戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2023年 北海道・東北 問108


問題文

医薬品の保管及び取扱い上の注意に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a シロップ剤は変質しやすいため、開封後は冷蔵庫内に保管されることが望ましい。 b 医薬品を旅行先に携行するために別の容器へ移し替えることは、誤用の原因となるおそれがあるため、不適当である。 c 点眼薬は、長期間の保存に適さないため、家族で共用しできる限り早く使い切ることが望ましい。 d 可燃性ガスを噴射剤としているエアゾール製品については、消防法(昭和23年法律第186号)や高圧ガス保安法(昭和26年法律第204号)に基づき、その容器への注意事項の表示が義務づけられているが、添付文書において「保管及び取扱い上の注意」としても記載されている。

選択肢

1:a:正、b:正、c:正、d:正
2:a:誤、b:正、c:正、d:正
3:a:正、b:誤、c:正、d:正
4:a:正、b:正、c:誤、d:正(正解)
5:a:正、b:正、c:正、d:誤

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医薬品の保管・共用上の注意【登録販売者解説】

正解の理由

シロップ剤は開封後の冷蔵保管が望ましく、点眼薬は他人と共用しません。
正しい組合せは4です。aは正、bは正、cは誤、dは正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の「添付文書の読み方」にある保管及び取扱い上の注意です。

解法ステップ

  1. 「シロップ剤」「開封後」「冷蔵庫」の組合せに注目します。シロップ剤は変質しやすいことが判断の手がかりです。
  2. 「別の容器へ移し替える」理由を確認します。中身が分からなくなることや、容器の汚れ・湿りによる品質低下が問題になります。
  3. 点眼薬については、「長期間の保存」と「家族で共用」を分けて読みます。特に、複数人で使い回すことへの注意がポイントです。
  4. エアゾール製品は、法律による容器への表示だけでなく、添付文書の記載にも触れているかを確かめます。

選択肢別の誤答解説

  • a 正しい記述です。 シロップ剤は変質しやすいため、開封後は冷蔵庫内に保管するのが望ましいとされています。一方、錠剤・カプセル剤・散剤などは、冷蔵庫から出したときに温度差で湿気を帯びるおそれがあり、冷蔵保管が不適当な場合があります。
  • b 正しい記述です。 医薬品を旅行先や勤め先へ携行するために別の容器へ移すと、時間がたって中身が何の薬か分からなくなり、誤用につながるおそれがあります。容器が湿っていたり汚れていたりすれば、品質が保てないおそれもあります。
  • c 誤った記述です。
    × 家族で共用する → ○ 他の人と共用しない
    点眼薬を共用すると、薬液が汚染されていた場合に、別の人へ感染するおそれがあります。また、開封後に長期間経過した点眼薬は使用を避けるべきですが、「家族で共用して早く使い切る」という扱いにはなりません。
  • d 正しい記述です。 可燃性ガスを噴射剤とするエアゾール製品では、関係法令に基づき、容器への注意事項の表示が義務づけられています。加えて、添付文書でも「保管及び取扱い上の注意」として記載されています。

よくある誤解

  • **「早く使い切るなら、点眼薬を家族で共用してよい」**とはなりません。共用による感染のおそれと、開封後の長期保存への注意は別の論点です。
  • **「薬はすべて冷蔵庫に入れるのがよい」**という理解は誤りです。錠剤などは、冷蔵庫内で保管すると湿気を帯びるおそれがあります。
  • 法律で容器への表示が必要なら、添付文書には書かれないと思い込まないようにします。dは、容器への表示と添付文書への記載の両方を述べています。

補足コラム

点眼薬の容器に表示されている使用期限は、未開封の状態での期限です。開封後は、容器の先端がまつげなどに触れて薬液が汚染される可能性もあるため、長期間経過した製品は使用を避けるべきとされています。

FAQ

Q. 点眼薬の先端がまつげに触れると、なぜ注意が必要ですか?
A. まつげなどに付いた雑菌が薬液に入り、薬液が汚染される原因となるためです。

関連キーワード: シロップ剤、冷蔵保管、容器への移し替え、点眼薬の共用、エアゾール製品、添付文書の保管及び取扱い上の注意
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