登録販売者 2022年 奈良・関西広域連合・福井 問113
問題文
医薬品の適正使用のための啓発活動に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 医薬品の持つ特質及びその使用・取扱い等について正しい知識を広く生活者に浸透させることにより、保健衛生の維持向上に貢献することを目的とし、毎年10月17日~23日の1週間を「薬と健康の週間」としている。
b 「6・26国際麻薬乱用撲滅デー」を広く普及し、薬物乱用防止を一層推進するため、毎年6月26日~7月2日の1週間、世界保健機構(WHO)を中心とした、「ダメ。ゼッタイ。」普及運動が実施されている。
c 薬物乱用や薬物依存は、一般用医薬品では生じることはなく、違法薬物(麻薬、覚醒剤、大麻等)や医療用医薬品によって生じる。
d 青少年では薬物乱用の危険性に関する認識や理解が必ずしも十分でなく、好奇心から身近に入手できる薬物を興味本位で乱用することがあるため、医薬品の適正使用の重要性等について、小中学生のうちから啓発することが重要である。
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正、d:誤
2:a:正、b:誤、c:誤、d:正(正解)
3:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
4:a:正、b:正、c:誤、d:誤
5:a:誤、b:誤、c:誤、d:正
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医薬品適正使用の啓発活動【登録販売者解説】
正解の理由
「薬と健康の週間」は10月17日~23日、薬物乱用防止の普及運動は6月20日~7月19日、一般用医薬品でも薬物乱用は起こり得ます。
正しい組合せは2です。記述は a:正、b:誤、c:誤、d:正 となります。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の「医薬品の適正使用のための啓発活動」です。
解法ステップ
- aの「10月17日~23日」は、「薬と健康の週間」の期間として正しいと確認します。
- bは「6月26日~7月2日」「WHOを中心」という部分に注目します。手引きにある実施期間や実施主体と異なります。
- cの「一般用医薬品では生じることはなく」は、言い切りに注意します。手引きでは、一般用医薬品によっても薬物乱用や薬物依存が生じ得るとされています。
- dは、青少年への啓発の重要性について述べており、正しい内容です。
選択肢別の誤答解説
記述 a〜dの確認
-
a:正
「薬と健康の週間」は、医薬品の正しい知識を生活者に広め、保健衛生の維持向上に役立てることを目的としています。期間は毎年10月17日~23日です。 -
b:誤
× 6月26日~7月2日の1週間、WHOを中心
→ ○ 6月20日~7月19日の1か月間、国・自治体・関係団体等により実施
「6・26国際麻薬乱用撲滅デー」の日付と、普及運動の実施期間を混同しないようにしましょう。 -
c:誤
× 一般用医薬品では生じることはなく
→ ○ 一般用医薬品によっても生じ得る
薬物乱用や薬物依存は、違法薬物だけでなく、習慣性・依存性のある成分を含む一般用医薬品でも起こり得ます。 -
d:正
青少年は薬物乱用の危険性への理解が十分でないことがあり、身近に入手できる薬物を興味本位で乱用することがあります。そのため、小中学生のうちから医薬品の適正使用について啓発することが重要です。
組合せの確認
- 選択肢1:cを正、dを誤としていますが、実際はcが誤、dが正です。
- 選択肢3:aを誤、cを正、dを誤としていますが、実際はaが正、cが誤、dが正です。
- 選択肢4:bを正、dを誤としていますが、実際はbが誤、dが正です。
- 選択肢5:aを誤としていますが、aは正です。
よくある誤解
-
「6・26」という日付から、普及運動も6月26日を起点とする短期間だと思う
国際デーの日付と、普及運動の実施期間は別々に覚えましょう。 -
薬物乱用は違法薬物だけの問題だと思う
一般用医薬品にも、乱用や依存につながる成分を含むものがあります。「一般用医薬品では生じない」という断定が誤りです。 -
WHOが「ダメ。ゼッタイ。」普及運動の中心だと思う
手引きでは、国・自治体・関係団体等による運動とされています。
補足コラム
一般用医薬品の乱用をきっかけに、違法な薬物の乱用につながることもあります。啓発活動では、違法薬物だけを注意すればよいのではなく、身近な医薬品の適正使用も伝えることが大切です。
FAQ
「薬と健康の週間」と「ダメ。ゼッタイ。」普及運動は、どちらも同じ目的の活動ですか?
どちらも保健衛生に関わる啓発活動ですが、扱う内容と実施期間は異なります。「薬と健康の週間」は医薬品に関する正しい知識の普及、「ダメ。ゼッタイ。」普及運動は薬物乱用防止の推進に関する活動です。
どちらも保健衛生に関わる啓発活動ですが、扱う内容と実施期間は異なります。「薬と健康の週間」は医薬品に関する正しい知識の普及、「ダメ。ゼッタイ。」普及運動は薬物乱用防止の推進に関する活動です。
青少年への啓発が重視されるのはなぜですか?
薬物乱用の危険性への理解が十分でない場合があり、身近に入手できる薬物を興味本位で使うことがあるためです。
薬物乱用の危険性への理解が十分でない場合があり、身近に入手できる薬物を興味本位で使うことがあるためです。
関連キーワード: 薬と健康の週間、ダメ。ゼッタイ。普及運動、薬物乱用、薬物依存、一般用医薬品の適正使用

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