戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2023年 中国・四国 問03


問題文

他の医薬品や食品との相互作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 外用薬や注射薬であっても、食品によって医薬品の作用や代謝に影響を受ける可能性がある。 b 相互作用は、医薬品が薬理作用をもたらす部位において起こり、医薬品が吸収、分布、代謝、又は排泄される過程では起こらない。 c 酒類(アルコール)をよく摂取する者では、肝臓の代謝機能が弱まっていることが多く、その結果、アセトアミノフェンが通常よりも代謝されにくくなる。 d 相互作用による副作用のリスクを減らす観点から、緩和を図りたい症状が明確である場合には、なるべくその症状に合った成分のみが配合された医薬品を選択することが望ましい。

選択肢

1:a:正、b:誤、c:正、d:正
2:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
3:a:正、b:正、c:誤、d:誤
4:a:誤、b:正、c:正、d:正
5:a:正、b:誤、c:誤、d:正(正解)

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医薬品と食品の相互作用【登録販売者解説】

正解の理由

ひと言まとめ:相互作用は体内で薬が処理される過程でも起こり、飲酒でアセトアミノフェンの代謝が高まることがあります。
正しい組み合わせは5です。各記述は、a:正、b:誤、c:誤、d:正です。根拠は、手引きの第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の「医薬品の相互作用」です。手引きの正式名は『試験問題の作成に関する手引き』です。

解法ステップ

  1. aの「外用薬や注射薬であっても」に注目します。食品との相互作用は、薬の使い方が外用・注射であっても起こる可能性があります。
  2. bの「過程では起こらない」という断定を確認します。相互作用は、薬が体内で吸収・分布・代謝・排泄される過程でも起こります。
  3. cは、飲酒する人の肝臓の代謝機能が「弱まる」のか「高まる」のかを見ます。手引きでは、代謝機能が高まることが多いとされています。
  4. dは、症状に合った成分のみの医薬品を選ぶことが、相互作用による副作用のリスクを減らすという内容です。

選択肢別の誤答解説

  • a 正しいです。 外用薬や注射薬でも、食品によって医薬品の作用や代謝に影響を受ける可能性があります。「口から飲む薬だけ」と限定しないようにしましょう。
  • b 誤りです。
    ×「吸収、分布、代謝、又は排泄される過程では起こらない」
    → ○「吸収、分布、代謝又は排泄される過程でも起こる」
    相互作用は、薬が薬理作用をもたらす部位だけでなく、体内で吸収・分布・代謝・排泄される過程でも起こります。
  • c 誤りです。
    ×「肝臓の代謝機能が弱まっている」「アセトアミノフェンが通常よりも代謝されにくくなる」
    → ○「肝臓の代謝機能が高まっている」「通常よりも代謝されやすくなる」
    手引きでは、酒類をよく摂取する人では肝臓の代謝機能が高まっていることが多いとされ、アセトアミノフェンなどが通常より代謝されやすくなる場合があると説明されています。
  • d 正しいです。 緩和したい症状がはっきりしている場合は、その症状に合った成分のみが配合された医薬品を選ぶことが望ましいとされています。不要な成分の重複を避けることが、相互作用による副作用のリスクを減らすことにつながります。

よくある誤解

  • 「相互作用は、薬が効く場所でだけ起こる」と考える誤りです。 「吸収・分布・代謝・排泄の過程でも起こる」ことを押さえましょう。
  • 飲酒による肝臓への影響を、いつも「代謝機能の低下」と結びつける誤りです。 この記述では、手引きにある「代謝機能が高まることが多い」と逆になっています。
  • 「薬を飲む場合だけ食品との相互作用がある」と考える誤りです。 外用薬や注射薬も、食品の影響を受ける可能性があります。

補足コラム

食品との相互作用は、薬と同じ成分が食品にも含まれる場合にも起こります。手引きでは、カフェインやビタミンAなどが例として挙げられています。医薬品と食品から同じ成分を摂ると、過剰摂取につながることがあるため、成分の重複にも注意が必要です。
また、「代謝」とは、体内で薬などの物質が化学的に変化することです。薬の代謝が速くなると、薬が体内から速く消失し、十分な薬効が得られなくなる場合があります。

FAQ

Q. 「分布」とは、薬が体の中で移動することですか?
A. はい。薬が血液などによって体内の各部位へ運ばれることを指します。
Q. 複数の成分が入った医薬品は、選ばないほうがよいのですか?
A. そのような意味ではありません。症状が明確な場合は、症状に合った成分を選ぶことが望ましい、という考え方です。

関連キーワード: 相互作用、吸収、分布、代謝、排泄、アセトアミノフェン、食品との成分重複
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