戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2023年 北海道・東北 問29


問題文

口腔咽喉薬及び含嗽薬に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

選択肢

1:トローチ剤やドロップ剤は、有効成分が口腔内や咽頭部に行き渡るよう、口中に含み、噛まずにゆっくり溶かすようにして使用されることが重要である。
2:噴射式の液剤では、軽く息を吐きながら噴射することが望ましい。
3:口腔咽喉薬・含嗽薬は、口腔内や咽頭における局所的な作用を目的としているので、全身的な影響は生じない。(正解)
4:ポビドンヨードが配合された含嗽薬では、その使用によって銀を含有する義歯等が変色することがある。

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口腔咽喉薬・含嗽薬の注意点【登録販売者解説】

正解の理由

口腔や咽頭への局所作用が目的でも、全身への影響が生じることがあります。
誤っている記述を選ぶ問題です。3は「全身的な影響は生じない」と断定しているため誤りです。記述1・2・4は正しい内容です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」II「口腔咽喉薬、うがい薬(含嗽薬)」です。

解法ステップ

  1. 「局所的な作用を目的」と「全身的な影響は生じない」を分けて考えます。目的が局所的であることだけでは、全身への影響がないとはいえません。
  2. 「生じない」という断定に注目します。口腔内にひどいただれがある場合などは、成分が血流中へ移行し、全身的な影響が生じやすくなるため、この記述が誤りと判断できます。
  3. 残る記述は、トローチ剤などの使い方、噴射式液剤の使用方法、ポビドンヨードによる義歯等の変色について確認します。

選択肢別の誤答解説

  • 1:正しい記述です。 トローチ剤やドロップ剤は、口腔や咽頭部に有効成分を行き渡らせるため、噛まずにゆっくり溶かして使用します。噛み砕いて飲み込むと、効果が期待できません。
  • 2:正しい記述です。 噴射式の液剤は、息を吸いながら噴射すると、成分が気管支や肺に入るおそれがあります。そのため、軽く息を吐きながら噴射することが望ましいとされています。
  • 3:誤っている記述です。 ×「全身的な影響は生じない」→ ○「全身的な影響が生じることがある」。口腔や咽頭への局所的な作用が目的でも、口腔内にひどいただれがあると、成分が血流中へ移行しやすくなり、全身的な影響が生じやすくなることがあります。
  • 4:正しい記述です。 ポビドンヨードが配合された含嗽薬は、銀を含有する歯科材料(義歯など)を変色させることがあります。

よくある誤解

  • 「局所に使う薬だから、全身への影響はない」と考えてしまう誤りです。「局所作用が目的」と「全身的な影響が生じない」は別の内容です。
  • 「生じない」のような強い断定を見落としやすいです。口腔内にひどいただれがある場合は、全身的な影響が生じやすくなる点が判断の手がかりです。
  • 噴射式液剤は、息を吸いながら使うと成分が気管支や肺に入るおそれがあります。「息を吐きながら」と覚えます。

補足コラム

含嗽薬(がんそうやく)は、口腔や咽頭の殺菌・消毒・洗浄などを目的とし、うがいに用いる外用液剤です。口腔や咽頭に局所的に使う薬でも、使用する部位の状態によっては全身への影響が起こりうる、という区別を押さえておきましょう。

FAQ

Q. ヨウ素系殺菌消毒成分では、変色以外にどのような副作用がありますか?
A. 口腔粘膜の荒れ、しみる感じ、灼熱感、吐き気、不快感などが現れることがあります。

関連キーワード: 口腔咽喉薬、含嗽薬、トローチ剤、噴射式液剤、ポビドンヨード、局所作用、全身的な影響
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