登録販売者 2022年 奈良・関西広域連合・福井 問115
問題文
一般用医薬品の添付文書等において、「次の人は使用(服用)しないこと」の項目中に、「本剤又は本剤の成分、牛乳によるアレルギー症状を起こしたことがある人」と記載することとされている成分を一つ選べ。
選択肢
1:ケトプロフェン
2:ブチルスコポラミン臭化物
3:プソイドエフェドリン塩酸塩
4:タンニン酸アルブミン(正解)
5:チペピジンヒベンズ酸塩
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タンニン酸アルブミンの牛乳アレルギー【登録販売者解説】
正解の理由
タンニン酸アルブミンは牛乳由来のカゼインを含むため、牛乳アレルギーの既往がある人は使用しないこととされています。
正解は4です。タンニン酸アルブミンは、添付文書等の「次の人は使用(服用)しないこと」に、「本剤又は本剤の成分、牛乳によるアレルギー症状を起こしたことがある人」と記載する成分です。手引きの**第5章「医薬品の適正使用・安全対策」**にある、使用上の注意と対象成分に関する内容です。
「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月)」では、タンニン酸アルブミンに含まれるアルブミンは、牛乳に含まれるタンパク質のカゼインから精製されるとされています。
解法ステップ
- 問題文の手がかりは、成分名そのものよりも「牛乳によるアレルギー症状」です。
- 牛乳由来の成分を含むものを探すと、タンニン酸アルブミンが該当します。
- 「本剤又は本剤の成分」だけのアレルギー注意と、「牛乳」まで明記される注意を区別します。
選択肢別の誤答解説
-
1 ケトプロフェン
非ステロイド性抗炎症成分です。手引きでは、ケトプロフェンを含む外用薬は「喘息を起こしたことがある人」に関する注意の対象として挙げられています。牛乳由来の成分を理由とする記載ではありません。 -
2 ブチルスコポラミン臭化物
胃腸の痛みやけいれんを抑える抗コリン成分(副交感神経の働きを抑える成分)です。アレルギーの既往に関する注意はありますが、牛乳アレルギーを記載する成分ではありません。 -
3 プソイドエフェドリン塩酸塩
鼻粘膜の血管を収縮させ、鼻づまりを和らげるアドレナリン作動成分です。本剤や成分に対するアレルギーの既往は注意対象ですが、牛乳由来の成分ではありません。 -
4 タンニン酸アルブミン
アルブミンが牛乳由来のカゼインから精製されるため、牛乳アレルギーの既往も使用しない人の対象に含まれます。問題文の記載と一致します。 -
5 チペピジンヒベンズ酸塩
咳を抑える鎮咳成分です。本剤や成分に対するアレルギーの既往に関する注意はありますが、牛乳由来の成分ではありません。
よくある誤解
-
「アレルギーの既往歴」とだけ覚えてしまう
選択肢の中には、本剤や成分へのアレルギーが注意されるものもあります。問題では「牛乳」が加わっている点が決め手です。 -
「アルブミン」という名前から牛乳との関係に気づかない
この問題では、タンニン酸アルブミンに含まれるアルブミンがカゼイン由来であることを結び付けます。 -
成分名だけでなく、注意書きの対象となる原因を見落とす
同じアレルギーの注意でも、「本剤・成分」と「牛乳」のように、対象が異なることがあります。
補足コラム
手引きでは、カゼインやカゼインナトリウム等についても、牛乳タンパク質に由来するものとして牛乳アレルギーへの注意が示されています。試験では、**「牛乳」→「カゼイン」→「タンニン酸アルブミン」**のつながりを押さえましょう。
FAQ
アルブミンという名前なら、すべて牛乳由来ですか?
この問題で問われているのは、タンニン酸アルブミンに含まれるアルブミンの由来です。名前だけで他の成分の由来まで判断せず、手引きに記載された成分ごとの情報を確認します。
この問題で問われているのは、タンニン酸アルブミンに含まれるアルブミンの由来です。名前だけで他の成分の由来まで判断せず、手引きに記載された成分ごとの情報を確認します。
「本剤又は本剤の成分」と「牛乳」は、なぜ両方書かれるのですか?
本剤やその成分に対するアレルギーだけでなく、牛乳アレルギーのある人にも注意が必要だからです。牛乳由来のカゼインが関係することを覚えておきましょう。
本剤やその成分に対するアレルギーだけでなく、牛乳アレルギーのある人にも注意が必要だからです。牛乳由来のカゼインが関係することを覚えておきましょう。
関連キーワード: タンニン酸アルブミン、牛乳アレルギー、カゼイン、アレルギーの既往歴、使用上の注意

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