登録販売者 2023年 中国・四国 問63
問題文
次の成分を含むかぜ薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
6カプセル中(成人1日量)
アセトアミノフェン 500mg
エテンザミド 400mg
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 7.5mg
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 40mg
無水カフェイン 120mg
a 本剤には、サリチル酸系解熱鎮痛成分が含まれている。
b 本剤には、鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として抗ヒスタミン成分が配合されている。
c アセトアミノフェンは、中枢における解熱・鎮痛作用と併せて、末梢における抗炎症作用も期待できる。
d dl-メチルエフェドリン塩酸塩は、自律神経系を介さずに気管支の平滑筋に直接作用して弛緩させ、気管支を拡張させる。
選択肢
1:(a、b)(正解)
2:(a、c)
3:(a、d)
4:(b、c)
5:(b、d)
🔒 解説は解答すると表示されます
かぜ薬の配合成分【登録販売者解説】
正解の理由
エテンザミドはサリチル酸系、クロルフェニラミンは抗ヒスタミン成分、アセトアミノフェンは末梢の抗炎症作用を期待できず、dl-メチルエフェドリンはアドレナリン作動成分です。
1の組み合わせは(a、b)です。aとbが正しく、cとdは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の、解熱鎮痛成分・くしゃみや鼻汁を抑える成分・アドレナリン作動成分に関する項目です。
解法ステップ
- 成分表の「エテンザミド」に注目します。これにより、サリチル酸系成分について述べるaを確認できます。
- 「d-クロルフェニラミンマレイン酸塩」は抗ヒスタミン成分です。鼻汁やくしゃみを抑える目的について述べるbと結びつきます。
- アセトアミノフェンは末梢の抗炎症作用を期待できないため、「期待できる」とするcは除外します。
- dl-メチルエフェドリンはアドレナリン作動成分です。「自律神経系を介さず直接作用する」とするdは、キサンチン系成分の説明との取り違えです。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
エテンザミドはサリチル酸系の解熱鎮痛成分です。本剤にはエテンザミドが含まれるため、この記述は正しいです。 -
b 正しい
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩は抗ヒスタミン成分です。抗ヒスタミン成分は、かぜ薬で鼻汁やくしゃみを抑える目的で配合されます。 -
c 誤り
×(末梢における抗炎症作用も期待できる)→ ○(末梢における抗炎症作用は期待できない)
アセトアミノフェンは、主として中枢に作用して解熱・鎮痛をもたらします。末梢の抗炎症作用は期待できません。 -
d 誤り
×(自律神経系を介さずに気管支の平滑筋に直接作用)→ ○(アドレナリン作動成分)
dl-メチルエフェドリン塩酸塩は、気管・気管支を拡げるアドレナリン作動成分です。自律神経系を介さずに気管支の平滑筋へ直接作用する成分として示されているのは、ジプロフィリンなどのキサンチン系成分です。
組み合わせを個別に確認すると、2はcを含みbを含まないため誤りです。3はdを含みbを含まないため誤りです。4はcを含みaを含まないため誤りです。5はdを含みaを含まないため誤りです。
よくある誤解
- 「気管支を拡げる成分」なら、すべて直接作用すると思う
気管支を拡げる働きだけで分類せず、アドレナリン作動成分とキサンチン系成分の説明を区別します。 - アセトアミノフェンにも抗炎症作用があると思う
解熱・鎮痛作用と、末梢での抗炎症作用は別の知識です。アセトアミノフェンは前者を示しますが、後者は期待できません。 - 鼻汁やくしゃみを抑える成分は、抗ヒスタミン成分だけだと思う
手引きでは、抗ヒスタミン成分のほか、抗コリン成分も鼻汁やくしゃみを抑える目的で配合されるとされています。
補足コラム
アセトアミノフェン、カフェイン、エテンザミドの組み合わせは、それぞれの頭文字から「ACE処方」と呼ばれます。かぜ薬や解熱鎮痛薬の成分問題では、この組み合わせも覚えておくと役立ちます。
FAQ
エテンザミドは、どのような場合に使用を避ける必要がありますか?
手引きでは、15歳未満の小児が水痘(すいとう)またはインフルエンザにかかっているときは、エテンザミドの使用を避ける必要があるとされています。
手引きでは、15歳未満の小児が水痘(すいとう)またはインフルエンザにかかっているときは、エテンザミドの使用を避ける必要があるとされています。
クロルフェニラミンマレイン酸塩は、眠気と関係しますか?
はい。抗ヒスタミン成分は眠気を促すことがあります。成分の分類と、服用後の注意事項をあわせて確認しましょう。
はい。抗ヒスタミン成分は眠気を促すことがあります。成分の分類と、服用後の注意事項をあわせて確認しましょう。
関連キーワード: エテンザミド、アセトアミノフェン、クロルフェニラミンマレイン酸塩、抗ヒスタミン成分、アドレナリン作動成分、キサンチン系成分、ACE処方

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
