登録販売者 2022年 奈良・関西広域連合・福井 問29
問題文
眠気防止薬の有効成分として配合されるカフェインに関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 脳を興奮させる作用があり、脳が過剰に興奮すると、副作用として振戦(震え)、めまい、不安、頭痛等を生じることがある。
b 心筋を興奮させる作用があり、副作用として、動悸が現れることがある。
c 腎臓におけるナトリウムイオンの再吸収促進作用があり、尿量を減少させる。
d 胃液分泌抑制作用があり、その結果、副作用として胃腸障害(食欲不振・悪心・嘔吐)が現れることがある。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:誤
2:a:正、b:正、c:誤、d:正
3:a:正、b:正、c:誤、d:誤(正解)
4:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
5:a:誤、b:正、c:誤、d:正
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カフェインの作用と副作用【登録販売者解説】
正解の理由
カフェインは、脳・心筋を興奮させ、腎臓でのナトリウムイオン再吸収を抑え、胃液分泌を促進します。
正しい組合せは3です。a・bは正しく、c・dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「眠気を防ぐ薬」の「カフェインの働き、主な副作用」です。
正しい組合せは3です。a・bは正しく、c・dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「眠気を防ぐ薬」の「カフェインの働き、主な副作用」です。
解法ステップ
- aの「脳を興奮」「振戦・めまい・不安・頭痛」は、カフェインの作用と副作用の組合せとして確認します。
- bの「心筋を興奮」「動悸」にも注目します。心筋を興奮させる作用があるため、記述は正しいと判断できます。
- cの「ナトリウムイオンの再吸収促進」「尿量を減少」は、利尿作用の説明と反対です。
- dの「胃液分泌抑制」は、カフェインの胃液分泌への作用と反対です。a・bが正しく、c・dが誤りとなる組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
- a:正しいです。 カフェインは脳に軽い興奮状態を起こし、一時的に眠気や倦怠感を抑えます。脳が過剰に興奮すると、振戦(震え)、めまい、不安、頭痛などが現れることがあります。
- b:正しいです。 カフェインには心筋を興奮させる作用があり、副作用として動悸が現れることがあります。
- c:誤りです。 ×「ナトリウムイオンの再吸収促進」→ ○「ナトリウムイオン(同時に水分)の再吸収抑制」です。再吸収が抑えられることで尿量が増加します。
- d:誤りです。 ×「胃液分泌抑制」→ ○「胃液分泌亢進(こうしん)」です。胃液分泌が促進され、その結果、食欲不振、悪心(おしん)、嘔吐などの胃腸障害が現れることがあります。
よくある誤解
- 「再吸収を促進するから尿量が増える」と反対に覚えることがあります。カフェインは再吸収を抑え、尿量を増やします。
- 胃液分泌の「亢進」と「抑制」を入れ替えるひっかけに注意しましょう。カフェインは胃液分泌を亢進させます。
- 眠気を抑える作用だけに注目し、副作用を見落とすことがあります。脳や心筋への興奮作用も確認しましょう。
補足コラム
カフェインは眠気防止薬のほか、かぜ薬、解熱鎮痛薬、乗物酔い防止薬、食品のお茶やコーヒーなどにも含まれることがあります。複数のものから摂取すると、カフェインが過量になるおそれがあるため、重複摂取に注意するという点も手引きの関連事項です。
FAQ
カフェインが入っていれば、ほかの薬による眠気も解消できますか?
いいえ。手引きでは、カフェインが配合されていても、ほかの成分の作用による眠気が解消されるとは限らないとされています。
いいえ。手引きでは、カフェインが配合されていても、ほかの成分の作用による眠気が解消されるとは限らないとされています。
カフェインは疲労そのものを解消しますか?
眠気や倦怠感を一時的に抑える作用はありますが、睡眠不足による疲労を解消したり、睡眠を不要にしたりするものではありません。
眠気や倦怠感を一時的に抑える作用はありますが、睡眠不足による疲労を解消したり、睡眠を不要にしたりするものではありません。
関連キーワード: 眠気防止薬、カフェイン、利尿作用、胃液分泌、動悸

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