登録販売者 2022年 北海道・東北 問67
問題文
次の記述は、目に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。
a 涙液は、ゴミ等の異物や刺激性の化学物質が目に入ったときに、それらを洗い流す作用があるが、角膜に酸素や栄養分を供給する働きはない。
b 水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の弛緩によって、近くの物を見るときには扁平になる。
c 神経性の疲労、睡眠不足、栄養不良等が要因となって、慢性的な目の疲れに肩こり、頭痛等の全身症状を伴う場合を眼精疲労という。
d 目が紫外線を含む光に長時間曝されると、角膜の上皮に損傷を生じることがあり、これを雪眼炎という。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)
3:(b、d)
4:(c、d)(正解)
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目の構造と眼精疲労【登録販売者解説】
正解の理由
涙液は角膜に酸素や栄養分を供給し、近くを見るときの水晶体は厚くなります。
正しい記述は c・d で、組み合わせは 4 です。a・b は誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の、目の構造と目の疲れに関する項目です。
正しい記述は c・d で、組み合わせは 4 です。a・b は誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の、目の構造と目の疲れに関する項目です。
解法ステップ
- a は「涙液に角膜への酸素・栄養分の供給がない」と断定している点を確認します。
- b は「近くを見るときに水晶体が扁平になる」という部分を確認します。
- c は、目の疲れに肩こりや頭痛などの全身症状を伴う状態を表しています。
- d は、紫外線を含む光による角膜上皮の損傷と雪眼炎の説明です。c・d の組み合わせを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a
×「角膜に酸素や栄養分を供給する働きはない」→ ○「角膜に酸素や栄養分を供給する」
涙液には、異物や刺激性の化学物質を洗い流す働きに加えて、角膜に酸素や栄養分を供給する働きもあります。 -
b
×「近くの物を見るときには扁平になる」→ ○「近くの物を見るときには丸く厚みが増す」
水晶体(すいしょうたい)は、毛様体(もうようたい)の収縮・弛緩によって厚みが変わります。近くを見るときは厚くなり、遠くを見るときは扁平になります。 -
c
正しい記述です。 神経性の疲労、睡眠不足、栄養不良などが要因となり、慢性的な目の疲れに肩こりや頭痛などの全身症状を伴う状態を眼精疲労(がんせいひろう)といいます。 -
d
正しい記述です。 紫外線を含む光に長時間さらされることで、角膜(かくまく)の上皮に損傷が生じることがあります。これを雪眼炎(せつがんえん)といいます。
組み合わせも照合しましょう。
- 選択肢1(a、b):誤りの a・b を含み、正しい c・d を含まないため誤りです。
- 選択肢2(a、c):誤りの a を含み、正しい d を含まないため誤りです。
- 選択肢3(b、d):誤りの b を含み、正しい c を含まないため誤りです。
- 選択肢4(c、d):正しい c・d の組み合わせです。
よくある誤解
- 涙液は「目を洗うもの」とだけ覚えてしまい、角膜への酸素・栄養分の供給を見落としがちです。
- 近くを見るときと遠くを見るときの水晶体の形を逆にしないよう注意します。近くは厚く、遠くは扁平です。
- 「目の疲れ」と「眼精疲労」を同じものとして扱わないことが大切です。眼精疲労では、肩こりや頭痛などの全身症状を伴う場合があります。
補足コラム
水晶体は、目に入った光の焦点を網膜に合わせるために厚みを変えます。近くを見るときは厚く、遠くを見るときは薄く扁平になる、と対にして覚えましょう。
FAQ
雪眼炎は、雪山にいるときだけ起こるものですか?
手引きでは、紫外線を含む光に長時間さらされることで角膜上皮に損傷が生じる状態として説明されています。「雪眼炎」という名前だけで、雪山に限った現象と決めつけないようにしましょう。
手引きでは、紫外線を含む光に長時間さらされることで角膜上皮に損傷が生じる状態として説明されています。「雪眼炎」という名前だけで、雪山に限った現象と決めつけないようにしましょう。
涙液はどこから分泌されますか?
涙液は涙腺から分泌されます。目の表面を潤し、清浄に保つ働きもあります。
涙液は涙腺から分泌されます。目の表面を潤し、清浄に保つ働きもあります。
関連キーワード: 涙液、角膜、水晶体、毛様体、眼精疲労、雪眼炎

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