登録販売者 2023年 中国・四国 問78
問題文
強心薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものはどれか。
選択肢
1:ロクジョウは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を基原とする生薬である。
2:センソは、有効域が比較的狭い成分であり、一般用医薬品では、1日用量が50㎎以下となるように用法・用量が定められている。
3:ロクジョウは、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる等の作用があるとされている。
4:センソが配合された丸薬、錠剤等の内服固形製剤は、口中で噛み砕くと舌等が麻痺することがあるため、噛まずに服用することとされている。(正解)
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強心薬の配合生薬【登録販売者解説】
正解の理由
ゴオウ=ウシの胆嚢中の結石、ジャコウ=呼吸中枢への作用、センソ=1日5mg以下・噛まずに服用です。
4が正しい選択肢です。1〜3は誤り、4は正しい内容です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の「強心薬」です。
解法ステップ
- 「ウシの胆嚢中に生じた結石」は、どの生薬の基原か確認します。
- センソの数字は「50mg」ではなく、1日用量の上限として示されている「5mg」に注目します。
- 「呼吸中枢を刺激する」「意識をはっきりさせる」という作用が、どの生薬に結び付けられているか見ます。
- センソの内服固形製剤について、「噛まずに服用する」とある選択肢を選びます。
選択肢別の誤答解説
選択肢1
×(ロクジョウ)→ ○(ゴオウ)
ウシの胆嚢(たんのう)中に生じた結石を基原とする生薬は、ロクジョウではなくゴオウです。生薬名と基原の組み合わせが入れ替わっています。
選択肢2
×(1日用量が50mg以下)→ ○(1日用量が5mg以下)
センソは有効域(薬の作用が期待される範囲)が比較的狭い成分です。一般用医薬品では、1日用量が5mg以下となるよう用法・用量が定められています。また、1日用量中にセンソを5mgを超えて含有する医薬品は、劇薬に指定されています。
選択肢3
×(ロクジョウの作用として記載)→ ○(ジャコウの作用として記載)
呼吸中枢(呼吸を調節する脳の部分)を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせたりする作用は、ジャコウについての記述です。ロクジョウも強心成分として用いられますが、この選択肢は作用を別の生薬と取り違えています。
選択肢4
センソが配合された丸薬や錠剤などの内服固形製剤は、口中で噛み砕くと舌などが麻痺(まひ)することがあります。そのため、噛まずに服用するとされており、記述は正しいです。
よくある誤解
- センソの「5mg」を「50mg」に変える数字の書き換えに注意しましょう。
- 同じ強心薬に使われる生薬でも、基原や作用はそれぞれ異なります。「ゴオウの基原」と「ジャコウの作用」を、ほかの生薬に結び付けないようにします。
- センソの「噛まずに服用」は、製剤の飲み方についての注意です。センソの1日用量の数字とは別の論点です。
補足コラム
センソは、皮膚や粘膜に触れると局所麻酔作用を示します。噛み砕いたときに舌などが麻痺することがあるのは、この作用と結び付けて覚えられます。
FAQ
「有効域が比較的狭い」とは、どういう意味ですか?
薬の作用が期待される範囲が比較的狭いということです。センソでは、決められた用法・用量に従う点が重要です。
薬の作用が期待される範囲が比較的狭いということです。センソでは、決められた用法・用量に従う点が重要です。
センソの1日用量がちょうど5mgの場合も、劇薬に指定されますか?
手引きでは「5mgを超えて含有する医薬品」が劇薬とされています。「超えて」は、その数値を含まない表現です。
手引きでは「5mgを超えて含有する医薬品」が劇薬とされています。「超えて」は、その数値を含まない表現です。
関連キーワード: 強心薬、センソ、ゴオウ、ジャコウ、ロクジョウ、劇薬、局所麻酔作用

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