戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2022年 奈良・関西広域連合・福井 問09


問題文

食品と医薬品の相互作用に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 食品と医薬品の相互作用は、しばしば「飲み合わせ」と表現される。 b 酒類(アルコール)をよく摂取する者は、肝臓の代謝機能が高まっていることが多く、アセトアミノフェンでは、体内から速く消失して、十分な薬効が得られなくなることがある。 c 総合感冒薬とコーヒーを一緒に服用すると、カフェインの過剰摂取になる場合がある。 d 内服薬以外では、食品の摂取によって、医薬品の作用や代謝に影響を受ける可能性はない。

選択肢

1:a:正、b:正、c:誤、d:正
2:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
3:a:正、b:正、c:正、d:誤(正解)
4:a:正、b:誤、c:正、d:誤
5:a:誤、b:正、c:誤、d:正

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食品と医薬品の相互作用【登録販売者解説】

正解の理由

食品中の成分が医薬品と重なることや、アルコールが医薬品の代謝に影響することがポイントです。
3の組合せが正しく、a・b・cは正、dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月)」第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の「他の医薬品や食品との相互作用、飲み合わせ」です。

解法ステップ

  1. aの「飲み合わせ」は、食品と医薬品の相互作用を表す言い方か確認します。
  2. bでは、アルコールをよく摂取する人の「肝臓の代謝機能」と、アセトアミノフェンの「体内からの消失」のつながりに注目します。
  3. cは、総合感冒薬とコーヒーの両方からカフェインを摂取する点を確認します。
  4. dの「内服薬以外では」「可能性はない」という限定・断定が正しいかを確かめ、組合せを絞ります。

選択肢別の誤答解説

  • a 正しいです。 食品と医薬品の相互作用は、しばしば「飲み合わせ」と表現されます。
  • b 正しいです。 アルコールは主に肝臓で代謝されます。アルコールをよく摂取する人では肝臓の代謝機能が高まっていることが多く、アセトアミノフェンなどが通常より代謝されやすくなり、体内から速く消失して十分な薬効が得られないことがあります。代謝とは、体内で物質が化学的に変化することです。
  • c 正しいです。 総合感冒薬にカフェインが含まれている場合、コーヒーと一緒に摂取すると、カフェインの過剰摂取になることがあります。
  • d 誤りです。 「内服薬以外では影響を受ける可能性はない」と言い切ることはできません。食品と飲み薬の相互作用が主に想定されるという説明は、内服薬以外との相互作用がないという意味ではありません。
選択肢の組合せを照らすと、次のとおりです。
  • 選択肢1は、cを誤、dを正としており、どちらも正誤が違います。
  • 選択肢2は、aとbを誤としており、どちらも正誤が違います。
  • 選択肢4は、bを誤としており、正誤が違います。
  • 選択肢5は、aを誤、cを誤、dを正としており、いずれも正誤が違います。
  • **選択肢3**は、a・b・cを正、dを誤としており、各記述と一致します。

よくある誤解

  • 食品と医薬品の「飲み合わせ」は、必ず飲み薬だけの問題だと思い込むことがあります。「主に想定される」と「それ以外はない」は別です。
  • アルコールによる代謝の変化は、薬効を弱めるだけとは限りません。医薬品によっては、作用が強く出たり、副作用が現れやすくなったりすることもあります。
  • 総合感冒薬とコーヒーを別々のものとして考え、両方に含まれるカフェインの合計を見落としやすいです。

補足コラム

相互作用は、医薬品の作用が強まる場合だけでなく、弱まる場合もあります。医薬品の吸収・分布・代謝・排泄の過程や、医薬品が作用する部位で起こることがあります。
食品中に医薬品の成分と同じ物質が含まれる場合も、注意が必要です。手引きでは、カフェインのほか、ビタミンAも例として挙げられています。

FAQ

Q. 食品との相互作用は、いつも薬の効き目を弱くするのですか?
A. いいえ。作用が強くなりすぎる場合も、弱くなる場合もあります。医薬品や食品の組合せによって異なります。

関連キーワード: 飲み合わせ、食品との相互作用、アルコール、アセトアミノフェン、カフェイン、総合感冒薬
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