登録販売者 2022年 奈良・関西広域連合・福井 問119
問題文
ジヒドロコデインリン酸塩が配合された一般用医薬品の鎮咳去痰薬(内服液剤)の添付文書等において、「使用上の注意」の項目中に「過量服用・長期連用しないこと」と記載することとされている理由の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 副腎皮質の機能低下を生じるおそれがあるため。
b 激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすくなるため。
c 倦怠感や虚脱感等が現れることがあるため。
d 依存性・習慣性がある成分が配合されており、乱用事例が報告されているため。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:正
2:a:誤、b:誤、c:正、d:正(正解)
3:a:誤、b:誤、c:誤、d:正
4:a:正、b:正、c:誤、d:誤
5:a:正、b:誤、c:正、d:誤
🔒 解説は解答すると表示されます
ジヒドロコデインの乱用注意【登録販売者解説】
正解の理由
ジヒドロコデインリン酸塩の過量服用・長期連用では、倦怠感や虚脱感、依存・乱用に注意します。
正しい組合せは2です。a・bは誤り、c・dは正しい内容です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の、乱用に関する注意です。
解法ステップ
- 「過量服用・長期連用しないこと」の対象成分が、ジヒドロコデインリン酸塩であることを確認します。
- 理由として示されている「倦怠感や虚脱感」と「依存性・習慣性、乱用事例」に注目します。
- その2つに当たるc・dを正しいと判断します。
- a・bは、それぞれ別の医薬品や注意事項に関する記述なので、誤りと判断します。
選択肢別の誤答解説
-
a 誤り
×「副腎皮質の機能低下」→ ジヒドロコデインリン酸塩の過量服用・長期連用に関する記載理由ではありません。副腎皮質の機能低下は、一定のステロイド性抗炎症成分を含む外用薬で、長期連用を避ける理由として挙げられています。 -
b 誤り
×「激しい腹痛を伴う下痢等」→ ジヒドロコデインリン酸塩の過量服用・長期連用に関する記載理由ではありません。他の瀉下薬(下剤)を併用しないよう注意する理由として示されています。 -
c 正しい
ジヒドロコデインリン酸塩を含む鎮咳去痰薬では、過量服用や長期連用によって、倦怠感(けんたいかん)や虚脱感(きょだつかん)などが現れることがあります。 -
d 正しい
ジヒドロコデインリン酸塩は依存性・習慣性がある成分です。乱用事例が報告されていることも、過量服用・長期連用を避けるよう記載する理由です。
選択肢1はa・bを正しいとしているため誤りです。選択肢3はcを誤りとしているため誤りです。選択肢4はa・b・c・dのすべての正誤が正しい組合せと異なります。選択肢5はa・dの正誤が正しい組合せと異なります。
よくある誤解
- 「激しい腹痛を伴う下痢」という目立つ症状を見て、どの薬の注意理由かを確認せずに選んでしまうことがあります。ここでは、他の瀉下薬との併用に関する記述です。
- 「副腎皮質の機能低下」を、長期連用の注意なら何にでも当てはまる理由だと考えるのは誤りです。成分や薬効群との組合せを確認しましょう。
- 「依存性・習慣性」と「倦怠感や虚脱感」は、どちらもジヒドロコデインリン酸塩の注意理由です。片方だけを選ばないようにします。
補足コラム
ジヒドロコデインリン酸塩は、咳を抑える鎮咳成分です。手引きでは、コデインリン酸塩水和物とともに、依存性のある成分として注意が示されています。過量服用・長期連用を避ける理由と、他の薬との併用による注意理由を混同しないことがポイントです。
FAQ
「倦怠感や虚脱感」は、依存性とは別の注意ですか?
はい。手引きでは、倦怠感や虚脱感などが現れることと、依存性・習慣性があり乱用事例が報告されていることが、それぞれ記載理由として示されています。
はい。手引きでは、倦怠感や虚脱感などが現れることと、依存性・習慣性があり乱用事例が報告されていることが、それぞれ記載理由として示されています。
「副腎皮質の機能低下」は、どのような注意と結びつきますか?
手引きでは、一定のステロイド性抗炎症成分を含む外用薬について、長期連用を避ける理由として挙げられています。
手引きでは、一定のステロイド性抗炎症成分を含む外用薬について、長期連用を避ける理由として挙げられています。
関連キーワード: ジヒドロコデインリン酸塩、鎮咳去痰薬、過量服用、長期連用、依存性、乱用注意

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
