登録販売者 2023年 中国・四国 問65
問題文
以下の記述にあてはまる神経質、精神不安、不眠等の症状の改善を目的とした漢方処方製剤として、最も適するものはどれか。
体力中等度以下で疲れやすく、神経過敏で、興奮しやすいものの神経質、不眠症、小児夜なき、夜尿症、眼精疲労、神経症に適すとされる。
選択肢
1:釣藤散
2:疎経活血湯
3:柴胡加竜骨牡蛎湯
4:桂枝加竜骨牡蛎湯(正解)
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桂枝加竜骨牡蛎湯の適応【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)は、体力中等度以下で疲れやすく、神経過敏で興奮しやすい人の神経質・不眠症などに用いられます。
この記述に合うのは4です。体力の区分に加え、「疲れやすい」「神経過敏」「興奮しやすい」という特徴と、神経質・不眠症・小児夜なきなどの適応が一致しています。手引き『試験問題の作成に関する手引き』第3章「主な医薬品とその作用」の漢方処方製剤の記載が根拠です。
解法ステップ
- まず、体力の区分が「体力中等度以下」であることに注目します。
- 次に、「疲れやすい」「神経過敏」「興奮しやすい」の組み合わせを見ます。
- 最後に、神経質・不眠症だけでなく、小児夜なき・夜尿症・眼精疲労・神経症も適応に挙がっている処方を選びます。
選択肢別の誤答解説
-
1:釣藤散(ちょうとうさん)
この設問で決め手になる「体力中等度以下で疲れやすく、神経過敏で興奮しやすい」という特徴と、適応の組み合わせに合いません。症状名だけでなく、体力の区分や特徴もセットで照合します。 -
2:疎経活血湯(そけいかっけつとう)
手引きでは、体力中等度で、痛みがあり、ときにしびれがある人の関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛に適すとされています。神経質や不眠症を中心とした今回の記述とは、主な適応が異なります。 -
3:柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
神経質・精神不安・不眠などの改善を目的とする処方の一つとして挙げられています。ただし、今回の設問に示された「体力中等度以下」「疲れやすい」「神経過敏で興奮しやすい」という適応の記述に一致するのは、4です。 -
4:桂枝加竜骨牡蛎湯
体力中等度以下で疲れやすく、神経過敏で興奮しやすい人の神経質、不眠症、小児夜なき、夜尿症、眼精疲労、神経症に適すとされています。問題文の特徴と適応が一致します。
よくある誤解
- 「神経質」「不眠症」という言葉だけで処方を決めてしまう誤りです。複数の処方が同じ症状に用いられるため、体力の区分や、疲れやすさ・神経過敏などの特徴まで確認します。
- 「体力中等度以下」を読み飛ばし、症状名だけで選ぶ誤りです。漢方処方製剤では、体力の区分も見分ける手がかりになります。
- 「小児夜なき」と「夜尿症」を混同する誤りです。小児夜なきは夜に泣く症状、夜尿症は夜間に尿が出る症状です。
補足コラム
桂枝加竜骨牡蛎湯は、神経質や不眠症のほか、小児夜なきにも用いられる処方です。手引きでは、小児の夜泣きに用いる場合、1週間位服用しても改善がみられないときは、いったん服用を中止し、専門家に相談するなどの対応が必要とされています。
FAQ
「神経質・不眠」が適応にある処方が複数ある場合、何を比べればよいですか?
症状名だけでなく、体力の区分や「疲れやすい」「神経過敏」など、処方ごとに示される特徴を比べます。
症状名だけでなく、体力の区分や「疲れやすい」「神経過敏」など、処方ごとに示される特徴を比べます。
小児夜なきに用いる漢方処方製剤は、年齢にかかわらず使えますか?
手引きでは、漢方処方製剤は適用年齢の下限が設けられていない場合でも、生後3か月未満の乳児には使用しないこととされています。
手引きでは、漢方処方製剤は適用年齢の下限が設けられていない場合でも、生後3か月未満の乳児には使用しないこととされています。
関連キーワード: 桂枝加竜骨牡蛎湯、体力中等度以下、神経過敏、小児夜なき、夜尿症

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