登録販売者 2022年 奈良・関西広域連合・福井 問03
問題文
健康食品に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 一般用医薬品の販売時に健康食品の摂取の有無について確認することは、重要である。
b いわゆる「健康食品」では、誤った使用方法や個々の体質により健康被害を生じた例が報告されている。
c 「特定保健用食品」は、事業者の責任で科学的根拠をもとに疾病に罹患していない者の健康維持及び増進に役立つ機能を商品のパッケージに表示するものとして国に届出された商品である。
d いわゆる「健康食品」は、安全性や効果を担保する科学的データの面で医薬品と同等のものである。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:誤
2:a:正、b:正、c:誤、d:正
3:a:正、b:正、c:誤、d:誤(正解)
4:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
5:a:誤、b:正、c:誤、d:正
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健康食品と医薬品の違い【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:健康食品の摂取状況は確認し、機能性表示食品と特定保健用食品、食品と医薬品は区別します。
3が正解です。a・bは正しく、c・dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の「健康食品」です。
解法ステップ
- aの「健康食品の摂取の有無」と、bの「誤った使用方法や個々の体質による健康被害」に注目します。健康食品は医薬品との相互作用が起こることもあるため、販売時の確認が大切です。
- cの「事業者の責任」「科学的根拠」「国に届出」という組合せを見ます。これは特定保健用食品ではなく、機能性表示食品の特徴です。
- dの「医薬品と同等」という断定を確認します。手引きでは、健康食品は安全性や効果を担保する科学的データの面でも医薬品とは異なるとされています。
- a・bを正、c・dを誤と判断できるため、その組合せである3を選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
健康食品も医薬品の作用を強めたり弱めたりすることがあります。そのため、一般用医薬品の販売時に健康食品の摂取状況を確認することは重要です。 -
b 正しい
健康食品でも、誤った使用方法や個々の体質によって健康被害が生じた例が報告されています。「食品だから害はない」とは限りません。 -
c 誤り
×「特定保健用食品」→ ○「機能性表示食品」
「事業者の責任で科学的根拠をもとに機能を表示し、国に届け出る」という説明は、機能性表示食品のものです。特定保健用食品は、有効性や安全性などについて個別に審査を受け、許可または承認を得る食品です。 -
d 誤り
×「医薬品と同等」→ ○「医薬品とは異なる」
健康食品は食品であり、法律上も、また安全性や効果を担保する科学的データの面でも医薬品とは異なります。医薬品と同じ水準で安全性や効果が確認されているとはいえません。
選択肢ごとの照合は次のとおりです。
- 1:a・b・dの判定は合っていますが、cを正としている点が誤りです。
- 2:a・b・cの判定は合っていますが、dを正としている点が誤りです。
- 4:a・bを誤、cを正としている3点が、記述の正誤と異なります。
- 5:b・cの判定は合っていますが、aを誤、dを正としている2点が誤りです。
- 3:a・bを正、c・dを誤としており、すべての記述と一致します。
よくある誤解
- 「健康食品は食品だから安全」と考えがちですが、健康被害や医薬品との相互作用が起こることがあります。
- 「事業者の責任」「科学的根拠」「国への届出」を見て、特定保健用食品と判断しないようにしましょう。この組合せは機能性表示食品の特徴です。
- 「医薬品と同等」という表現は、健康食品の安全性や効果を過大に評価させる書き換えです。
補足コラム
保健機能食品には、特定保健用食品・栄養機能食品・機能性表示食品の3種類があります。
- 特定保健用食品:有効性や安全性などについて個別に審査を受け、許可または承認を得ます。
- 栄養機能食品:定められた規格基準に適合した栄養成分について、機能を表示できます。
- 機能性表示食品:事業者の責任で科学的根拠に基づく機能を表示し、販売前に必要な情報を届け出ます。特定保健用食品とは異なり、国の個別の許可を受けたものではありません。
FAQ
Q. 機能性表示食品は、国が機能を個別に審査して許可した食品ですか?
A. いいえ。事業者の責任で科学的根拠に基づく機能を表示し、販売前に情報を届け出る食品です。特定保健用食品のような国の個別の許可とは区別します。
A. いいえ。事業者の責任で科学的根拠に基づく機能を表示し、販売前に情報を届け出る食品です。特定保健用食品のような国の個別の許可とは区別します。
Q. 健康食品を摂っている人には、医薬品との相互作用も確認が必要ですか?
A. はい。健康食品との組合せで医薬品の作用が強まったり弱まったりすることがあるため、摂取状況を確認することが大切です。
A. はい。健康食品との組合せで医薬品の作用が強まったり弱まったりすることがあるため、摂取状況を確認することが大切です。
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