戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2022年 奈良・関西広域連合・福井 問23


問題文

体力虚弱のもののかぜの症状緩和に用いることができる漢方処方製剤の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 葛根湯 b 麻黄湯 c 香蘇散 d 小柴胡湯

選択肢

1:a:正、b:誤、c:正、d:誤
2:a:正、b:誤、c:誤、d:正
3:a:誤、b:誤、c:正、d:誤(正解)
4:a:正、b:正、c:誤、d:誤
5:a:誤、b:誤、c:誤、d:正

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かぜの漢方処方と体力区分【登録販売者解説】

正解の理由

ひと言まとめ:体力虚弱の人のかぜの初期に用いる処方として、香蘇散(こうそさん)が挙げられます。
組合せでは、3が該当します。aは対象外、bは対象外、cは対象、dは対象外です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の、かぜの症状緩和に用いる漢方処方製剤の体力区分と適応です。

解法ステップ

  1. 「体力虚弱」という条件に注目します。
  2. 葛根湯(かっこんとう)と麻黄湯(まおうとう)は、体力が比較的ある人向けです。
  3. 香蘇散は「体力虚弱」が明記されているため、対象になります。
  4. 小柴胡湯(しょうさいことう)は体力中等度向けで、体の虚弱な人には不向きとされます。

選択肢別の誤答解説

記述対象か体力区分と見分けるポイント
a 葛根湯対象外体力中等度以上の人向けです。感冒の初期で、汗をかいていない場合などに用いられます。体の虚弱な人には不向きとされます。
b 麻黄湯対象外体力充実した人向けです。かぜのひきはじめで、寒気・発熱・頭痛などがあり、汗が出ていない場合が見分けるポイントです。体の虚弱な人は使用を避ける必要があります。
c 香蘇散対象体力虚弱で、神経過敏、気分がすぐれず、胃腸が弱い人のかぜの初期に適するとされます。
d 小柴胡湯対象外体力中等度の人向けです。脇腹からみぞおちにかけて苦しい、食欲不振、口の苦味などが特徴です。体の虚弱な人には不向きとされます。
組合せの誤りは、次のように見分けられます。
  • 選択肢1は、aを対象としている点が誤りです。葛根湯は体力中等度以上の人向けです。
  • 選択肢2は、a・dを対象、cを対象外としている点が誤りです。葛根湯と小柴胡湯は対象外、香蘇散は対象です。
  • 選択肢4は、a・bを対象、cを対象外としている点が誤りです。葛根湯と麻黄湯は対象外、香蘇散は対象です。
  • 選択肢5は、cを対象外、dを対象としている点が誤りです。香蘇散は対象、小柴胡湯は対象外です。

よくある誤解

  • 「かぜに用いる処方なら、体力虚弱の人にも使える」と考えないようにしましょう。処方ごとに体力区分が異なります。
  • 葛根湯と麻黄湯を、どちらも「かぜの初期に使う」という理由だけで同じ区分にしないことが大切です。葛根湯は「体力中等度以上」、麻黄湯は「体力充実」です。
  • 小柴胡湯はかぜの後期の症状にも用いられますが、体力虚弱の人向けという意味ではありません。

補足コラム

同じく体力虚弱の人のかぜの初期に用いられる処方として、桂枝湯(けいしとう)があります。桂枝湯は「体力虚弱で、汗が出るもの」が目印です。一方、香蘇散は「体力虚弱」に加えて、神経過敏・気分がすぐれない・胃腸が弱いという特徴で見分けます。

FAQ

Q. 葛根湯と麻黄湯は、どちらも汗が出ていないときに使う処方ですか?
A. 手引きでは、どちらも汗が出ていない場合に適する症状が示されています。ただし、体力区分は異なり、葛根湯は体力中等度以上、麻黄湯は体力充実した人向けです。

関連キーワード: 香蘇散、葛根湯、麻黄湯、小柴胡湯、桂枝湯、体力区分、かぜ薬漢方処方
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