戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2023年 中国・四国 問79


問題文

血中コレステロール及び高コレステロール改善薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a コレステロールは細胞の構成成分で、コレステロールの産生及び代謝は、主として脾臓で行われる。 b コレステロールは水に溶けにくい物質であるため、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在する。 c 大豆油不けん化物(ソイステロール)には、腸管におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされる。 d パンテチンは、低密度リポタンパク質(LDL)等の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、高密度リポタンパク質(HDL)産生を高める作用があるとされる。

選択肢

1:a:正、b:正、c:誤、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:正
3:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
4:a:誤、b:正、c:誤、d:正
5:a:誤、b:正、c:正、d:正(正解)

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高コレステロール改善成分【登録販売者解説】

正解の理由

コレステロールの産生・代謝は主に肝臓、大豆油不けん化物は腸管での吸収を抑制、パンテチンはLDLの異化排泄などを促進します。
正しい組み合わせは5です。記述は、aが誤り、b・c・dが正しい組み合わせです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の「高コレステロール改善薬」です。

解法ステップ

  1. aの「主として脾臓」に注目します。コレステロールの産生・代謝を行う主な臓器は肝臓なので、aは誤りです。
  2. bの「血漿タンパク質と結合したリポタンパク質」は、コレステロールが水に溶けにくいことと結びついた説明です。
  3. cの「腸管での吸収を抑える」と、dの「LDL等の異化排泄を促進」「HDL産生を高める」を確認します。b・c・dが正しい組み合わせは5です。
ほかの組み合わせは、1はa・c・d、2はa・b、3はb・d、4はcの正誤が正しい組合せと異なります。

選択肢別の誤答解説

  • a
    ×「主として脾臓」→ ○「主として肝臓」
    コレステロールの産生・代謝は主として肝臓で行われます。脾臓は、古くなった赤血球の処理や免疫応答に関わる臓器です。
  • b
    コレステロールは水に溶けにくいため、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在します。記述のとおりです。
  • c
    大豆油不けん化物(ソイステロール)は、腸管でのコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされています。記述のとおりです。
  • d
    パンテチンは、LDL等の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めてHDLの産生を高める作用があるとされています。記述のとおりです。

よくある誤解

  • 「脾臓」と「肝臓」の取り違えに注意します。脾臓の主な働きとして覚えた赤血球の処理を、コレステロールの産生・代謝と混同しないようにしましょう。
  • 「水に溶けにくい」と「血液中に存在しない」の取り違えにも注意します。血液中では、タンパク質と結合したリポタンパク質として存在します。
  • LDLとHDLの役割の取り違えにも気をつけましょう。コレステロールを肝臓から末梢組織へ運ぶのがLDL、末梢組織から肝臓へ運ぶのがHDLです。

補足コラム

リポタンパク質の運搬方向は、次のように整理できます。
  • LDL:肝臓から末梢組織へコレステロールを運びます。
  • HDL:末梢組織からコレステロールを取り込み、肝臓へ運びます。
このため、LDLは「悪玉コレステロール」、HDLは「善玉コレステロール」と呼ばれることがあります。

FAQ

Q. 血中コレステロールは、食事から摂ったものだけでできていますか?
A. いいえ。コレステロールは、食事から摂取された糖や脂質からも主に産生されます。
Q. 高コレステロール改善薬は、食事や運動の代わりになりますか?
A. いいえ。手引きでは、薬の使用は食事療法・運動療法の補助的な位置づけとされています。

関連キーワード: コレステロール、肝臓、リポタンパク質、LDL、HDL、大豆油不けん化物、ソイステロール、パンテチン
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