登録販売者 2023年 北海道・東北 問104
問題文
次の一般用医薬品のうち、その添付文書の「してはいけないこと」の項目に、「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」と記載されるものとして、正しいものの組み合わせはどれか。
a ブロモバレリル尿素が配合された解熱鎮痛薬
b 水酸化アルミニウムゲルが配合された胃腸鎮痛鎮痙薬
c テオフィリンが配合された鎮咳去痰薬
d センノシドが配合された内服薬
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)
3:(b、c)
4:(b、d)
5:(c、d)(正解)
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授乳中の服用制限成分【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:授乳中の服用制限の対象となるのは、テオフィリンとセンノシドです。
正しい組合せは 5(c、d)です。a・bは対象ではなく、c・dが対象です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の「してはいけないこと」です。
正しい組合せは 5(c、d)です。a・bは対象ではなく、c・dが対象です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の「してはいけないこと」です。
解法ステップ
- 「授乳中の人は服用しないか、服用する場合は授乳を避けること」という注意の対象成分を探します。
- テオフィリンは、鎮咳去痰薬(ちんがいきょたんやく)などに配合され、乳児に神経過敏を起こすことがある成分です。
- センノシドは内服薬に配合され、乳児に下痢を起こすおそれがある成分です。
- したがって、c・dを含む組合せを選びます。正しい組合せでも、5はc・dの組合せです。
選択肢別の誤答解説
-
a ブロモバレリル尿素が配合された解熱鎮痛薬
×「授乳中の服用制限の対象」→ ○「服用後の乗物・機械類の運転操作に注意」
ブロモバレリル尿素は鎮静成分で、服用後の運転操作に関する注意が示されています。今回の授乳中の服用制限の対象成分としては挙げられていません。 -
b 水酸化アルミニウムゲルが配合された胃腸鎮痛鎮痙薬
×「授乳中の服用制限の対象」
胃腸鎮痛鎮痙薬(いちょうちんつうちんけいやく)に配合される水酸化アルミニウムゲルは、この授乳中の注意の対象として挙げられていません。なお、手引きでは、水酸化アルミニウムゲルなどを含む医薬品について、透析療法(とうせきりょうほう)を受けている人への注意が示されています。授乳中の注意と混同しないようにしましょう。 -
c テオフィリンが配合された鎮咳去痰薬
○授乳中の服用制限の対象です。テオフィリンが乳汁中に移行し、乳児に神経過敏を起こすことがあるためです。 -
d センノシドが配合された内服薬
○授乳中の服用制限の対象です。センノシドなどが乳汁中に移行し、乳児に下痢を起こすおそれがあるためです。
よくある誤解
- 成分の分類と注意事項を結びつけずに覚えると、鎮静成分であるブロモバレリル尿素を授乳中の注意と取り違えやすくなります。成分ごとに「何の注意が示されているか」をセットで整理しましょう。
- 同じ胃腸薬に関する注意だから同じ対象者だと思うのも間違いのもとです。水酸化アルミニウムゲルには透析療法に関する注意があり、今回の授乳中の注意とは別です。
補足コラム
「授乳中は服用しないか、服用する場合は授乳を避けること」は、成分の一部が乳汁中に移行し、乳児に影響するおそれがある場合の注意です。手引きでは、テオフィリンのほか、センノシド、センナ、ダイオウなどにも、乳児への影響を理由とする注意が示されています。
FAQ
「授乳中の人は相談すること」と「授乳を避けること」は同じですか?
同じではありません。「授乳を避けること」は「してはいけないこと」に記載される注意です。一方、「相談すること」は、それより強い注意として示すほどではない場合にも記載されます。
同じではありません。「授乳を避けること」は「してはいけないこと」に記載される注意です。一方、「相談すること」は、それより強い注意として示すほどではない場合にも記載されます。
テオフィリンの注意は、どのような乳児への影響が理由ですか?
乳児に神経過敏を起こすことがあるためです。センノシドなどでは、乳児に下痢を起こすおそれが理由として示されています。
乳児に神経過敏を起こすことがあるためです。センノシドなどでは、乳児に下痢を起こすおそれが理由として示されています。
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