戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2022年 奈良・関西広域連合・福井 問50


問題文

外皮用薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 貼付剤は、同じ部位に連続して貼付すると、かぶれ等を生じやすくなる。 b スプレー剤やエアゾール剤は、できるだけ吸入しないよう、口や鼻から遠ざけ、患部の至近距離から噴霧することが望ましい。 c 一般的に、じゅくじゅくと湿潤している患部には、有効成分の浸透性が高い液剤が適している。 d 温感刺激成分が配合された外皮用薬は、貼付部位をコタツ等の保温器具で温めると強い痛みを生じやすくなるほか、いわゆる低温やけどを引き起こすおそれがある。

選択肢

1:a:正、b:正、c:誤、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:誤
3:a:誤、b:正、c:正、d:正
4:a:正、b:誤、c:誤、d:正(正解)
5:a:誤、b:正、c:誤、d:正

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外皮用薬の剤形と注意【登録販売者解説】

正解の理由

貼付剤は同じ部位に続けて貼るとかぶれやすく、スプレーは患部から離して噴霧し、湿潤した患部には軟膏が適します。
正しい組合せは4です。aは正、bは誤、cは誤、dは正です。根拠は、手引きの第3章「主な医薬品とその作用」にある剤形の取扱い上の注意と、外皮用薬の剤形選択・温感刺激成分の注意です。ここでは、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月)」を「手引き」とします。

解法ステップ

  1. aは「同じ部位に連続して貼付すると、かぶれやすい」という貼付剤の注意を問う記述です。
  2. bは「患部の至近距離から」という部分に注目します。スプレー剤は、患部から十分離して噴霧します。
  3. cは「じゅくじゅくと湿潤している患部」と「液剤」の組合せを確認します。湿潤している患部に適するのは軟膏です。
  4. dは、温感刺激成分の貼付剤をコタツなどで温める危険について述べています。

選択肢別の誤答解説

  • a:正しいです。 同じ部位に連続して貼付すると、かぶれなどを生じやすくなります。貼付する部位を続けて同じにしないことがポイントです。
  • b:誤りです。 ×(患部の至近距離から噴霧)→ ○(患部から十分離して噴霧)。スプレー剤やエアゾール剤は、吸入をできるだけ避けて使います。また、患部に近づけすぎたり、同じ部位に連続して噴霧したりすると、凍傷を起こすことがあります。
  • c:誤りです。 ×(湿潤している患部には液剤が適している)→ ○(湿潤している患部には軟膏が適する)。液剤は有効成分の浸透性が高い一方、患部への刺激が強いことがあります。
  • d:正しいです。 温感刺激成分を主薬とする貼付剤は、貼付部位をコタツや電気毛布などで温めると強い痛みが生じやすく、低温やけどのおそれもあります。
選択肢ごとに見ると、1はb・d、2はc・d、3はa・b・c、5はa・bの正誤が正しい組合せと異なります。4だけが、a正・b誤・c誤・d正の組合せです。

よくある誤解

  • bは「口や鼻から遠ざける」が正しいため、記述全体も正しいと思いがちです。しかし「患部の至近距離から噴霧」が誤りです。
  • cは「液剤は浸透性が高い」という正しい特徴から、湿潤した患部にも適すると考えがちです。患部の状態に合わせた剤形選びが必要です。
  • dは「温めると温感刺激が強まる」だけでなく、強い痛みや低温やけどのおそれまで確認しましょう。

補足コラム

剤形の選択では、患部の状態と剤形の特徴をセットで覚えます。
  • 軟膏:皮膚への刺激が比較的弱く、乾燥した患部にも湿潤した患部にも使えます。
  • 液剤:有効成分の浸透性が高い一方、患部に刺激を与えることがあります。皮膚が厚く角質化した部分に適します。
  • スプレー剤・エアゾール剤:患部から十分離して使います。同じ部位に連続して噴霧することも避け、連続噴霧は3秒以内が望ましいとされています。
  • 温感刺激成分の貼付剤:保温器具で温めないよう注意します。入浴前後の使用にも注意が必要で、入浴前は1時間前には剥がし、入浴後は皮膚のほてりが鎮まってから貼付します。

FAQ

Q. 液剤は浸透性が高いのに、湿潤した患部に適さないのはなぜですか?
A. 液剤は浸透性が高い反面、患部への刺激が強いことがあるためです。湿潤した患部には軟膏が適するとされています。
Q. スプレー剤は、なぜ患部から離して噴霧するのですか?
A. 至近距離から噴霧すると、凍傷を起こすことがあるためです。また、吸入によってめまいや吐き気が生じることもあるので、できるだけ吸入しないよう注意します。

関連キーワード: 外皮用薬、貼付剤、スプレー剤、エアゾール剤、軟膏、液剤、温感刺激成分、低温やけど
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