戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2023年 北海道・東北 問107


問題文

一般用医薬品の添付文書の「相談すること」の項目中に、「次の診断を受けた人」と記載される基礎疾患等と、主な成分の組み合わせのうち、誤っているものはどれか。
基礎疾患等 主な成分

選択肢

1:甲状腺機能障害 ― ジプロフィリン
2:心臓病 ― 硫酸ナトリウム
3:糖尿病 ― マオウ
4:てんかん ― 合成ヒドロタルサイト(正解)
5:腎臓病 ― アルジオキサ

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相談することの基礎疾患【登録販売者解説】

正解の理由

ジプロフィリンなどのキサンチン系成分は、てんかんの症状を悪化させるおそれがあります。
誤っている組み合わせは4です。合成ヒドロタルサイトはアルミニウムを含む成分で、手引きでは腎臓病などに関する注意と結び付けられています。てんかんと結び付くのは、ジプロフィリンなどのキサンチン系成分です。
根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」の第5章「医薬品の適正使用・安全対策」にある「相談すること」の記載です。

解法ステップ

  1. 「てんかん」に注意が必要な成分として、脳の働きを興奮させるキサンチン系成分を思い出します。
  2. 「合成ヒドロタルサイト」はアルミニウムを含む成分だと確認します。
  3. 「てんかん」と「合成ヒドロタルサイト」の組み合わせは一致しないため、4を選びます。

選択肢別の誤答解説

  • 1:甲状腺機能障害―ジプロフィリン
    ジプロフィリンはキサンチン系成分です。キサンチン系成分は中枢神経系を興奮させる作用があり、甲状腺機能障害のある人では症状を悪化させるおそれがあります。この組み合わせは正しいです。
  • 2:心臓病―硫酸ナトリウム
    硫酸ナトリウムは、血液中の電解質のバランスを損ない、心臓の負担を増やして心臓病を悪化させるおそれがあります。この組み合わせは正しいです。
  • 3:糖尿病―マオウ
    マオウには交感神経系を刺激する作用があり、肝臓でのエネルギー代謝にも影響することがあります。糖尿病のある人では症状を悪化させるおそれがあるため、この組み合わせは正しいです。
  • 4:てんかん―合成ヒドロタルサイト
    ×(てんかん―合成ヒドロタルサイト)→ ○(てんかん―ジプロフィリンなどのキサンチン系成分)
    合成ヒドロタルサイトはアルミニウムを含む成分で、腎臓病などに関する注意が示されています。てんかんでは、中枢神経系を興奮させるキサンチン系成分に注意します。この組み合わせが誤りです。
  • 5:腎臓病―アルジオキサ
    アルジオキサはアルミニウムを含む成分です。腎臓病のある人ではアルミニウムが体内に貯留しやすいため、使用前に相談が必要となる場合があります。この組み合わせは正しいです。

よくある誤解

  • 「てんかん」と「甲状腺機能障害」は、どちらもジプロフィリンなどのキサンチン系成分と結び付けて覚えます。片方だけに注意するのではありません。
  • 合成ヒドロタルサイトやアルジオキサは、アルミニウムを含む成分です。腎臓病に関する注意と結び付け、てんかんの注意と混同しないようにします。
  • 「相談すること」は、必ず使用できないという意味ではありません。基礎疾患への影響を考え、使用の適否を専門家に相談する項目です。

補足コラム

アルミニウムを含む成分には、合成ヒドロタルサイトやアルジオキサのほか、スクラルファートなどがあります。腎臓病ではアルミニウムが体内に貯留しやすく、透析療法を受けている人では使用を避ける必要がある成分もあります。

FAQ

「次の診断を受けた人」は、現在治療を受けている人だけを指しますか?
いいえ。治療中かどうかにかかわらず、薬の使用によって状態の悪化や副作用が起こりやすい基礎疾患などが示されています。

関連キーワード: 相談すること、基礎疾患、ジプロフィリン、キサンチン系成分、合成ヒドロタルサイト、アルミニウム成分
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