登録販売者 2022年 奈良・関西広域連合・福井 問25
問題文
一般用医薬品の解熱鎮痛薬を購入する際に、受診勧奨が必要と考えられる症状の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 激しい腹痛や下痢などの消化器症状を伴う発熱
b 1週間以上続く発熱
c 年月の経過に伴って次第に増悪していくような月経痛
d 起床時に関節のこわばりを伴う関節痛
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:誤
2:a:正、b:正、c:誤、d:正
3:a:正、b:誤、c:正、d:正
4:a:誤、b:正、c:正、d:正
5:a:正、b:正、c:正、d:正(正解)
🔒 解説は解答すると表示されます
解熱鎮痛薬の受診勧奨症状【登録販売者解説】
正解の理由
発熱が長引く、月経痛が年々強くなる、関節のこわばりがあるなど、原因となる病気が考えられる症状では、自己判断で解熱鎮痛薬を使うのではなく受診を勧めます。
正しい組合せは5で、a〜dはすべて正しい記述です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の、解熱鎮痛薬の受診勧奨に関する項目です。
解法ステップ
- 発熱の記述では、「激しい腹痛や下痢を伴う」「1週間以上続く」という症状に注目します。どちらも、単なる発熱として自己治療を続けない目安です。
- 痛みの記述では、「年月の経過に伴って次第に増悪」「起床時に関節がこわばる」という特徴を確認します。どちらも受診を考える症状です。
- 以上から、a〜dはすべて正しい組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
- a 正しい:発熱に激しい腹痛や下痢などの消化器症状を伴う場合は、自己判断で解熱鎮痛薬による対処を続けず、受診を勧める症状です。
- b 正しい:発熱が1週間以上続く場合は、かぜ以外の感染症や重大な病気が原因の可能性があります。
- c 正しい:月経痛が年月の経過に伴って次第に強くなる場合は、子宮内膜症(しきゅうないまくしょう)などの病気が考えられます。
- d 正しい:起床時に関節のこわばりがある場合は、関節リウマチ(かんせつりうまち)などの可能性が考えられます。
組合せで見ると、選択肢1はdを誤りとしている点、選択肢2はcを誤りとしている点、選択肢3はbを誤りとしている点、選択肢4はaを誤りとしている点が違います。すべてを正しいとする5が適切です。
よくある誤解
- 「月経痛はよくある症状だから、年々強くなっても受診勧奨には当たらない」と考えないようにします。重要なのは、痛みがあることだけでなく、年月の経過とともに悪化している点です。
- 「発熱が1週間続くくらいなら、解熱鎮痛薬で様子を見ればよい」と決めつけないことが大切です。長引く発熱は、原因の確認が必要となる場合があります。
- 「関節痛があれば受診勧奨」と広く覚えるだけでなく、「起床時のこわばり」という具体的な特徴を押さえます。
補足コラム
解熱鎮痛薬は、発熱や痛みを一時的に和らげる対症療法の薬です。原因となる病気そのものを治すものではありません。症状を抑えることで原因となる病気の診断が難しくなったり、病状が悪化したりするおそれがあるため、受診勧奨の目安を覚えておきましょう。
FAQ
Q. 発熱や痛みが薬で軽くなれば、原因となる病気も治ったと考えてよいですか?
A. いいえ。症状が一時的に和らいでも、原因そのものが解消したとは限りません。
A. いいえ。症状が一時的に和らいでも、原因そのものが解消したとは限りません。
関連キーワード: 解熱鎮痛薬、受診勧奨、発熱、月経痛、関節痛、子宮内膜症、関節リウマチ

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
