登録販売者 2023年 中国・四国 問84
問題文
内服アレルギー用薬の配合成分とその配合目的に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。
【配合成分】 【配合目的】
a フェニレフリン塩酸塩 アドレナリン作動成分
b トラネキサム酸 抗コリン成分
c ピリドキシン塩酸塩 抗炎症成分
d メキタジン 抗ヒスタミン成分
選択肢
1:(a、c)
2:(a、d)(正解)
3:(b、c)
4:(b、d)
5:(c、d)
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内服アレルギー用薬の配合成分【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:フェニレフリン塩酸塩はアドレナリン作動成分、メキタジンは抗ヒスタミン成分です。
2の(a、d)が正しい組合せです。aは正しく、bとcは誤り、dは正しいです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の「内服アレルギー用薬」です。
解法ステップ
- フェニレフリン塩酸塩は、鼻粘膜の血管を収縮させる「アドレナリン作動成分」と判断します。
- メキタジンは、手引きに挙げられている「抗ヒスタミン成分」です。
- トラネキサム酸は抗炎症成分なので、「抗コリン成分」としたbは誤りです。
- ピリドキシン塩酸塩を「抗炎症成分」としたcも誤りです。したがって、aとdを含む選択肢を選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a フェニレフリン塩酸塩―アドレナリン作動成分:正しい
交感神経系を刺激し、鼻粘膜の血管を収縮させます。その結果、鼻粘膜の充血や腫れを和らげます。 -
b トラネキサム酸―抗コリン成分:誤り
×(抗コリン成分)→ ○(抗炎症成分)
トラネキサム酸は、炎症の発生を抑え、腫れを和らげる成分です。抗コリン成分は、鼻汁の分泌やくしゃみを抑える目的で配合される成分です。 -
c ピリドキシン塩酸塩―抗炎症成分:誤り
ピリドキシン塩酸塩を抗炎症成分とする記述は誤りです。手引きで抗炎症成分として挙げられているのは、トラネキサム酸やグリチルリチン酸二カリウムなどです。 -
d メキタジン―抗ヒスタミン成分:正しい
抗ヒスタミン成分は、ヒスタミンの働きを抑える成分です。メキタジンは、手引きに記載されている抗ヒスタミン成分の一つです。
選択肢との照合は次のとおりです。
- 選択肢1(a、c):cを含み、正しいdを含まないため誤りです。
- 選択肢3(b、c):bとcを含み、正しいaとdを含まないため誤りです。
- 選択肢4(b、d):bを含み、正しいaを含まないため誤りです。
- 選択肢5(c、d):cを含み、正しいaを含まないため誤りです。
- 選択肢2(a、d):正しい記述の組合せです。
よくある誤解
- 「鼻の症状を和らげる成分だから、どれも同じ分類」と考えないようにしましょう。血管を収縮させる成分、ヒスタミンの働きを抑える成分、炎症を抑える成分は別の分類です。
- トラネキサム酸は、鼻炎用薬に関係する成分でも、分類は抗コリン成分ではなく抗炎症成分です。成分名と配合目的の組合せを確認しましょう。
- 「ピリドキシン塩酸塩」と、手引きに抗炎症成分として挙げられた「トラネキサム酸」などを混同しないようにしましょう。
補足コラム
抗ヒスタミン成分は、ヒスタミンが受容体と反応するのを妨げ、ヒスタミンの働きを抑えます。一方、抗コリン成分は鼻汁分泌やくしゃみを抑える目的で使われます。成分名だけでなく、「何の働きを抑えるのか」を合わせて覚えると、配合目的の入れ替え問題を見抜きやすくなります。
FAQ
Q. 内服アレルギー用薬と鼻炎用内服薬は同じものですか?
A. 内服アレルギー用薬は、蕁麻疹(じんましん)や湿疹、かぶれ、鼻炎などに用いられる内服薬の総称です。鼻炎用内服薬は、そのうち鼻炎の症状を和らげる目的で、抗ヒスタミン成分にアドレナリン作動成分や抗コリン成分などを組み合わせたものです。
A. 内服アレルギー用薬は、蕁麻疹(じんましん)や湿疹、かぶれ、鼻炎などに用いられる内服薬の総称です。鼻炎用内服薬は、そのうち鼻炎の症状を和らげる目的で、抗ヒスタミン成分にアドレナリン作動成分や抗コリン成分などを組み合わせたものです。
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