戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2022年 奈良・関西広域連合・福井 問109


問題文

医薬品の副作用等による健康被害の救済に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せを一つ選べ。
サリドマイド事件、( a )等を踏まえ、1979年に薬事法が改正され、医薬品の市販後の安全対策の強化を図るため、( b )制度の創設、副作用等報告制度の整備、保健衛生上の危害の発生又は拡大を防止するための( c )、廃棄・回収命令に関する法整備等がなされたが、それらと併せて、医薬品副作用被害救済基金法(現「(独)医薬品医療機器総合機構法」)による救済制度が創設された。

選択肢

1:スモン事件、承認、業務停止命令
2:スモン事件、承認、緊急命令
3:スモン事件、再審査・再評価、緊急命令(正解)
4:薬害エイズ事件、再審査・再評価、業務停止命令
5:薬害エイズ事件、承認、業務停止命令

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救済制度創設の経緯【登録販売者解説】

正解の理由

ひと言まとめ:1979年の薬事法改正は、スモン事件などを踏まえ、再審査・再評価制度と緊急命令を整備しました。
正しい組合せは3で、(a)は「スモン事件」、(b)は「再審査・再評価」、(c)は「緊急命令」です。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の「医薬品の副作用等による健康被害の救済」に基づく内容です。

解法ステップ

  1. 1979年の薬事法改正のきっかけとして、問題文にある「サリドマイド事件」と並ぶ薬害事件を確認します。「スモン事件等」が当てはまります。
  2. 市販後の安全対策として創設された制度は「再審査・再評価」です。「承認」はこの空欄に入る語句ではありません。
  3. 危害の発生・拡大を防ぐための命令は「緊急命令」です。「業務停止命令」と取り違えないようにします。
  4. 3つの語句がそろう組合せを選びます。

選択肢別の誤答解説

  • 選択肢1:「スモン事件」は合っていますが、(b)は「承認」ではなく「再審査・再評価」、(c)は「業務停止命令」ではなく「緊急命令」です。
  • 選択肢2:「スモン事件」と「緊急命令」は合っていますが、(b)の「承認」が違います。ここに入るのは「再審査・再評価」です。
  • 選択肢4:(b)の「再審査・再評価」は合っていますが、(a)は「薬害エイズ事件」ではなく「スモン事件」、(c)は「業務停止命令」ではなく「緊急命令」です。
  • 選択肢5:(a)の「薬害エイズ事件」、(b)の「承認」、(c)の「業務停止命令」のすべてが違います。正しい語句は、それぞれ「スモン事件」「再審査・再評価」「緊急命令」です。

よくある誤解

  • 「承認」と「再審査・再評価」を同じものと考える:この問題で問われるのは、市販後の安全対策として創設された制度です。
  • 「緊急命令」と「業務停止命令」を混同する:どちらも命令ですが、問題文の「危害の発生又は拡大を防止するため」に当たる語句は「緊急命令」です。
  • 「薬害エイズ事件」を薬害事件の代表例として選ぶ:事件名だけで判断せず、1979年改正の経緯と結びつく事件を選びます。

補足コラム

「緊急命令」は、医薬品による保健衛生上の危害を防ぐため、販売・授与の一時停止などの応急措置を命じるものです。一方、「業務停止命令」は、薬局開設者や医薬品販売業者に法令違反などがあった場合に、業務の全部または一部の停止を命じるものです。名称が似ていても、命令の目的や場面が異なります。

FAQ

Q. 医薬品副作用被害救済制度は、いつから運営されていますか?
A. 手引きでは、制度の運営は1980年5月に開始されたとされています。1979年の薬事法改正で制度が創設された時期と、運営開始の時期を分けて覚えましょう。
Q. 生物由来製品感染等被害救済制度も、同じ制度ですか?
A. 別の制度です。生物由来製品を適正に使用したにもかかわらず感染等による健康被害が生じた場合の救済を目的として、2002年の薬事法改正に際して創設されました。

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