戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2023年 北海道・東北 問38


問題文

脂質異常症及び高コレステロール改善薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 医療機関で測定した低密度リポタンパク質(LDL)の検査値が140mg/dLであった場合、脂質異常症とされる。 b 大豆油不けん化物(ソイステロール)は、コレステロールと結合して代謝されやすいコレステロールエステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられる。 c パンテチンは、腸管におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされる。 d ビタミンEは、コレステロールからの過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされ、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害の緩和等を目的として用いられる。

選択肢

1:a:正、b:正、c:正、d:誤
2:a:正、b:誤、c:誤、d:正(正解)
3:a:誤、b:誤、c:正、d:正
4:a:誤、b:正、c:誤、d:誤
5:a:誤、b:誤、c:正、d:誤

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高コレステロール改善成分【登録販売者解説】

正解の理由

大豆油不けん化物は腸管での吸収を抑え、リノール酸・ポリエンホスファチジルコリンはコレステロールと結合します。
正しい組み合わせは選択肢2です。aは正、bは誤、cは誤、dは正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和5年4月一部改訂)」第3章「主な医薬品とその作用」の「高コレステロール改善薬」です。

解法ステップ

  1. aでは、LDLの基準値に「140mg/dL以上」とあるかを見ます。「140mg/dLであった場合」は基準に含まれます。
  2. bとcでは、成分名と働きの組み合わせを確認します。大豆油不けん化物は腸管での吸収を抑え、リノール酸・ポリエンホスファチジルコリンはコレステロールと結合します。
  3. dでは、ビタミンEの作用に「過酸化脂質の生成を抑える」「末梢血管の血行を促進する」が含まれるかを確認します。
  4. a・dが正、b・cが誤の組み合わせを選びます。

選択肢別の誤答解説

a

正しい記述です。 LDLが140mg/dL以上である状態は、脂質異常症の基準の一つです。「以上」には140mg/dLちょうども含まれます。

b

× 大豆油不けん化物(ソイステロール)→ リノール酸、ポリエンホスファチジルコリン
大豆油不けん化物は、腸管におけるコレステロールの吸収を抑える成分です。コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成するとされるのは、リノール酸やポリエンホスファチジルコリンです。成分名の取り違えに注意してください。

c

× パンテチン→ 大豆油不けん化物(ソイステロール)
腸管におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされるのは、大豆油不けん化物です。問題文は、その働きをパンテチンに結びつけているため誤りです。

d

正しい記述です。 ビタミンEは、コレステロールから過酸化脂質が生成されるのを抑えるほか、末梢血管の血行を促進するとされます。そのため、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害の緩和などに用いられます。

組み合わせの照合

  • 選択肢1は、a正・b正・c正・d誤です。b・c・dが正しい判定と異なります。
  • 選択肢3は、a誤・b誤・c正・d正です。a・cが正しい判定と異なります。
  • 選択肢4は、a誤・b正・c誤・d誤です。a・b・dが正しい判定と異なります。
  • 選択肢5は、a誤・b誤・c正・d誤です。a・c・dが正しい判定と異なります。

よくある誤解

  • 「コレステロールの吸収を抑える」という働きを、成分を問わず当てはめてしまう誤りです。この問題では、大豆油不けん化物に結びつけます。
  • 「コレステロールと結合する成分」と「腸管で吸収を抑える成分」を混同しやすいので、成分名と働きをセットで覚えましょう。
  • 「140mg/dL以上」を「140mg/dLを超える」と読み替えないようにしましょう。「以上」にはその値ちょうども含まれます。

補足コラム

LDLはコレステロールを肝臓から末梢組織へ運び、HDLは末梢組織から肝臓へ運びます。検査値の基準は、LDLが140mg/dL以上、HDLが40mg/dL未満、中性脂肪が150mg/dL以上のいずれかです。
高コレステロール改善薬の使用は、食事療法や運動療法を補助する位置づけです。ウエスト周囲径を減少させるなどの痩身効果を目的とする医薬品ではありません。

FAQ

Q. コレステロールエステルとは何ですか?
A. コレステロールと脂肪酸が結びついた形です。この問題では、リノール酸やポリエンホスファチジルコリンの働きとして整理します。
Q. LDLやHDLの数値は、どのような検査値ですか?
A. 医療機関で測定する血中脂質の検査値です。手引きでは、脂質異常症の基準としてLDL・HDL・中性脂肪の値が示されています。

関連キーワード: 高コレステロール改善薬、大豆油不けん化物、リノール酸、ポリエンホスファチジルコリン、パンテチン、ビタミンE、LDL、HDL
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