登録販売者 2022年 北海道・東北 問75
問題文
精神神経系に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 医薬品の副作用によって生じる精神神経症状は、医薬品の大量服用や長期連用等の不適正な使用がなされた場合に限らず、通常の用法・用量でも発生することがある。
b 無菌性髄膜炎は、多くの場合、発症は急性で、首筋のつっぱりを伴った激しい頭痛、発熱、吐きけ・嘔吐、意識混濁等の症状が現れる。
c 無菌性髄膜炎は、過去に軽度の症状を経験した人であれば、再度、同じ医薬品を使用しても再発することはない。
d 医薬品の副作用によって中枢神経系が影響を受け、物事に集中できない、落ち着きがなくなる等のほか、不眠、不安、震え(振戦)、興奮、眠気、うつ等の精神神経症状を生じることがある。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:誤
2:a:誤、b:誤、c:正、d:正
3:a:正、b:正、c:誤、d:正(正解)
4:a:正、b:誤、c:誤、d:正
5:a:誤、b:正、c:正、d:誤
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精神神経系の副作用【登録販売者解説】
正解の理由
精神神経症状は通常の用法・用量でも起こり、無菌性髄膜炎は同じ医薬品の再使用で再発することがあります。
3の組み合わせは、a・b・dが正しく、cが誤りです。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第2章「人体の働きと医薬品」の「精神神経系に現れる副作用」です。
3の組み合わせは、a・b・dが正しく、cが誤りです。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第2章「人体の働きと医薬品」の「精神神経系に現れる副作用」です。
解法ステップ
- aの「不適正な使用がなされた場合に限らず」に注目します。通常の用法・用量でも起こる、という内容です。
- bは無菌性髄膜炎の症状として、急性の発症や頭痛、発熱、吐きけ・嘔吐などが挙げられているかを確認します。
- cの「再発することはない」は、手引きの「再発し、急激に症状が進行する場合がある」と逆です。
- dにある精神神経症状の例が、手引きの記載と合っているかを確認します。
選択肢別の誤答解説
- a:正しいです。 精神神経症状は、大量服用や長期連用などの不適正な使用だけでなく、通常の用法・用量でも生じることがあります。
- b:正しいです。 無菌性髄膜炎(むきんせいずいまくえん)は、多くの場合、急性に発症します。首筋のつっぱりを伴う激しい頭痛、発熱、吐きけ・嘔吐、意識混濁(いしきこんだく)などが現れることがあります。
- c:誤りです。 ×「再発することはない」→ ○「再発し、急激に症状が進行する場合がある」
過去に軽度の症状を経験していても、同じ医薬品の再使用で再発することがあります。 - d:正しいです。 医薬品の副作用で中枢神経系が影響を受け、集中できない、落ち着きがなくなる、不眠、不安、震え(振戦(しんせん))、興奮、眠気、うつなどが生じることがあります。
誤答の選択肢は、記述の正誤の組み合わせが合っていません。
- 選択肢1は、a・bは正しいものの、cを正しい、dを誤りとしている点が違います。
- 選択肢2は、a・bを誤り、cを正しいとしている点が違います。dは正しい記述です。
- 選択肢4は、bを誤りとしている点が違います。a・c・dの扱いは合っています。
- 選択肢5は、aを誤り、cを正しい、dを誤りとしている点が違います。bは正しい記述です。
よくある誤解
- 精神神経症状は、過量服用や長期連用などの不適正な使用でしか起こらない、と考えてしまうことがあります。通常の用法・用量でも生じる点が重要です。
- 「過去に軽い症状だったなら、次も軽い」「再発しない」と考えるのは誤りです。再使用で再発し、急激に進行する場合があります。
- bの症状が「無菌性髄膜炎のすべての人に必ず現れる」と読み替えないようにしましょう。手引きは「多くの場合」としています。
補足コラム
無菌性髄膜炎は、髄液から細菌が検出されない髄膜炎です。大部分はウイルスが原因と考えられていますが、医薬品の副作用で生じることもあります。医薬品の副作用が原因の場合、症状に気づいたら原因と考えられる医薬品の使用を中止し、医師の診療を受ける必要があるとされています。
FAQ
無菌性髄膜炎は、感染症ではないという意味ですか?
「無菌性」は、髄液に細菌が検出されないことを指します。ウイルスなどが原因となる場合もあります。
「無菌性」は、髄液に細菌が検出されないことを指します。ウイルスなどが原因となる場合もあります。
精神神経症状には、眠気も含まれますか?
はい。手引きでは、眠気のほか、不眠、不安、興奮、うつなども精神神経症状の例として挙げられています。
はい。手引きでは、眠気のほか、不眠、不安、興奮、うつなども精神神経症状の例として挙げられています。
関連キーワード: 精神神経障害、無菌性髄膜炎、中枢神経系、振戦

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