登録販売者 2022年 奈良・関西広域連合・福井 問103
問題文
一般用医薬品の添付文書等の「使用上の注意」に関する記述について、誤っているものを一つ選べ。
選択肢
1:使用上の注意は、「してはいけないこと」、「相談すること」及び「その他の注意」から構成され、適正使用のために重要と考えられる項目が前段に記載されている。
2:漢方処方製剤では、ある程度の期間継続して使用されることにより効果が得られるとされているものが多いが、長期連用する場合には、専門家に相談する旨が記載されている(本記載がない漢方処方製剤は、短期の使用に限られるもの)。
3:局所に適用する医薬品は、患部の状態によっては症状を悪化させたり、誤った部位に使用すると副作用を生じたりするおそれがあるので、「次の部位には使用しないこと」として、使用を避けるべき患部の状態や適用部位等が簡潔に記載されている。
4:医療用医薬品と併用すると、作用の増強、副作用等のリスクの増大が予測されるため、「医師(又は歯科医師)の治療を受けている人」は、「次の人は使用(服用)しないこと」の項に記載されている。(正解)
5:眠気や異常なまぶしさ等を引き起こす成分が配合されている内服用医薬品では、服用すると重大な事故につながるおそれがあるため、「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」と記載されている。
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使用上の注意の区分【登録販売者解説】
正解の理由
医療機関で治療中の人は、自己判断で処方薬を中止できないため、一般用医薬品の「相談すること」に記載されます。
誤っているのは4です。1・2・3・5は正しく、4は誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の「使用上の注意」です。
誤っているのは4です。1・2・3・5は正しく、4は誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の「使用上の注意」です。
解法ステップ
- 「医師(又は歯科医師)の治療を受けている人」という対象に注目します。
- この人については、医療用医薬品を自己判断で控えるのではなく、専門家に相談する扱いです。
- そのため、「次の人は使用しないこと」としている4が誤りだと判断できます。
選択肢別の誤答解説
- 1:正しいです。 使用上の注意は「してはいけないこと」「相談すること」「その他の注意」から構成されます。重要な項目は前段に記載されます。
- 2:正しいです。 効果を得るため、ある程度の期間継続して使用する漢方処方製剤は多い一方、長期連用する場合は専門家に相談する旨が記載されます。この記載がないものは、短期の使用に限られます。
- 3:正しいです。 患部の状態や使用する部位によって症状の悪化や副作用のおそれがあるため、避けるべき部位などが「次の部位には使用しないこと」として記載されます。
- 4:誤りです。 ×「次の人は使用(服用)しないこと」→ ○「相談すること」。医師などの治療を受けている人は、治療のために処方された医薬品を自己判断で控えることが適当でないため、「相談すること」に記載されます。
- 5:正しいです。 眠気や異常なまぶしさなどを引き起こす成分が含まれる場合、服用後の運転操作が重大な事故につながるおそれがあるため、運転などをしないよう記載されます。
よくある誤解
- 「治療中の人は、一般用医薬品を使ってはいけない」と決めつけること。 この記述が問うのは一律の使用禁止ではなく、使用前に相談する扱いかどうかです。
- 医療用医薬品との併用と、一般用医薬品同士の併用を混同すること。 医療用医薬品との併用については、治療中の人が処方薬を自己判断で控えないよう、「相談すること」に記載されます。
補足コラム
一般用医薬品同士で同じ成分や似た作用の成分が重複する場合は、作用の増強や副作用のリスクが高まるおそれがあるため、併用を避けるなどの注意が記載されます。一方、医療用医薬品との併用では、処方薬を自己判断で中止しないよう、治療中の人に相談を促します。
FAQ
「その他の注意」には、どのような内容が記載されますか?
容認される軽微な症状について、「次の症状が現れることがある」といった形で記載されることがあります。
容認される軽微な症状について、「次の症状が現れることがある」といった形で記載されることがあります。
関連キーワード: 使用上の注意、してはいけないこと、相談すること、医療用医薬品との併用、漢方処方製剤の長期連用

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