登録販売者 2023年 北海道・東北 問60
問題文
一般用検査薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 一般用検査薬の検体は、尿、糞便、鼻汁、唾液、涙液などである。
b 尿タンパクを検査する際の採尿は、激しい運動の直後を避ける必要がある。
c 尿糖検査が陽性であっても、高血糖を伴わない場合がある。
d 一般的な妊娠検査薬は、月経予定日の概ね1週間前の検査が推奨されている。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:正
2:a:正、b:正、c:正、d:誤(正解)
3:a:誤、b:誤、c:正、d:正
4:a:誤、b:正、c:誤、d:正
5:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
🔒 解説は解答すると表示されます
一般用検査薬の検体と検査時期【登録販売者解説】
正解の理由
一般用検査薬は、採血などを伴わない検体を使い、検査項目に応じた適切な採取時期を守って使用します。
2の組み合わせが正解です。a・b・cは正しく、dは誤りです。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」にある、一般用検査薬の検体、尿糖・尿タンパク検査、妊娠検査薬の検査時期が根拠です。
解法ステップ
- 検体の例として挙げられている「尿、糞便、鼻汁、唾液、涙液」が、採血や穿刺を伴わないものか確認します。
- 尿タンパク検査の採尿について、「早朝尿」と「激しい運動の直後を避ける」という条件に注目します。
- 尿糖検査は、高血糖以外の要因でも陽性になり得るかを確認します。
- 妊娠検査薬の時期は、「月経予定日の前」か「月経予定日が過ぎた後」かを見分けます。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
一般用検査薬の検体には、尿、糞便(ふんべん)、鼻汁、唾液、涙液などがあります。採血や穿刺(せんし)を伴わずに採取できる検体が対象です。 -
b 正しい
尿タンパク検査では、原則として早朝尿を検体とし、激しい運動の直後の採尿は避けます。運動の直後は検査結果に影響することがあるためです。 -
c 正しい
尿糖が陽性でも、高血糖を伴わない場合があります。手引きでは、腎性糖尿(じんせいとうにょう)などがその例として示されています。「尿糖陽性なら必ず高血糖」とは限りません。 -
d 誤り
×「月経予定日の概ね1週間前」→ ○「月経予定日が過ぎて概ね1週目以降」
一般的な妊娠検査薬は、月経予定日が過ぎてから概ね1週目以降の検査が推奨されています。「予定日の前」と「予定日を過ぎた後」の入れ替えに注意してください。
よくある誤解
-
「尿糖陽性=高血糖」と決めつける
尿糖陽性でも、高血糖を伴わない場合があります。「必ず」と断定する書き換えに注意しましょう。 -
「月経予定日の1週間前」と「予定日を過ぎて1週間後」を混同する
「前」と「過ぎてから」では検査時期が逆になります。日数だけでなく、基準となる日が前か後かを確かめます。 -
尿タンパク検査と尿糖検査の採尿条件を同じに考える
尿タンパク検査では早朝尿が原則です。尿糖検査では、食後1〜2時間など、検査薬の使用方法に従って採尿します。
補足コラム
尿糖・尿タンパク検査では、採尿のタイミング以外にも、容器の汚れや検査薬の扱いが結果に影響することがあります。検査結果だけで病気の有無や種類を判断することはできず、陽性の場合は医師の診断につなげます。
FAQ
尿糖検査では、いつ採尿するのがよいですか?
食後1〜2時間など、使用する検査薬の方法に従います。尿糖・尿タンパクの同時検査では、早朝尿を検体とする扱いがあります。
食後1〜2時間など、使用する検査薬の方法に従います。尿糖・尿タンパクの同時検査では、早朝尿を検体とする扱いがあります。
検査薬で陰性なら、妊娠していないと判断できますか?
早すぎる時期の検査では、妊娠していても尿中のhCGが検出感度に達せず、陰性となることがあります。検査結果だけで妊娠の成立を断定することはできません。
早すぎる時期の検査では、妊娠していても尿中のhCGが検出感度に達せず、陰性となることがあります。検査結果だけで妊娠の成立を断定することはできません。
関連キーワード: 一般用検査薬、尿糖検査、尿タンパク検査、早朝尿、腎性糖尿、妊娠検査薬、hCG

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
