登録販売者 2022年 奈良・関西広域連合・福井 問66
問題文
目に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 水晶体の前にある虹彩が、瞳孔の大きさを変えることによって眼球内に入る光の量を調節している。
b 水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、遠くの物を見るときには丸く厚みが増し、近くの物を見るときには扁平になる。
c 網膜に密集している視細胞が光を感じる反応には、ビタミンCが不可欠であるため、不足すると夜間視力の低下である夜盲症を生じる。
d 眼瞼(まぶた)は、皮下組織が少なく薄くできているため、裂傷や内出血が生じやすく、また、むくみ(浮腫)等の全身的な体調不良(薬の副作用を含む)の症状が現れやすい。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:誤
3:a:誤、b:正、c:正、d:正
4:a:正、b:誤、c:誤、d:正(正解)
5:a:誤、b:正、c:誤、d:正
🔒 解説は解答すると表示されます
目の構造と焦点調節【登録販売者解説】
正解の理由
虹彩は入る光の量を調節し、水晶体は近くを見ると厚く、遠くを見ると薄くなります。
正しい組合せは4で、a・dは正しく、b・cは誤りです。根拠は厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の目の構造とビタミンAに関する記述です。
解法ステップ
- aは「虹彩が瞳孔の大きさを変える」という働きに注目します。虹彩は、瞳孔(どうこう)を広げたり縮めたりして光の量を調節します。
- bは「遠く」と「近く」の説明が逆になっていないか確認します。水晶体(すいしょうたい)は、近くを見るときに厚みが増します。
- cは夜盲症(やもうしょう)と関係するビタミンを確認します。手引きでは、夜間視力の維持に重要な栄養素としてビタミンAを挙げています。
- dは眼瞼(がんけん。まぶた)の特徴を確認します。皮下組織が少なく薄いため、傷やむくみが生じやすいという記述です。
選択肢別の誤答解説
- a:正しいです。 虹彩(こうさい)は水晶体の前にあり、瞳孔を広げたり縮めたりして、眼球内に入る光の量を調節します。aを誤りとしている選択肢は、3と5です。
- b:誤りです。 ×「遠くを見るときには丸く厚みが増し、近くを見るときには扁平」→ ○「近くを見るときには丸く厚みが増し、遠くを見るときには扁平」です。水晶体の形を変えて、遠近の焦点を合わせます。bを正しいとしている選択肢は、1、3、5です。
- c:誤りです。 ×「ビタミンC」→ ○「ビタミンA」です。ビタミンAは夜間視力の維持に重要で、不足すると夜盲症につながることがあります。cを正しいとしている選択肢は、2と3です。
- d:正しいです。 眼瞼は動きやすいように皮下組織が少なく、薄くできています。そのため、裂傷(れっしょう)や内出血が生じやすく、浮腫(ふしゅ。むくみ)なども現れやすい部位です。dを誤りとしている選択肢は、1と2です。
よくある誤解
- 水晶体の厚さの変化を、遠くと近くで逆に覚えがちです。「近くを見るときは厚く」と押さえます。
- 夜盲症を「視細胞の問題」とだけ覚えて、ビタミンの種類を取り違えがちです。この問題では、ビタミンCではなくビタミンAがポイントです。
- 眼瞼の薄さは、目の表面だけの特徴だと思いがちです。全身的な体調不良や薬の副作用によるむくみが現れやすい部位でもあります。
補足コラム
目に入った光は、角膜、房水、水晶体、硝子体を通り、網膜に焦点を結びます。光を受け取る視細胞は網膜に密集しています。虹彩は光の量を調節し、水晶体は焦点を合わせる、という役割の違いも整理しておきましょう。
FAQ
虹彩と瞳孔は同じものですか?
同じではありません。虹彩は瞳孔の周りにある部分で、瞳孔の大きさを変えることで入る光の量を調節します。
同じではありません。虹彩は瞳孔の周りにある部分で、瞳孔の大きさを変えることで入る光の量を調節します。
眼瞼と結膜は何が違いますか?
眼瞼はまぶたです。結膜は眼瞼の裏側と眼球前方の強膜(白目)を覆い、組織を保護する薄い膜です。
眼瞼はまぶたです。結膜は眼瞼の裏側と眼球前方の強膜(白目)を覆い、組織を保護する薄い膜です。
関連キーワード: 虹彩、瞳孔、水晶体、毛様体、網膜、視細胞、ビタミンA、夜盲症、眼瞼

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
