登録販売者 2023年 中国・四国 問74
問題文
瀉下成分のうち、腸管を刺激して反射的な腸の運動を引き起こすことによる瀉下作用を目的として配合される成分として、正しいものの組み合わせはどれか。
a ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)
b ビサコジル
c カルメロースナトリウム(別名:カルボキシメチルセルロースナトリウム)
d センノシド
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)
3:(a、d)
4:(b、c)
5:(b、d)(正解)
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刺激性瀉下成分【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:ビサコジル・センノシド=腸管を刺激する瀉下成分、DSS・カルメロースナトリウム=便を柔らかくしたり、かさを増やしたりする成分です。
腸管(ちょうかん)を刺激して反射的な腸の運動を起こす成分の組合せは、5の(b、d)です。記述aとcは、この作用を目的とする成分ではありません。
根拠は、厚生労働省『試験問題の作成に関する手引き(令和5年4月一部改訂)』第3章「主な医薬品とその作用」の「瀉下成分」です。瀉下(しゃげ)成分には、腸を刺激するもののほか、便の水分を増やしたり、便のかさを増やしたりするものがあります。
解法ステップ
- 「腸管を刺激して反射的な腸の運動を引き起こす」に注目します。便の水分量やかさを変える作用とは区別します。
- ビサコジルとセンノシドは、いずれも大腸を刺激する成分です。
- 組合せが(b、d)となる5を選びます。
組合せを照らすと、1はaを含みdを含まない、2はa・cを含みb・dを含まない、3はaを含みbを含まない、4はcを含みdを含みません。いずれも求める(b、d)の組ではありません。
選択肢別の誤答解説
-
a ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)
×腸管を刺激して反射的な運動を起こす成分 → ○糞便(ふんべん)中の水分量を増やして柔らかくする成分
便に水分を浸透しやすくする作用が中心です。腸を刺激する成分とは分けて覚えます。 -
b ビサコジル
大腸の粘膜を刺激して排便を促す成分です。問いに当てはまる記述です。 -
c カルメロースナトリウム
×腸管を刺激して反射的な運動を起こす成分 → ○腸管内で水分を吸収し、糞便のかさを増やして柔らかくする成分
水分を吸収して便の状態を整える作用であり、刺激による排便促進とは異なります。 -
d センノシド
大腸を刺激する成分です。ビサコジルとともに、問いに当てはまる記述です。
よくある誤解
- 「瀉下成分は、どれも腸を刺激する」と考えること
便に水分を加える成分や、便のかさを増やす成分もあります。作用の違いを見分けます。 - DSSと刺激性成分を混同すること
DSSは便を柔らかくする作用で覚えます。「腸を刺激する」という表現だけで選ばないようにします。 - 成分名だけでなく、作用の説明を読み落とすこと
「水分」「かさ」「刺激」のどれが中心かを確認すると、分類しやすくなります。
補足コラム
瀉下成分は、作用の特徴で整理すると覚えやすくなります。
- 刺激性:ビサコジル、センノシドなど。腸を刺激して排便を促します。
- 水分を増やして柔らかくする:DSS。便に水分が浸透しやすくなります。
- 水分を吸収してかさを増やす:カルメロースナトリウム。便を柔らかくする作用もあります。
FAQ
Q. ビサコジルとセンノシドは、どちらも大腸刺激性ですか?
A. はい。どちらも大腸を刺激して排便を促す成分として整理できます。
A. はい。どちらも大腸を刺激して排便を促す成分として整理できます。
Q. 刺激性瀉下成分で気をつける点はありますか?
A. 手引きでは、大量に使用すると腸管への刺激が大きくなり、激しい腹痛や腸管粘膜の炎症を起こすおそれがあるため、大量使用を避けるとされています。
A. 手引きでは、大量に使用すると腸管への刺激が大きくなり、激しい腹痛や腸管粘膜の炎症を起こすおそれがあるため、大量使用を避けるとされています。
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