戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2023年 中国・四国 問103


問題文

一般用医薬品とその添付文書における「使用上の注意」の欄の記載事項について、正しいものの組み合わせはどれか。
医薬品 「使用上の注意」の記載事項 a 小児が使用した場合に、特異的な有害作用のおそれがある成分を含有する医薬品 通常、「次の人は使用(服用)しないこと」の項に「15歳未満の小児」、「6歳未満の小児」等として記載されている。 b 併用すると作用の増強、副作用等のリスクの増大が予測される医薬品 「本剤を使用(服用)している間は、次の医薬品を使用(服用)しないこと」の項に、使用を避ける等適切な対応が図られるよう記載されている。 c 重篤な副作用として、ショック(アナフィラキシー)、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症等が掲げられている医薬品 「本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人は注意して使用すること」と記載されている。 d 服用前後に摂取されたアルコールによって、作用の増強、副作用を生じる危険性の増大等が予測される医薬品 「相談すること」の項に「飲酒をする人」と記載されている。

選択肢

1:(a、b)(正解)
2:(a、c)
3:(a、d)
4:(b、d)
5:(c、d)

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使用上の注意の記載区分【登録販売者解説】

正解の理由

小児の使用制限と、併用によるリスクの注意は、記載内容と項目が示されたとおりです。重篤な副作用と飲酒の注意は、記載される項目が異なります。
正しい組合せは 1 の(a、b)です。a・bは正しく、c・dは誤りです。根拠は、手引きの第5章「医薬品の適正使用・安全対策」にある「してはいけないこと」「相談すること」の記載です。ここでいう手引きは、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」です。

解法ステップ

  1. aは「小児が使用した場合に特異的な有害作用のおそれ」という部分に注目します。小児の使用制限は、「次の人は使用しないこと」に記載されます。
  2. bは「併用によって作用や副作用のリスクが増える場合」の記載先を確認します。使用を避ける等の注意は「本剤を使用している間は、次の医薬品を使用しないこと」の項です。
  3. cは「アレルギー症状を起こしたことがある人」の注意の強さを確認します。重篤な副作用が掲げられている場合、「注意して使用すること」ではなく、使用しないこととして記載されます。
  4. dは「飲酒」の記載先を確認します。服用前後の飲酒は「相談すること」ではなく、「してはいけないこと」の項で注意喚起されます。

選択肢別の誤答解説

  • a:正しい記述です。 小児が使用した場合に特異的な有害作用のおそれがある成分を含む医薬品では、「次の人は使用(服用)しないこと」の項に、年齢を示して記載されます。
  • b:正しい記述です。 同じ成分や似た作用を持つ成分を併用すると、作用が強まったり、副作用のリスクが高まったりすることがあります。そのため、使用を避ける等の対応につながるよう、併用を避ける医薬品が記載されます。
  • c:誤りです。
    ×「注意して使用すること」→ ○「使用しないこと」
    ショック(アナフィラキシー)や皮膚粘膜眼症候群(ひふねんまくがんしょうこうぐん)などが重篤な副作用として掲げられている医薬品では、アレルギーの既往歴がある人などは、使用しないこととして記載されます。
  • d:誤りです。
    ×「相談すること」の項に「飲酒をする人」→ ○「してはいけないこと」の項に「服用前後は飲酒しないこと」
    アルコールによって医薬品の作用が強まったり、副作用の危険性が高まったりする場合に、このように記載されます。
組合せも確認しておきましょう。
  • (a、c)の組は、cを含み、正しいbを含まないため誤りです。
  • (a、d)の組は、dを含み、正しいbを含まないため誤りです。
  • (b、d)の組は、dを含み、正しいaを含まないため誤りです。
  • (c、d)の組は、誤りであるc・dを含み、正しいa・bを含まないため誤りです。

よくある誤解

  • 「注意して使用」と「使用しない」を同じ強さだと考えるのは誤りです。cは、注意の程度を弱めた書き換えです。
  • 飲酒の注意は「相談すること」だと思い込むのもひっかけです。この問題では、服用前後の飲酒を避ける指示が「してはいけないこと」に記載されます。
  • 組合せ問題では、正しい記述を1つ見つけても安心せず、もう1つの記述も確認しましょう。a・bの両方が正しい組合せを選びます。

補足コラム

「してはいけないこと」は、使用を避けるべき人・部位や、服用後の運転、授乳中の使用、飲酒など、健康被害や事故を防ぐための注意を記載する項目です。
一方、「相談すること」には、医師の治療を受けている人など、使用前に専門家へ相談したうえで適否を判断する必要がある場合が記載されます。項目名だけでなく、注意の内容もセットで覚えましょう。

FAQ

「してはいけないこと」と「相談すること」は、どう見分ければよいですか?
使用を避けるよう指示する内容か、専門家に相談して適否を判断する内容かに注目します。たとえば、治療中の人については、自己判断で使用すると治療の妨げになったり、処方された薬との重複や相互作用を生じたりすることがあるため、使用の適否を医師などに相談するよう「相談すること」に記載されます。

関連キーワード: 使用上の注意、してはいけないこと、相談すること、小児、併用、飲酒、アレルギーの既往歴
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