登録販売者 2023年 中国・四国 問09
問題文
プラセボ効果に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a プラセボ効果は、不確実であり、それを目的として医薬品が使用されるべきではない。
b プラセボ効果とは、医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に薬理作用を生じることをいう。
c プラセボ効果は、主観的な変化だけでなく、客観的に測定可能な変化として現れることがある。
d プラセボ効果によってもたらされる反応や変化は、望ましいもの(効果)のみである。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)(正解)
3:(a、d)
4:(b、c)
5:(b、d)
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プラセボ効果の特徴【登録販売者解説】
正解の理由
プラセボ効果は薬理作用によらず生じ、望ましい反応だけでなく不都合な反応もあります。
正しい組合せは2の(a、c)です。a・cは正しく、b・dは誤りです。根拠は「試験問題の作成に関する手引き(令和5年4月一部改訂)」第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の「プラセボ効果」です。
正しい組合せは2の(a、c)です。a・cは正しく、b・dは誤りです。根拠は「試験問題の作成に関する手引き(令和5年4月一部改訂)」第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の「プラセボ効果」です。
解法ステップ
- 「薬理作用を生じる」というbの表現に注目します。プラセボ効果は、薬理作用によらない作用です。
- 「客観的に測定可能」というcの表現を確認します。主観的な変化だけでなく、測定可能な変化として現れることもあります。
- 「効果のみ」というdの断定を確認します。不都合な反応もあるため、dは誤りです。
- 正しいa・cを含む組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
プラセボ効果は不確実です。そのため、効果を期待して医薬品を使用するものではありません。 -
b 誤り
×「薬理作用を生じる」→ ○「薬理作用によらない作用を生じる」
医薬品を使用したときに生じる反応のうち、薬理作用によらないものをプラセボ効果といいます。 -
c 正しい
プラセボ効果は、本人が感じる変化だけでなく、客観的に測定できる変化として現れることもあります。 -
d 誤り
×「望ましいもの(効果)のみ」→ ○「望ましいもの(効果)と不都合なもの(副作用)」
プラセボ効果による反応は、良いものに限りません。
組合せを照合すると、(a、b)はbを含みcを含まないため誤りです。(a、d)はdを含みcを含まないため誤りです。(b、c)はbを含みaを含まないため誤りです。(b、d)はb・dを含み、a・cを含まないため誤りです。
よくある誤解
- 「薬を使ったときの反応は、すべて薬の成分による」と考えがちです。プラセボ効果のように、薬理作用によらない反応もあります。
- 「効果」という言葉から、望ましい反応だけを連想しがちです。プラセボ効果には、不都合な反応もあります。
- 「客観的に測定可能」とあると、薬理作用による変化だと思いがちです。変化が測定できるかどうかと、薬理作用によるかどうかは別の点です。
補足コラム
プラセボ効果には、薬を使ったことによる良い結果への期待(暗示効果)、条件付けによる体の反応、時間の経過による自然な変化などが関係すると考えられています。自然緩解(しぜんかんかい)とは、時間の経過に伴って症状が自然に軽くなることです。
FAQ
プラセボ効果は、薬を使う前からの期待だけで起こるのですか?
期待のほか、条件付けによる体の反応や、時間の経過による自然な変化も関係すると考えられています。
期待のほか、条件付けによる体の反応や、時間の経過による自然な変化も関係すると考えられています。
関連キーワード: プラセボ効果、薬理作用、暗示効果

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