登録販売者 2022年 北海道・東北 問89
問題文
食品表示基準に基づく栄養機能食品における栄養成分と栄養機能表示との関係について、正しいものの組み合わせはどれか。
栄養成分 栄養機能表示
a パントテン酸 ― パントテン酸は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
b ビタミンB1 ― ビタミンB1は、たんぱく質からのエネルギーの産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
c 鉄 ― 鉄は、赤血球の形成を助ける栄養素です。鉄は、多くの体内酵素の正常な働きと骨の形成を助ける栄養素です。
d ビタミンE ― ビタミンEは、抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素です。
選択肢
1:(a、c)
2:(a、d)(正解)
3:(b、c)
4:(b、d)
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栄養機能食品の表示【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:パントテン酸とビタミンEの表示は適切、ビタミンB1と鉄の表示は誤りです。
正しい組み合わせは2です。記述では、aは正しく、bは誤り、cは誤り、dは正しいため、aとdを含む組み合わせが該当します。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第4章「薬事関係法規・制度」の栄養機能食品に関する項目です。
解法ステップ
- aの「パントテン酸」と「皮膚や粘膜の健康維持」の組み合わせを確認します。これは適切です。
- bの「ビタミンB1」と「たんぱく質から」を見ます。エネルギー産生に使われるのは、たんぱく質ではなく炭水化物です。
- cでは、鉄の表示に「多くの体内酵素」「骨の形成」が含まれている点に注目します。これらは鉄ではなく、銅の機能表示です。
- dの「ビタミンE」と「抗酸化作用」「体内の脂質」「細胞の健康維持」は、手引きの表示と一致します。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
パントテン酸は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。 -
b 誤り
×「たんぱく質から」→ ○「炭水化物から」
ビタミンB1は、炭水化物からのエネルギー産生と、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。エネルギー産生に関わる栄養素の取り違えに注意してください。 -
c 誤り
×「鉄は、多くの体内酵素の正常な働きと骨の形成を助ける」→ ○「銅は、多くの体内酵素の正常な働きと骨の形成を助ける」
鉄は、赤血球を作るのに必要な栄養素です。記述後半の機能表示は、鉄ではなく銅に当てはまります。また、「赤血球の形成を助ける」という表示も、手引きでは銅の機能として示されています。 -
d 正しい
ビタミンEは、抗酸化作用により体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素です。
組み合わせの違いも確認しましょう。選択肢1はaを含みますが、誤りのcを含み、正しいdを含みません。選択肢3は誤りのb・cを含み、正しいa・dを含みません。選択肢4は正しいdを含みますが、誤りのbを含み、正しいaを含みません。
よくある誤解
- ビタミンB1とビタミンB6の表示を混同しやすいところです。「たんぱく質からのエネルギー産生」はビタミンB6です。
- 鉄と銅を取り違えやすいところです。鉄は「赤血球を作るのに必要」、銅は「赤血球の形成を助ける」「体内酵素」「骨の形成」と整理しましょう。
- 食品の栄養機能表示は、成分名だけで判断せず、表示文の中身まで確かめる必要があります。
補足コラム
栄養機能食品は、栄養成分の量が基準に適合していれば、その栄養成分の機能を表示できます。消費者庁長官の個別の許可は必要ありません。一方で、摂取上の注意事項を適切に表示し、個別の審査を受けたものではない旨も表示する必要があります。
FAQ
Q. 栄養機能食品と特定保健用食品は、どちらも国の個別審査を受けますか?
A. いいえ。栄養機能食品は、国が定めた規格基準に適合していることをもとに表示するもので、個別の許可は必要ありません。特定保健用食品は、国の審査を受けて許可された食品です。
A. いいえ。栄養機能食品は、国が定めた規格基準に適合していることをもとに表示するもので、個別の許可は必要ありません。特定保健用食品は、国の審査を受けて許可された食品です。
Q. ビタミンB1とビタミンB6は、表示でどう区別できますか?
A. ビタミンB1は「炭水化物からのエネルギー産生」、ビタミンB6は「たんぱく質からのエネルギー産生」が手がかりです。
A. ビタミンB1は「炭水化物からのエネルギー産生」、ビタミンB6は「たんぱく質からのエネルギー産生」が手がかりです。
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