登録販売者 2023年 中国・四国 問11
問題文
アレルギー(過敏反応)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 医薬品の中には、鶏卵や牛乳等を原材料として作られているものがあるため、それらに対するアレルギーがある人では使用を避けなければならない場合もある。
b 通常の免疫反応の場合、炎症やそれに伴って発生する発熱等は、人体にとって有害なものを体内から排除するための必要な過程である。
c 医薬品にアレルギーを起こしたことがない人は、病気等に対する抵抗力が低下している状態などの場合でもアレルギーを起こすことはない。
d アレルゲンとなり得る添加物として、黄色4号(タートラジン)、亜硫酸塩(亜硫酸ナトリウム、ピロ硫酸カリウム等)等が知られている。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:誤
2:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
3:a:正、b:正、c:誤、d:正(正解)
4:a:誤、b:正、c:正、d:正
5:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
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医薬品によるアレルギー【登録販売者解説】
正解の理由
アレルギーは薬の成分だけでなく、添加物や原材料によっても起こり、初めて使う薬でも生じることがあります。
正しい組合せは3です。aは正、bは正、cは誤、dは正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の副作用に関する項目です。
解法ステップ
- cの「アレルギーを起こすことはない」という断定に注目します。手引きには、普段はアレルギーを起こしたことがない人でも、医薬品が原因となる場合があるとあります。
- dの「黄色4号」「亜硫酸塩」が、アレルゲンとなり得る添加物として挙げられているかを確認します。
- aの「鶏卵や牛乳等を原材料とする医薬品」と、bの「通常の免疫反応における炎症や発熱」の説明を確かめます。
- a・b・dが正しく、cが誤りとなる組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
医薬品の中には、鶏卵や牛乳等を原材料として作られているものがあります。そのため、それらにアレルギーがある人では、使用を避けなければならない場合があります。 -
b 正しい
通常の免疫反応では、炎症やそれに伴う発熱などは、体にとって有害なものを体内から排除するための必要な過程です。免疫反応が過敏になり、症状が過度に現れることがアレルギーにつながります。 -
c 誤り
×(アレルギーを起こすことはない)→ ○(医薬品がアレルゲンになることがあり、思わぬアレルギーを生じることがある)
「アレルゲン」とは、アレルギーの原因となる物質です。以前に医薬品でアレルギーを起こしたことがなくても、病気などで抵抗力が低下している状態では、アレルギーが起こる場合があります。 -
d 正しい
黄色4号(タートラジン)や亜硫酸塩(亜硫酸ナトリウム、ピロ硫酸カリウム等)は、アレルゲンとなり得る添加物として知られています。添加物は、薬の働きをする有効成分でなくても、アレルギーの原因になることがあります。
よくある誤解
- 「これまで薬でアレルギーを起こしたことがない」ことを、「今後も起こらない」と読み替えないようにしましょう。
- アレルギーの原因は有効成分だけとは限りません。添加物や、鶏卵・牛乳などの原材料にも注意が必要です。
- 炎症や発熱をすべて有害と考えないようにしましょう。通常の免疫反応では、体を守るために必要な過程となることがあります。
補足コラム
アレルギーは、医薬品の薬理作用とは関係なく起こることがあり、内服薬だけでなく外用薬でも生じる場合があります。薬の成分や剤形だけで原因を決めつけず、添加物もアレルゲンとなり得る点を押さえましょう。
FAQ
Q. 医薬品の添加物は、薬の効き目に関係しないものですか?
A. 添加物は、製剤の安定性や安全性、均質性を保つなどの目的で加えられます。基本的に薬理作用がなくても、アレルギーの原因となる場合があります。
A. 添加物は、製剤の安定性や安全性、均質性を保つなどの目的で加えられます。基本的に薬理作用がなくても、アレルギーの原因となる場合があります。
Q. アレルギーを起こす物質は、誰にとっても同じですか?
A. いいえ。何がアレルゲンとなるかは人によって異なり、複数の物質が原因となることもあります。
A. いいえ。何がアレルゲンとなるかは人によって異なり、複数の物質が原因となることもあります。
関連キーワード: アレルギー、免疫反応、アレルゲン、添加物、黄色4号、亜硫酸塩

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