戦国登販登録販売者試験 過去問
過去問・解説試験概要お問い合わせ料金プラン

登録販売者 2023年 中国・四国 問04


問題文

医薬品のリスク評価に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a ヒトを対象とした臨床試験の実施の基準には、国際的にGood Vigilance Practice(GVP)が制定されている。 b 医薬品の効果とリスクは、用量と作用強度の関係(用量-反応関係)に基づいて評価される。 c 新規に開発される医薬品のリスク評価として、毒性試験が厳格に実施されている。 d 動物実験により求められる50%有効量は、薬物の毒性の指標として用いられる。

選択肢

1:(a、b)
2:(a、c)
3:(a、d)
4:(b、c)(正解)
5:(b、d)

🔒 解説は解答すると表示されます

医薬品のリスク評価【登録販売者解説】

正解の理由

用量-反応関係で効果とリスクを評価し、臨床試験にはGCP、毒性の指標にはLD₅₀を用います。
正しい組合せは4(b、c)です。記述a・dは誤り、b・cは正しいです。根拠は『試験問題の作成に関する手引き(令和5年4月一部改訂)』第1章「医薬品のリスク評価」です。

解法ステップ

  1. 「臨床試験の実施基準」と「製造販売後の安全管理の基準」を区別します。
  2. 「用量-反応関係」は、効果や毒性と投与量との関係を表す語句です。
  3. 「50%有効量」が毒性の指標という記述に注目し、50%致死量との取り違えがないか確認します。
  4. 正しいb・cの組合せを選びます。

選択肢別の誤答解説

  • a:誤りです。
    ×(臨床試験の実施基準=GVP)→ ○(臨床試験の実施基準=GCP)
    GCPは、ヒトを対象とした臨床試験の実施基準です。GVPは製造販売後の安全管理の基準です。aを含む1・2・3は、aが誤りのため正解になりません。
  • b:正しいです。
    医薬品の効果とリスクは、用量と作用強度の関係である「用量-反応関係」に基づいて評価されます。投与量が増えると、効果だけでなく毒性が現れる場合もあるためです。
  • c:正しいです。
    新規に開発される医薬品では、医薬品の安全性を確認するため、さまざまな毒性試験が厳格に実施されます。動物実験で安全性を確認した後、ヒトを対象とした臨床試験が行われます。
  • d:誤りです。
    ×(50%有効量)→ ○(50%致死量)
    動物実験で求められる50%致死量(LD₅₀)は、薬物の毒性の指標です。「有効量」と「致死量」の入れ替えに注意してください。dを含む3・5は正解になりません。特に5は、正しいbを含みますが、dが誤りで、正しいcも含んでいません。
組合せを確認すると、1はaを含みcを含まず、2はaを含みbを含みません。3はa・dを含み、正しいb・cを含みません。5はdを含み、cを含みません。b・cの組である4が正解です。

よくある誤解

  • GVPとGCPは、どちらも医薬品の安全に関する基準ですが、対象が異なります。臨床試験はGCP、製造販売後の安全管理はGVPです。
  • 「50%有効量」と「50%致死量」は、どちらも「50%」が付くため混同しやすい語句です。毒性の指標は50%致死量(LD₅₀)です。
  • 毒性試験の実施と、用量-反応関係に基づく評価は別々の考え方です。どちらもリスク評価に関係しますが、語句を入れ替えないようにしましょう。

補足コラム

安全性に関する基準は、対象と段階を分けて覚えます。
  • GLP:医薬品の安全性に関する非臨床試験の基準
  • GCP:ヒトを対象とした臨床試験の実施基準
  • GPSP:製造販売後の調査・試験の実施基準
  • GVP:製造販売後の安全管理の基準

FAQ

Q. なぜ動物実験の後にヒトを対象とした臨床試験を行うのですか?
A. まず動物実験で医薬品の安全性を確認し、その後、ヒトを対象とした臨床試験で安全な治療量を設定することが、新規医薬品の開発における目標の一つだからです。
Q. LD₅₀の「LD」は何を表しますか?
A. 50%致死量を示す記号です。毒性の指標として用いられます。

関連キーワード: 用量-反応関係、50%致死量、LD₅₀、GLP、GCP、GPSP、GVP
← 前の問題へこの年度をクイズで解く次の問題へ →
戦国登販クイズ機能

\ せっかくなら /

登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?

クイズ画面へ遷移する→

すぐに利用可能!

©︎2026 登録販売者試験 過去問学習サイト

このサイトについてブログプライバシーポリシー利用規約特商法表記開発者について