登録販売者 2022年 奈良・関西広域連合・福井 問27
問題文
一般用医薬品に含まれる有効成分とアルコールとの相互作用に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a アルコールは、アスピリンによる胃腸障害を減弱する。
b アルコールは、解熱鎮痛成分の吸収に影響するが、代謝に影響を与えることはない。
c ジフェンヒドラミン塩酸塩は、アルコールとともに服用すると、薬効や副作用が減弱されるおそれがある。
d アセトアミノフェンは、アルコールとともに服用すると、肝機能障害が起こりやすくなる。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:誤
2:a:誤、b:正、c:正、d:誤
3:a:誤、b:誤、c:正、d:正
4:a:誤、b:誤、c:誤、d:正(正解)
5:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
🔒 解説は解答すると表示されます
アルコールと医薬品の相互作用【登録販売者解説】
正解の理由
アルコールは、解熱鎮痛成分の胃腸障害や肝機能障害を強めることがあり、薬の代謝にも影響します。
選ぶのは 4 です。記述は、a:誤、b:誤、c:誤、d:正です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第3章「主な医薬品とその作用」の解熱鎮痛成分とアルコールの相互作用に関する項目です。
解法ステップ
- aの「胃腸障害を減弱する」に注目します。アルコールは胃への悪影響を弱めるのか、強めるのかを確認します。
- bの「代謝に影響を与えることはない」は、アルコールが薬の吸収だけでなく代謝にも影響するという知識と照らします。
- cの「薬効や副作用が減弱される」と、dの「アセトアミノフェンで肝機能障害が起こりやすくなる」を確認します。
- 正誤は「誤・誤・誤・正」です。この並びに当たる組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
記述 a
×「胃腸障害を減弱する」→ ○「胃腸障害を増強する」
アルコールの作用で胃粘膜(いねんまく)が荒れ、アスピリンなどによる胃腸障害が強まることがあります。「減弱」ではなく「増強」です。
記述 b
×「代謝に影響を与えることはない」→ ○「代謝に影響を与えることがある」
アルコールは、医薬品の吸収だけでなく代謝にも影響を与えることがあります。「吸収には影響するが、代謝には影響しない」という限定が誤りです。
記述 c
×「薬効や副作用が減弱される」→ ○「薬効や副作用が強まるおそれがある」
ジフェンヒドラミン塩酸塩は、眠気を促す抗ヒスタミン成分です。アルコールとともに服用すると、眠気などの作用が強まるおそれがあり、「減弱される」という説明は誤りです。
記述 d
アセトアミノフェンは、アルコールとともに服用すると肝機能障害(かんきのうしょうがい)が起こりやすくなるため、正しい記述です。
組合せの確認
- 選択肢1は a・bを「正」、dを「誤」としている点が違います。cの「誤」だけが一致します。
- 選択肢2は aの「誤」は一致しますが、b・cを「正」、dを「誤」としている点が違います。
- 選択肢3は a・bの「誤」とdの「正」は一致しますが、cを「正」としている点が違います。
- 選択肢5は b・cの「誤」は一致しますが、aを「正」、dを「誤」としている点が違います。
- 選択肢4は a・b・cを「誤」、dを「正」としており、すべての記述と一致します。
よくある誤解
- 「アルコールは薬の吸収に影響するが、代謝には影響しない」と、影響を吸収だけに限定してしまう誤りです。
- 「減弱」と「増強」を逆に読むひっかけです。アスピリンなどによる胃腸障害は、アルコールで強まる方向です。
- アセトアミノフェンは胃腸への負担が比較的少ないことと、アルコール併用時の肝機能障害のリスクを混同しないようにしましょう。
補足コラム
解熱鎮痛成分とアルコールの相互作用は、成分ごとに確認しましょう。
- アスピリンなど:胃腸障害が強まることがあります。
- アセトアミノフェン:肝機能障害が起こりやすくなることがあります。また、日頃からアルコールをよく摂取する人では、重篤な副作用が起こりやすくなる場合があります。
FAQ
Q. 薬の「吸収」と「代謝」は何が違いますか?
A. 吸収は、薬が体内に取り込まれることです。代謝は、主に肝臓などで薬が変化することです。アルコールは、どちらにも影響を与えることがあります。
A. 吸収は、薬が体内に取り込まれることです。代謝は、主に肝臓などで薬が変化することです。アルコールは、どちらにも影響を与えることがあります。
関連キーワード: アルコール、相互作用、アスピリン、ジフェンヒドラミン塩酸塩、アセトアミノフェン、胃腸障害、肝機能障害

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
