戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2023年 中国・四国 問66


問題文

乗物酔い防止薬の配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

選択肢

1:胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげ、乗物酔いに伴う吐きけを抑えることを目的として、アミノ安息香酸エチルのような局所麻酔成分が配合されている場合がある。
2:脳に軽い興奮を起こさせて平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させることを目的として、カフェイン(無水カフェイン等を含む。)が配合されている場合がある。
3:メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが遅く、持続時間が長い。
4:ジフェニドール塩酸塩は、外国において、乳児突然死症候群のような致命的な呼吸抑制を生じたとの報告があるため、15歳未満の小児では使用を避ける必要がある。(正解)

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乗物酔い防止薬の成分【登録販売者解説】

正解の理由

ジフェニドール塩酸塩は抗めまい成分、乳児の致命的な呼吸抑制の注意はプロメタジンを含む成分です。
誤っているのは4です。1〜3の記述は正しく、4は注意が必要な成分を取り違えています。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の「鎮暈薬(乗物酔い防止薬)」です。

解法ステップ

  1. 「胃粘膜への麻酔作用」「カフェイン」「メクリジン塩酸塩の作用の現れ方」は、乗物酔い防止薬の配合成分についての記述です。
  2. 「15歳未満」「乳児突然死症候群(にゅうじとつぜんししょうこうぐん)のような致命的な呼吸抑制」という注意の対象成分を確認します。
  3. 手引きでは、この注意はプロメタジンを含む成分について示されています。「ジフェニドール塩酸塩」と結びつけた記述が誤りです。

選択肢別の誤答解説

  • 1 正しい記述です。アミノ安息香酸エチルのような局所麻酔成分は、胃粘膜への麻酔作用で嘔吐(おうと)刺激を和らげ、乗物酔いによる吐きけを抑える目的で配合される場合があります。
  • 2 正しい記述です。カフェインなどのキサンチン系成分は、脳に軽い興奮を起こし、平衡感覚の混乱によるめまいを軽減する目的で配合される場合があります。ただし、配合されていても、ほかの成分による眠気が解消されるわけではありません。
  • 3 正しい記述です。メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが遅く、持続時間が長い成分です。
  • 4 誤りです。×(ジフェニドール塩酸塩)→ ○(プロメタジンを含む成分)
    ジフェニドール塩酸塩は抗めまい成分です。乳児突然死症候群や乳児睡眠時無呼吸発作(にゅうじすいみんじむこきゅうほっさ)のような致命的な呼吸抑制の報告により、15歳未満の小児で使用を避ける必要があるとされているのは、プロメタジン塩酸塩などのプロメタジンを含む成分です。

よくある誤解

  • 「15歳未満では使用を避ける」という注意だけを覚え、対象となる成分を別の成分に結びつけてしまう誤りです。年齢と注意の理由だけでなく、成分名もセットで覚えましょう。
  • ジフェニドール塩酸塩と抗ヒスタミン成分は、どちらも乗物酔い防止薬に関係するため混同しやすいですが、ジフェニドール塩酸塩は抗めまい成分です。

補足コラム

乗物酔い防止薬には、抗めまい成分、抗ヒスタミン成分、抗コリン成分、鎮静成分などが配合されることがあります。抗めまい成分などには眠気を促す作用があるため、乗物の運転操作をするときは使用を控える必要があります。

FAQ

メクリジン塩酸塩は、ほかの抗ヒスタミン成分より速く効きますか?
いいえ。手引きでは、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが遅く、持続時間が長いとされています。
カフェインが入っていれば、眠気を防げますか?
必ずしも防げるわけではありません。乗物酔い防止薬に含まれるほかの成分による眠気が、カフェインで解消されるとは限りません。

関連キーワード: 乗物酔い防止薬、ジフェニドール塩酸塩、メクリジン塩酸塩、プロメタジン、アミノ安息香酸エチル、カフェイン
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