニコチン酸」「末梢の血液循環の改善」は、ヘプロニカートなどの作用です。
- コウカの「末梢の血行」「うっ血を除く」と、ユビデカレノンの「心筋の酸素利用効率」「収縮力を高める」は正しい記述です。
- 正しい記述c・dを含む4を選びます。
選択肢別の誤答解説
記述a:ヘプロニカート
× ヘプロニカート―高血圧等における毛細血管の補強、強化
→ ○ ヘプロニカート―遊離したニコチン酸による末梢の血液循環の改善
→ ○ ヘプロニカート―遊離したニコチン酸による末梢の血液循環の改善
高血圧等における毛細血管の補強・強化は、ルチンの作用です。ヘプロニカートは、体内で遊離したニコチン酸の働きにより、末梢の血液循環を改善します。
記述b:ルチン
× ルチン―遊離したニコチン酸による、末梢の血液循環の改善
→ ○ ルチン―高血圧等における毛細血管の補強、強化
→ ○ ルチン―高血圧等における毛細血管の補強、強化
ルチンはビタミン様物質の一種で、毛細血管の補強・強化を期待して用いられます。ニコチン酸による末梢の血液循環の改善は、ヘプロニカートなどの作用です。
記述c:コウカ
正しい記述です。コウカは生薬成分で、末梢の血行を促し、うっ血(血液が滞った状態)を除く作用があるとされます。
記述d:ユビデカレノン
正しい記述です。ユビデカレノンは、心筋の酸素利用効率を高め、心臓の収縮力を高めることで、血液循環の改善効果を示すとされます。別名はコエンザイムQ10です。
組み合わせの照合
- 1(a、b):誤りのa・bを含み、正しいc・dを含みません。
- 2(a、d):誤りのaを含み、正しいcを含みません。
- 3(b、c):誤りのbを含み、正しいdを含みません。
- 4(c、d):正しい記述c・dの組み合わせです。
よくある誤解
- ヘプロニカートとルチンの作用を入れ替える:ニコチン酸による末梢循環の改善はヘプロニカート、毛細血管の補強・強化はルチンです。
- 「循環を改善する成分」とだけ覚える:どちらも循環器用薬に関係しますが、手引きでは作用の説明が異なります。キーワードで区別しましょう。
- コウカの作用を「毛細血管の補強」と結び付ける:コウカは末梢の血行を促し、うっ血を除く作用です。
補足コラム
コウカを煎じて服用する製品は、冷え症や血色不良に用いられます。
ヘプロニカートとイノシトールヘキサニコチネートは、いずれもニコチン酸が遊離して末梢の血液循環を改善するとされ、ビタミンEと組み合わせて用いられる場合があります。
ヘプロニカートとイノシトールヘキサニコチネートは、いずれもニコチン酸が遊離して末梢の血液循環を改善するとされ、ビタミンEと組み合わせて用いられる場合があります。
FAQ
ユビデカレノンは、どのような成分として整理されますか?
循環器用薬のうち、生薬成分以外の成分として扱われます。コエンザイムQ10という別名も、あわせて覚えておくとよいでしょう。
循環器用薬のうち、生薬成分以外の成分として扱われます。コエンザイムQ10という別名も、あわせて覚えておくとよいでしょう。
関連キーワード: ヘプロニカート、ルチン、コウカ、ユビデカレノン、末梢血液循環、毛細血管、うっ血

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